【後編】どうしても布オムツを使わせたい義母。昔の育児を語られても……と悩む妊娠中のママ
子育て経験者の義母から、育児の仕方についてあれこれ言われているというママさん。今と昔では育児の仕方も違ってきているので、困惑してしまいますね。義母は上の子のときには布オムツを作ってくれたそうですが、それはすでに処分してしまい、もうありません。ママさんは現在2人目を妊娠中、以前義母がくれた布オムツを使うことができないし、布オムツを使いたくないという事実を義母に伝えるべきか悩んでいます。他にも育児に関して義母とは意見が合わないこともあるようです。義母たち世代が子育てに対してどう感じているのか、ママたちからも意見が出てきました。
「手間がかかる育児がいい育児」と考える義母たち世代
上の子のときに義母が縫ってくれた布オムツは、ママさんも全く使わなかったわけではないようです。
『上の子のときはせっかく縫ってくれたから……と、家にいるときだけ布オムツを使っていたんですが、オムツカバーはすぐにサイズアウトするから買い換えが必要だし、洗濯に水もたくさん使う。月齢が上がるとオシッコの量も増えて、必ずといっていいほど漏れる。結局生後半年くらいで完全に紙オムツだけにしちゃいました。お金も手間もかかったし、良いことがひとつもなかったように思うんですが、義母は手間がかかるほど良い育児と思っているのかもしれない』
布オムツを使ってもオムツカバーの買い替えや洗濯時の水道代などを考えると、経済的とは言えないようです。義母としては育児にかかった手間や時間が、子どもへの愛情の深さと思っているのかもしれません。だからこそ手間がかかる育児を「いい育児」と考えているのではないでしょうか。また他のママからも義母たち世代についてこんなコメントが寄せられました。
『何かわかる。うちの義母も70代だけれど、いろいろと言ってくる。今の親は我慢が足りないとか、怠慢だとかさ。今は便利な物が多いから、羨ましくてひがんでいるんだよ』
義母たち世代が育児をしていた時代には今ほど便利なグッズは揃っていなく、子育てに手間をかけていたのでしょう。自分のときにはこんな便利な物はなかったのに……というやっかみのような気持ちもあるのかもしれません。
義母にはどう対処していけばいいの?
『おばあちゃんのための育児教室にでも行かせたら?』
『母子手帳の祖父母版のようなものを作っている自治体もあるよ。今どきの育児を知ってもらうための手帳。そういうのを見せたら?』
祖父母が育児に参加することが多くなってきたこと、そして今と昔では育児の仕方も変わってきていることもあり、自治体によっては「祖父母手帳」を配布しているケースもあります。そういった手帳や書物などを参考にしてもらい、義母に今の育児事情を理解してもらう方法もありますね。
義母は自身の育児を誰にも認めてもらえなかったのかもしれない
義母からの育児論の押し付けは、ママさんにとっては歓迎できることではありません。でもちょっと見方を変えた意見もありました。
『義母さんが子育てをしていた当時、きっと誰からも認めてもらえなかったんじゃないかな。ちょっと可哀想』
今は旦那さんも育児に参加するようになりましたが、義母の時代は男性が育児をすることはほとんどなかったのではないでしょうか。そのため義母は1人で育児を頑張り、だからといって周囲の人たちからそれを褒められたり労われたりすることもなく、辛い思いをしたのかもしれません。その時の意地があって、育児に関していろいろと言いたくなってしまい、ママさんにも口出ししてしまうと考えることもできそうです。
義母の気持ちを受け止めつつも、便利な育児アイテムを使っていこう
ママさんは義母から育児についていろいろ言われてしまい、ちょっと迷惑に感じる部分もあるようです。昔と今では育児の考え方が変わり、便利なグッズもたくさんあります。例えばオムツにしても義母は布オムツがいいと考えていますが、ママさんは紙オムツのほうが便利だと思っています。ただ全て拒絶してしまうと、義母が自身がしてきた育児を否定されたように感じてしまい、深く傷ついてしまう可能性があります。そのため「当時はそうだったんですね」など義母の考えを一旦肯定してあげることも大切かもしれませんね。その上で便利なものは取り入れたいと伝えていくようにすれば、義母も納得してくれるのではないでしょうか。
文・こもも 編集・blackcat イラスト・ゆずぽん
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