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「受験生の親って大変?」ママパパの価値観の違いも悩みの種に

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受験生のいるご家庭は、受験に関するさまざまな悩みが生まれるもの。「我が家の受験はまだ先」という家庭でも、受験生が登場するニュースなどを目にすると「受験生の親って、大変そう」とふと思うことがあるのでは? といって何がそれほど大変なのかといえば……想像の域を出ないかもしれません。
先日発表されたのが、受験生の子どもを持つ親へのアンケート調査結果です。これを見れば”ちょっと遠いかもしれない未来”への、心がまえができるかもしれませんよ。

受験生の親、悩みのトップはやはり「子どもの成績の伸び悩み」

調査結果は「ロッテ『乳酸菌ショコラ』調べ」によるものです。行われたのは2019年1月12日(土)〜14日(月)という、大学入試センター試験直前の時期でした。

まず気になるのが、やはり「受験生の親は悩みが多いの?」という点です。2019年に受験を予定している子どもを持つ親400名を対象に、「子どもが受験生になってから、悩むことが増えましたか?」と尋ねています。

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「とても」「やや」を合計すると、そう「感じる」人が75.0%。男女別で見ると母親は78.0%、父親は72.0%でした。やはり悩みが増えるのかと感じる一方で、「まったく感じない(5.7%)」などそれ以外の回答も4人にひとり。よほど成績優秀な子どもを持つ家庭かもしれませんが、ママパパの性格的なものも大きいのかもしれません。

一番知りたいのが、「いったい何に悩むことになるの?」ということ。まだ子どもが小さい家庭では、「子どもの成績」くらいしか思いつかないのではないですか?

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子どもの受験に関する悩み、第1位はやはり「子どもの成績の伸び悩み(53.3%)」、第2位「志望校選び(49.9%)」、第3位「子どもの健康(49.3%)」という結果になりました。「成績」や「健康」についてはともかく、「志望校選び」も約半数います。「本人の意思を尊重したいが、その度合いに悩む」というわけですね。たしかに一番尊重したいのは本人の希望、とはいえ「その将来を考えると、その学校では不安」など人生経験を積んだ親ならではの考え方もあります。その折り合いをどうつけるかで、悩みが生じるのでしょう。

また、「夫婦関係」という回答も9.3%ありました。つまり「子の受験に対するパートナーの姿勢」に納得がいかないということ。たしかにママパパが同じ熱量で我が子の受験にのぞめるかといえば、ちょっと難しいのかもしれません。たとえば一方がずっと公立学校、一方が私立学校で学んできた場合などは価値観の違いがあらわになるきっかけとなりそうですよね。両親が足並みをそろえておかないと、子どもにも不安が伝わります。教育に対してパートナーがどんな価値観を持っているのか、まだ子どもが小さいうちからでも確かめておくのが賢明かも。

事前に並べた回答から選ぶ調査方式だったこともあり、「同じ受験生の子どもを持つママ友とのつきあい方(2.4%)」「同じ受験生の子どもを持つママ友からのマウンティング(0.3%)」などの項目もありました。ただ、かなりの少数という結果です。「親族からのプレッシャー(0.8%)」もそうですが、受験を実際に控えると周囲とのつきあいはあまり気にならないことがわかります。まわりの人よりも、目の前にいる子ども自身の状況が何より気がかりになるのですね。

子も親も大変な受験期。でも家族の絆を深めるチャンスにもなる!

受験生の子どもを持つことは、多かれ少なかれ何かしらの悩みを抱えることが多いよう。どんなふうに解消しているのでしょうか? 解消法についても尋ねています。

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もっとも多かったのが「パートナーに相談する(43.8%)」、僅差で「子どもと話し合う(42.8%)」が続きました。やはり目の前にいる相手と実際に話し合うことが、解決の一番の近道となるようです。
「外出して気分転換をする(11.0%)」や「習い事や趣味の時間をとった(4.3%)」という回答もありました。いくら考えても答えのないような悩みだって、たしかにありますよね。そんなときは気分転換がベストということです!

さて悩みの内容の第3位となったのが、「子どもの健康」でした。受験期間中に親が気をつけていることについても聞いています。

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第1位は「栄養バランスのとれた食事(39.0%)」、次いで「適切な睡眠(34.5%)」という結果になりました。なんともいっても受験シーズンは、風邪やインフルエンザの流行期と重なります。ふだん以上に健康管理に神経質になってしまうのも、よくわかりますね。

ちなみに子どもだけでなく「自分自身の健康についても気をつけている?」という問いには、「とても」と「まあまあ」を合わせると79.5%が「気をつけている」と回答。我が子にウイルスなどをうつさないようにという配慮はもちろんですが、親の元気なサポートがなければ子どもも不安になりがちです。受験当日に明るい笑顔で「いってらっしゃい」と送り出すためには、自身の健康も大きなポイントになるというわけですね。

いつも以上に健康管理に熱心になったり、成績や進学先のことで家族間の話し合いが増えるのが、受験前の家庭といえそうです。悩みが増える一方でコミュニケーションが活発になり、家族がひとつのチームと再確認できる大きなチャンスになるのかも。将来の”そのとき”に備えて、今から心の準備をしておくのも悪くなさそうですね。

「ロッテ「乳酸菌ショコラ」調べ」【調査概要】
・調査方法:インターネットアンケート
・調査実施機関:2019年1月12日(土)~14日(月)
・対象地域:全国
・対象者:2019年に受験をする子どもを持つ親400名(男性200名・女性200名)

文・鈴木麻子

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