「子どもに風邪をひかせるなんてダメなママ」にびっくり!子どもがいない人にはわかってもらえない?
なにごとも「やってみてはじめてわかる」ところはありますが、子育てはその最たるものかもしれません。子どもが生まれてはじめて「子育てってこんなに大変だったんだ!」と気づいたママは、少なからずいそうです。
ということは、子どもを持たない人に子育ての大変さを理解してもらうのは……やはり難しいのでしょうか?
「子どもに風邪をひかせるなんてダメなママ」に、びっくり
ママスタコミュニティにあった投稿、タイトルは「子どものいない人に、わかってもらえないこと」。どうやら”子どものあるなし”による、考え方の違いを感じているようです。
『子どもが風邪をひいたら、「子どもに風邪をひかせないようにしないと!」と言われました。「次に会うときまでに、風邪を治してきてね!」だって。風邪をひかせたい親なんて、誰もいません。幼稚園に通って集団生活していたら、仕方ないことでもありますよね? 私の健康管理がちゃんとしていないせいだと、本気で思っているようです。咳が長引くタイプなのに、いつ完全に治るのかなんてわかりません(怒)』
状況ははっきり書かれていませんが、わざわざ会っているということは子どものいないお友達でしょうか。咳き込むお子さんを連れていっしょに出かけたのかな、などと想像できそうです。
『私も「昨日は元気だったのに、今日急に熱出るなんてことあるの?」って言われたことはある。子どもの発熱って、だいたいそんなもんだと思うんだけど』
『私は「仕事してないし、いつでも寝れていいね!」って言われた。子どもはまだ9ヶ月だし夜泣きあるし、「なんならあなたより眠れてないけど?」と思った。赤ちゃんはずっと寝てると思ってる人、多くない?』
『上の子が水ぼうそうにかかって、仕事を休んだ。1週間後に下の子が水ぼうそうになったら、「え? また?」って言われたな』
『「いつも家で何してるの?」って聞かれる。いや、育児に追われてますけど。ゆっくりできるとでも思ってんのかな?』
ママであれば、どれも当たり前にわかっていること。子どものいない人には、なかなか理解してもらえないようです。
子どもがいてもいなくても子育ての大変さを理解できない人はいる
ただ子育ての大変さをわかってくれないのは、どうやら「子どもがいない人」だけではないよう。
『お義母さんに似たようなことを言われ、責任を感じて悩んでいました。が、小児科の先生に「子どもが風邪をひくのは当たり前! そうやって強くなるもの」と教えてもらい、気がラクになりました。投稿者さんも教えてあげたら?』
『子どもがいても、わかってもらえないこともあるよ。私は今育休中なんだけど、父親から「おまえは毎日休みだもんな」って言われた。たしかに育児休暇中だから、仕事は休み扱いだけどね。さすが、子どもがいても育児をしたことのない世代は言うことが違う。ダンナもいっしょにあきれたわ』
『子どもがいない人とか、関係ないって。子育て経験者の姑世代とかだって、平気に言ってくるよ。たまたま、そういう人に言われただけでしょ?』
そうなんです。たとえ子どもがいなくても子育ての大変さを想像できる人もいるし、気持ちに寄り添ってくれる人もいる。「子どもがいるから」「子どもがいないから」だけが、理解し合えない理由ではないということです。
『子どもがいない人というより、単に非常識な人だと思う』
『ただ単に、その人が物知らずなだけでしょ』
こんな声も、ちらほらありました。
「子どもがいるから」「いないから」は簡単だけれど?ひとくくりに判断するのは違う
実際にその立場になってみないとわからないことは、たくさんある。それは仕方のないこととして、それを補うために必要なのは相手に対する思いやりや想像力ではないでしょうか?
『同じ子持ちの立場の人でも、わかりあえない人もいるからね。子どもがいない人だからと、ひとくくりにするのは違うと思うよ。独身でも子どもがいなくても、教育に関わって一生懸命頑張ってくれている先生もいるじゃない?』
『元気に遊んでたと思ったら、いきなり「寒い寒い」って高熱が出たり。子どもが小さいうちは、”あるある”だよね? でも私も独身のころは「娘が熱で……」ってしょっちゅう休む同僚を見ていて、「そんなに熱出す?」とか思ってたなー。弱い子は弱いよね。今ならよくわかるのに』
『これ、逆もあるかもしれないよ。自分では意識してないけど、お互いさまだったりする。子なしは子ありの生活がわからなくて当たり前。子ありは子なしだったころの生活を忘れがち。いちいちイラついて気分悪くなるなら、いったん距離を置くほうがお互いにとってよいんじゃない?』
投稿者さんは、きっとお友達(?)の想像力に欠ける言葉に傷ついたのでしょう。「子どもってこんなものだよ」と教えてあげてもよかったのかもしれません。それでもこちらの立場を理解しようとしてくれないのなら、ママたちも言うように”距離を置く選択”もありそう。
「子どもがいる人だから」「子どもがいない人だから」と決めつけるのは、簡単です。でも大事なのは、その人がちゃんと他人の気持ちに寄り添える人なのかどうかを、こちらが公平な目できちんと判断すること。失望する言葉をかけられたのであれば、相手の本質を見極めるためのチャンスだったと前向きにとらえるのは、どうでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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