華やかなランチタイムは幻想?世間の外食平均額はハウマッチ?
たまに会うママ友とのランチが、最大の息抜き。そんなママもいますよね。外食はお金がかかるものというイメージもありますが、はたして世の人は一度の外食にいくら支払っているのでしょうか? 2018年10月に発表された、外食にかける支出額に関するアンケート。SNSを見ていると誰もが華やかな外食ライフを送っているような印象があるかもしれませんが、結果は意外なもの。政府はことあるたびに「景気はよい」とアピールしていますが、多くの人のお財布のヒモは相変わらず固いままのようですよ。
たまの外食でも財布のヒモはゆるめず、しっかり節約!
街を歩けば、おしゃれなレストランやカフェはいっぱい。とはいえ予算にはかぎりがありますよね。友達とのランチ代の上限を「1,000円以内」などと決めているママもいそうです。
「マイボイスコム株式会社」が先日発表した「外食」に関するインターネット調査結果によれば、昼食を外食するときの1回あたりの支出額のボリュームゾーンは「800〜1,000円未満」。たしかにこんなものかもしれませんが、どんなお店でも気軽に入れる……というわけにはいかない金額感ですね。デザートと食後のドリンクをつけると予算オーバーにもなりそうな、ギリギリの金額です。さらには昼食代「800円未満」が4割強も! 「1,000円以上」は3割弱です。
グラフを見ると「800円以上」の比率は、過去の同調査と比べてほんの少し増加傾向にあるようです。それでも「800円未満」も4割以上います。みなさん節約されているのですね。お店選びもかなり慎重になりそうです。さらに「500円未満」も5.7%いるのですが、これってお持ち帰りではなく外食の話ですよね? ファーストフードや、麺類などをサッと食べて終わらせるビジネスマンなどが当てはまるのかも。
また昼食を外食する人のうち、その頻度は「月に数回くらい」がボリュームゾーン。「週1回以上」が3割弱、「月1回以上」が6割強だったそうなので、平均像は「月に一度、友達と800円くらいのランチを食べる」。ママたちの多くにも思い当たる姿ではないでしょうか?
当然ともいえますが、女性よりも男性のほうが外食頻度は高め、とくに男性10〜30代では「週1回以上」が4割だったそうです。
そしてこちらが、その夕食バージョンです。ボリュームゾーンは「1,000〜1,200円未満」。それに次ぐのは「2,000円〜3,000円未満」です。居酒屋などでおつまみを数品、ビールを2〜3杯でこれくらいかな? という金額ですね。
夕食を外食するのは、「休日の夜」が47.0%と最多。これ以外に「外出のついで」「平日の夜」「家族がそろう」が各3割ずつほどだったそう。女性の比率が多いのは「記念日やイベント、お祝いごとなど」だそうで、ここぞ! というシーンでなければ女性は夕食を家で食べることが多いようです。
なかなか予約さえ取れない人気レストランもありますし、世の人々は華やかな外食ライフを過ごしているのだなと思っていたママもいるのでは? でも、実際はみなさんかなり慎ましやかな印象ですよね。ちなみにアンケートに回答したのは1万人以上。実像にかなり近い数字といえそうです。
行きたいのは料理がおいしく、店員さんが親切なお店
ひんぱんには行けない外食だけに、どうしてもお店選びには慎重になりますよね。実際にどんなお店に出合ったとき「アタリ!」と感じるのでしょうか?
集まったコメントから抜粋してみましょう。
『駐車場が広くて停めやすい。オムツ替え台、キッズスペース、ベビーチェアなどベビー用品が揃っている。店員さんが笑顔で親切。当然だろうけど、お水がからっぽになる前に入れてくれること』(29歳・女性)
『値段がリーズナブルで、長居しても問題のない雰囲気』(19歳・男性)
『料理がおいしいこと。店員さんの接客態度がよく、居心地がよいこと』(31歳・女性)
『禁煙であることと、オムツ替えスペースがあること』(36歳・男性)
『隣の席とあまり近くなく、店員さんの対応が速いところ』(46歳・男性)
とくに子連れで行くとなると、オムツ替えスペースやキッズ用のイスがあるかどうか、などは気になるところ。さらにやさしい店員さんがそろうお店であれば、子どもを連れて行くときでも安心できます。ママたちの予算範囲内でそんな理想的なお店があれば、ぜひまわりのママ友たちと共有したいところですね!
調査機関:マイボイスコム株式会社
調査対象:「My Voice」のアンケートモニター
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
調査期間:2018年10月1日~5日
回答者数:10,521名
文・鈴木麻子 編集・しのむ