言いにくい?でも子どもが怪我をしたときは保育園との連携が大事!
保育園や幼稚園では、ケガがつきもの。そうは思っていても、いざ先生とお話をするのは、ためらわれるものではないでしょうか? 私も最初はそうでした。しかし保育園に通う時間が長くなるにつれ、考えは変わってきました。
先生はいつも「すみません」と謝ってくださいますが、私は逆に「ありがとうございます」とお返ししています。それは先生が謝ってくれたからではなくて、いつも可能な限り、ケガをした状況や原因などを丁寧に説明してくださるからです。
ケガの状態の観察はもちろん大事ですが、私はケガをした経緯を知っておくことも合わせて必要だと思っています。状況が把握できていれば、軽度に見えるケガでも悪化して通院が必要になったときに医師へ説明がしやすいですし、家庭で同じケガをさせないよう注意することができるからです。有益な情報として、細かに報告してくれることをとてもありがたいと思ってお礼を言っています。
私もはじめは、特に青あざなどどこでついたかわからないようなケガについて、細かく聞くのは遠慮していました。なのでしばらくは連絡帳のやりとりで、ケガを発見した時間を記し「家庭でついたものかも知れませんが、もし何かご存知であれば教えてください」と、書いてお願いしていました。今では報告していただいた内容に疑問点があったり、後で症状が出てきたりするときは、質問をして情報共有をするように心がけています。
先生からは、もちろん都度、丁寧に回答をいただけました。リアルタイムにはケガを確認できなかったことは、可能性として考えられる事を当時見守りをしていた先生方からも確認を取って報告をしてくださいます。園によっては「キズのひとつやふたつは必ず毎日ついちゃうから覚悟してください」……なんて対応をされるらしいと聞いたことがありますが、真摯に対応してくれる先生に信頼感は更にUP。決してクレームではなく、「このキズ何かやらかしました~?」と雑談のように気軽に聞けるようになりました。
先生としても、保護者からの話を受けて、改めて状況を思い出すことで、リスク回避につながるからです。ケガだけではなく日々の保育にも、質問や要望を遠慮せずあげてくれるのは、保育園が成長するのに大切なことなのでありがたいのだとおっしゃっていました。私は、その話を聞いてさらに安心し、遠慮せずに様子を伺うことができるようになりました。私にしたら、かえって息子のやんちゃにつき合わせてすみませんと恐縮しきりです。
もちろん子どもがケガをしないで過ごしてくれる方が良いですが、なかなか難しいこと。しかし親と先生でしっかり情報を共有して後の教訓とできれば、けっしてマイナスなだけのものにはならないんじゃないかなと、先生と接して思えています。