小学5年生の娘が、友だちの家で性的な動画を見ていた!ママはどう対処すればいい?
小学校高学年ともなると、性に対する関心が芽生え始めるという子どももいるでしょう。学習指導要領に基づく保健指導においては、小学4年生から段階を踏まえて身体の発育・発達について学ぶこととなっています。ちょうど男子と女子の発達の違いや、お互いの身体つきの変化などを自覚しはじめる頃かもしれませんね。
異性への関心が高まったり、性衝動が生じたりするのは、成長に伴うごく当たり前のこと。だからこそ親や学校は性に対する正しい知識を子どもたちに教えなくてはなりません。しかし今も昔も、性的なものに対する子どもたちの探究心は、ママたちの想像をはるかに超えてしまうことがあるようです。
『小5になる娘が、友だちの家で性的な動画を見たらしい』
性教育に関しては、まだこれからかなと思っていた投稿者さん。その矢先にお子さんから聞かされた話に衝撃を受けてしまい、どう対応していいのか困っているようです。
相手のママに話すべきかどうか
『今回のことは相手の家のママに伝えておくべきかな? それとも余計なお世話かな……』
投稿者さんのお家では、パソコンやタブレットなどを触るときは親の許可がいるため、インターネット上の動画などを勝手に子どもだけで見ることはできません。ですがお友だちの家は、ママもパパもフルタイムで働いていて、平日の昼間に家にいるのはおばあちゃんだけ。そのため子どもがインターネット動画を自由に見られる環境になっているようです。
今回の一件は「親が居ぬ間に」内緒でこっそり、という感じなのかもしれません。相手のママには伝えた方がいいのでしょうか?
相手の親に話すのはやりすぎでは?
『小5くらいなら伝えない。余計なお世話だね』
『伝えるって「あなたのお子さん性的な動画の鑑賞会してますよ」とかいうの? それがデリカシー無さすぎ』
突然のことで驚きを隠せなかった投稿者さんは、相手のお子さんのママにこのことを話すべきかどうかをママスタコミュニティにいるママたちに問いかけていました。しかしその点に関しては、言わない方がいいのではという意見が出ていました。わざわざ相手に伝えるのはやりすぎだと感じるそう。家庭によって方針も異なるデリケートな問題なので、よその家の親から言われると良い気はしないかもしれませんね。
相手の子にも後ろめたさがあるのかも……そっとしておいては
『女の子はおませだから高学年になるとそういうの興味あるよね。私の時代は見たらいけないのを見たという後ろめたさがあったけど、今の子はそういうのないのかな』
友だちの家ではテレビがインターネットにつながるため、投稿者さんの娘さんは「見せてあげる」と気軽な感じで誘われたようです。しかしテレビからだと閲覧履歴が残ってしまうので、見ていることが親にばれないよう、あらためてタブレットを持ち出して動画の鑑賞会を行うのだとか。なかなか手慣れたものですね。もしかしたら、閲覧履歴から過去に親にばれてしまった経験でもあるのでしょうか。お友だち自身にも「見てはいけないものを見ている」という後ろめたさがあるのかもしれませんね。
相手の親には伝えないが、お友だちとは距離を置くという声も
『あまりその友だちの家には行かせないように仕向けるかな』
『自由に動画を見られる環境の子って想像以上にいるから、うちの場合はわが家に呼んで遊ばせるようにしてる』
わが子に性的な動画を見せたくはないけれど、相手のご家庭のことに口を出すわけにはいかないとなると、どう対応したらいいのでしょう。ママたちの声の中には、相手のお子さんの家には行かせない、自分の家で遊ばせるなどの対策が挙げられていました。親の目が届かない所で何をしているか分からないという状況を回避したい時には、有効な案かもしれません。
一度は通る道? ママたちの経験談
『自分も小学生でこっそりバレないようにエッチな本読んでたなー。バレたらめっちゃ恥ずかしいから』
『5才離れた兄がいたから、私の下校後から兄の帰宅まで、兄の部屋に忍び込んで色んなもの見てたわ』
『私も年の離れた兄弟がいて隠してあるエッチな本見てた。あと姉の持ってるちょっとエッチな少女漫画とかも見てた』
今も昔も、性的なことに関心が出てくる時期ともなると、親に隠れて……ということは珍しくないのかもしれません。最近ではインターネット環境の普及もあり、スマホやタブレットなどで手軽に性的な動画や画像を探し出すことができます。本や雑誌をこっそりと隠し持っていた昔以上に簡単に閲覧できることから、子どもたちはより気軽に見てしまっているのかもしれません。
『性的な動画そのものより、インターネットの動画はどんなものがあるかわからないし、悪意があるものもあるから気をつけてってことは伝えてはおきたいな』
性的なものに関心を抱くのは成長に伴う自然なことなので、頭ごなしに「ダメ」と叱ってしまうのは避けたいところです。しかしママの声にもあるように、氾濫する性的な動画や画像の中には、大人でも見るに堪えないような内容のものも多く存在します。また様々なサイトにアクセスするうちに架空請求などのトラブルに遭うこともありますので、犯罪に巻き込まれる危険性については、きちんとお子さんに教えておかなければなりません。
慌てず騒がず落ち着いて。この機会に性教育を始めるのもあり
お友だちの家で性的な動画を見ていると娘から聞かされた投稿者さんは、相当驚いて焦ったことでしょう。自分の娘は初潮もまだだからと呑気に構えていたそうで、突然のことに頭が対処しきれなかったというのも仕方ありません。今回は娘さんの方からオープンに話してくれたのでママが知ることとなりましたが、実は知らないうちに見ていた……というご家庭も多いことでしょう。もしその事実が分かり慌ててしまっても、とりあえず落ち着いて冷静になることをおすすめします。そしてこの機会に思い切って性教育を始めてみてはいかがでしょう? オープンに話ができるチャンスを逃す手はありません。ぜひ正しい知識をお子さんに教えてあげてください。
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子
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