ポテトは1本ずつ、かけ声に合わせて食べる!?食べ物の数にこだわる不思議なママ友の話
飲食店で出される、大皿料理。ぱっと見でひとりあたりいくつかすぐにわかるものは、その数で取り分けをするのが一般的でしょう。わからないものは目分量で「だいたいこれくらい、よりやや少なめ」に取る人も多いのでないでしょうか。
ただ、世の中にはなんでもすべてきっちり分けないと、気が済まない人もいるようです。あなたは、どっち派ですか?
ママ友の指示で毎回「いっせーの!」でポテトを口に運ぶ子どもたち
「人の食べ物の数を勝手に決める人」というタイトルのトピックが、ママスタコミュニティにあがりました。一瞬なんのことだろう? と思う人もいそうですが、内容はなんでもすべて平等に分けないと気が済まない、ママ友についての話題でした。
『そのママ友はお菓子を子どもたちに配るときは、数えながら手渡し。我が家に遊びに来たときにリンゴをカットして出したら、「ありがとう。ひとり3切れずつだね!」。母子数組でファミレスに行ったとき、メインとは別に子どもがみんなで食べるようにフライドポテトを頼んだんだけど、「不公平にならないように、毎回”いっせーの!”で食べるんだよ」と言って、ごていねいに毎回「いっせーの!」。「Aくんは、もっとゆっくりね」とか注意するから、私たちはびっくりを通り越して笑ってしまいました。恥ずかしいから、もう二度と遊びたくない!』
子どもたちがいっせいに、かけ声に合わせてポテトを食べる。そんなシーンを思い浮かべるだけでおかしくてたまらないママたちから、コメントが集まりました。
『そのフライドポテト、ほうっておいたらAくんが全部食べちゃうからでしょ?』
『ポテトを「いっせーの」でいっしょに食べるのは、笑った。そのママ友より、Aくんの食い意地のほうが気になる(笑)』
『私も内心「あっ、Aくんいっぱい食べてる」とは思いそうだけど、それを言葉にはしない(笑)。ましてやママ友の前なら』
『でもさ、そのポテトをAくんが明らかにほかの子より多く食べていたら、割り勘したくないでしょ? そのママ友のやり方なら、そういうモヤモヤは防げるよ! 』
ママたちの妄想はふくらみましたが、投稿者さんいわく「Aくんは食べるのが早いだけで、そんなにガツガツはしていなかったよ」。そのママ友がこだわりすぎなのかもしれません。
なにがなんでも、公平に!ママ友からにじみ出る執念
さらに投稿者さんによれば、以前にはこんな出来事もあったそうです。
『そのママ友と、Bくんママと3人でランチをしたとき。Bくんママがドリンクバー無料クーポンを1枚だけ持っていて「これ、使っちゃお!」って言ったから、「せっかくあるんだから使いなよ」と私。するとそのママ友は「じゃあさ、2杯分を3人で割ればいいのね」と言って計算し出した。面倒くさいことになったらイヤだなと思って、急いで自分が飲食したぶんを別会計で支払って、「宅配便が来るから、先に帰るね」ってバイバイしてきたよ。おかしくない?』
さっきまでおもしろがっていたママたちも、これにはさすがに引いてしまったよう……。
『ドリンク券を持ってきた人も払わないといけないとか、どんだけケチなの? いちいちイライラさせられそう。私なら、つきあいをやめるわ』
『最初の話だけなら「食べ物にがっつく親子に困った経験でもあるのかな?」くらいの感じだったけど。でもドリンク券……。これはないね。そんな謎の計算をされても困る(笑)』
『なんでも平等に、と思っているんだろうね。クーポンを持ってきたママがそれを言うならわかるけど。会うたびにそんな感じだったら、しんどいかも』
育った環境がそうさせたのかも?しかし何ごとも度が過ぎるとよくない
どんな場合にもいえそうなことですが、何ごとも度が過ぎるとよくないことになりそうです。そのママ友のバックボーンをあれこれ想像する人もいました。
『そのママ友、きょうだいが多かったんじゃない? 自分自身が毎日取り合いをして、育ってきたとか』
『育ってきた地域のせいもあるのかな? 私が生まれ育った地域は、どちらかといえば見栄を張る空気があったよ。おもてなし料理はドカンと余るほどの量を出したり。私も頭のどこかに「ケチケチする感じは恥ずかしい」という思いがある。だから逆にケチが正しいという雰囲気の地域で生まれ育ったダンナのそういうところを見ると、イラッとする』
『うちの義母も親戚の集まりで、スーパーの値引きシールが付いたままのものとか平気で出してくる。私はそういうときこそフンパツして豪華にもてなすものだと思っていたから、衝撃! そんな実家で育ったダンナ主催のBBQは、超ケチくさい』
世の中は、多様な価値観の人がいるからこそおもしろい。その一方で、あまりにズレている人とつきあうのはストレスがたまりそうですよね。
「食べ物の数にきびしいママ友」ということなので、気になるようなら飲食抜きのおつきあいをするのが無難かも。もしくは発想を逆転させて「こんなことにも、こだわるんだ!」と、そのママ友の言動を楽しむのもアリかもしれませんね。
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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