自他ともに認める「天然」義母の正体【前編】
うちの義母は、「天然」だそうです。
今の旦那と結婚することになり、はじめて義両親と会うことになったときのこと。お店を予約して、義両親と食事会という形をとることにしました。私は胃腸が弱いため、「できれば和食がいい」をリクエスト。旦那は「おふくろとも相談して決めるね」と言っていました。
義母は本当に申し訳なさそうにしていたし、その姿を見て、むしろ可愛らしいとも感じた私。こんな天然で優しそうなお義母さんとならきっと仲良くやっていけるだろうと、思っていました。
夜、お風呂をいただこうと、お風呂場に行ってシャワーを出すと「冷た!」。冷たい水しか出ません。給湯器のスイッチを見るとOFFになっていました。旦那の家は台所に給湯器のスイッチがあるため、お風呂場からではONにすることができません。旦那や義母に声を掛けてみましたが、聞こえない模様。追い炊きをすることもできず、ぬるーいお風呂に入りました。
いつもの癖で、給湯器をOFFにしちゃったのかな?
しかも、お風呂から出て貸してもらったタオルを使おうとすると「めっちゃかび臭い……」。きっとお客様用のタオルをタンスから出したから、少し古くなっちゃってるのかな? と思い、そのまま使いました。
お風呂から出た後、「給湯器のスイッチが入っていなかったから冷たいお風呂だったよ」と旦那に言うと、旦那は「マジで? ごめんなー。ほんとおふくろはそそっかしいな~。まだ風呂に入る人がいるんだから、給湯器付けておいてよ」とのこと。
義母は「やだ! ゴメンなさい! 冷たかったわよね? 私ったらほんとドジ! 次からは気を付けるわね!」と言っていました。私は「いえいえ!」と言いつつ、「お義母さんって、本当に天然さんなんだなー」と思いました。