中学校入学のために必要なお金が高すぎ……入学準備で何にいくらかかるもの?
入園や入学などで、新年度から新しい生活が始まる子どもたちもいるでしょう。新生活に期待を膨らませてウキウキする子どもとは反対に、ママスタコミュニティにはちょっと憂鬱になっているママがいました。
『年度始め。制服も何もかも高すぎる。10万は飛ぶ』
投稿者のママによると、子どもの中学校入学にあたって10万円程度かかっているとのこと。制服や指定品の購入、その他にもさまざまなお金が必要となるそうで……10万円ぐらいかかるって普通なの!?
入学するときだけじゃないんです!中学入学後に必要となるお金
保育園や幼稚園の入園、小学校入学の際にもある程度のお金はかかったことでしょう。しかし中学入学時にかかる費用はそれと比べても高く、学校から提示された金額を見てびっくりすることもあるそうですよ。
『私も上の子が中学入る時に「うわ~、公立でもけっこうかかるんだな~」と思ったよ。想像できてなかったの。高校や大学にはお金かかると思って貯めてるけど、中学でもこんなかかるとは思ってなくて』
驚くほどかかると言いますが、一体何にそんなにお金がかかるのでしょうか?
『制服、ジャージ、上靴、通学用リュックで8万。袴レンタルやら卒業アルバムやらで卒業に関わるお金も含めたら10万超えた』
『公立でもそれくらいは軽くいくよね~。指定の上履き、体育館履きとか、ジャージとかもあるし』
『公立なのに指定ワイシャツだし、体育館履きも無駄に高いし。制服も行き帰りに着るだけで学校ではジャージだし、なんでこんなにかかるんだろう? って思う』
制服のほかに学校で身につけるものにかなりお金がかかるそう。
『夏前には水着販売もある』
『すぐ夏服購入だよ』
季節によって必要なものも追加購入する必要があるのですね。
『うちは通学用の自転車も必要だったし15万はかかった』
『うちは自転車入れて20万円くらいかかったかな』
『電車通学とかだとそれに定期代とかも入るからね』
通学に自転車を使うなら自転車代、電車・バス通学なら定期券代と、まとめて支払う必要のある交通費もばかになりません。
『入学したらすぐにアルトリコーダーの集金、デザインセットの集金、合宿の集金が来た。
工具セットは今年から買わなくて済んだから助かったよ』
『地域によるかもしれないけど、すぐにスキー教室(泊まりの移動教室)の振込もくるよ』
普段授業で使うグッズや、学校から授業の一環としていく移動教室の集金も、入学早々に集金されるそうですよ。そのほかにかなりの負担を強いるのが部活動のようです。
『更に部活のユニフォームや道具で結構かかるよ!!』
『この前中学の入学説明会で、各部活で年間どのくらいお金かかるのか書かれたプリントもらったけど、やっぱ運動系の部活はお金掛かるね。吹奏楽部も全国レベルらしいから目ん玉飛び出る金額だったけど』
『小学校の感覚で行くとビックリするよね。上のお子さんがいるママから「意外とかかるから」とか聞いていても、部活によっては想像を超えてたりするからね』
『5月には部活の道具やジャージでまた10万くらい、かかるよ』
『部活用品で更に5万くらいかかったよ』
『入る部活によるけど、部活にもお金かかるよ。運動部はユニフォームとか一式で4万ぐらいかかって、毎月の部費もあって、遠征したらその費用も。昼食代、夏のスポーツドリンク代、熱中症予防の飴とかいろいろかかってる。シューズなどは高いのに、半年もてばいいほう』
部活によっては学校のジャージとは別にユニフォームや靴、毎月の部費に練習ごとに必要となる飲料代、昼食代、遠征費用などなど……入学前から入学直後にかけてかなりのお金が飛んでいくようで覚悟が必要です。
中学なんて序の口!?その後の方がお金がかかる
中学校が公立であっても新年度にはかなりのお金が必要となってびっくり。でもそんな中学校と比べ物にならないほどかかるのが高校だそう。
『高いよね~。でも高校に比べたらまだまだよ。頑張って!!』
『高校からはもっともっとかかるよ』
一体どれぐらいかかるのでしょうか?
『うちは高校入学時に50万は支払った。入学金、受験料、設備費、授業料一学期分、制服、体操服、ロッカー代、教科書代などなど。次は修学旅行で30万ほど飛んで行く』
『中学で15万位かかったし、今年高校入学したけど60万は飛んだよー』
『高校以上は教科書代だけでもウゲッってなるよね。義務教育って本当に有難いわ』
『高校はもっとかかりますよ。制服、靴、体育館シューズ、運動シューズ、体操服、教科書、辞書、電子辞書、他にも色々いります』
制服や体操服など日々の学校生活に必要となるものを購入するのは中学校と変わらないかもしれません。しかし高校は義務教育ではないところが中学校との大きな違い。高校からは教科書代など授業に関わるものもすべて支払う必要があります。しかも公立高校でなく私立高校の場合はさらに高くつくようですよ……
『私立なんか行こうものなら、入学金だけで軽く10万越えちゃうよね』
『うちの近くの私立は入学金だけで20万だよ』
『私立だと入るまでに50万はかかるわよ!』
『私立高校の合格通知と57万の振込書が届いて、頼むから公立受かってくれと願ったわ』
『私立高校では3~5月までで100万消えたし……この先の大学はもっと恐ろしい。子沢山の家庭を尊敬するよ』
『中学準備で高いと思うなら、ぜひ貯金を頑張って! 高校からはその比じゃないよ』
入学するだけで必要となる額がすでに大金すぎて恐怖ですね……。
平均的な教育費はどのぐらいかかる?
学校によって必要な金額はまちまちですが、文部科学省の子供の学習費調査によると平均的な教育費として、公立中学校では年間47万9千円,私立中学校では年間132万7千円かかるとあります。年度始めに必要なお金ももちろんですが、年間となると相当な金額が必要となるので今から備えておきたいところですね。
子どもが成長するにつれてかかる教育費も増えていき、不安な気持ちも大きくなりそう……でも実際には経済的に困難な場合に使える就学援助制度もあります。学用品費や修学旅行費、学校給食費、クラブ活動費まで援助してくれるため、いざ困窮したときには助けになってくれます。利用を希望する場合の手続きはお住まいの自治体に確認してくださいね。
子どもが小さいときはお金の貯めどきなんて言葉を聞いたこともありますが、なかなか節約に本腰を入れることができなかった筆者も現実的な金額を聞いて焦っています。今後の子どもたちのために必要な金額を今から把握して、いざというときに慌てないように早いうちから備えておきたいですね。
文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子
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