今どきの小中学生、スポーツの習い事は「水泳」「サッカー」「テニス」がTOP3
気候が安定し、身体を動かすのに適している秋は「スポーツの秋」とも言われます。運動会や体育祭が開催されることも多く、「スポーツの季節」に感化され「うちの子、何かスポーツの習い事でもはじめてみようかな」なんて思うママもいらっしゃるかもしれません。子どもの運動神経に関しては「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」なんていう言葉もあり、とくに小学生のうちにたくさん身体を動かすことが望ましいようです。
10月8日の体育の日に向けて、株式会社バンダイが「小中学生のスポーツに関する意識調査」を実施しました。小学1年生から中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる方)900人を対象に行ったこちらの調査結果、いま子どもたちに人気のスポーツや、パパママの懐事情が興味深いですよ!
「水泳」強し。男子は「野球」が昨年よりランクアップ
「体育の授業以外でスポーツをしているか」という質問に対し「している」という回答は、全体で60.6%(男子68.2%、女子52.9%)でした。約6割の子どもたちが体育以外で身体を動かす習い事をしているのですね。スポーツの内容については、なんと4年連続TOP3のランキングに変動はなく、総合1位「水泳」、2位「サッカー」、3位「テニス」と、3スポーツの根強い人気が伺えます。
とくに「水泳」は男子が2位、女子が1位と男女ともに高い人気を誇ります。ママスタコミュニティのママたちからも水泳を習わせて良かったという声がありました。
『私は水泳が大の苦手で夏の体育の授業は苦痛でしかなかったから、水泳させたい』
『運動音痴な息子も泳げるからスイミング好きみたい! 風邪も引かなくなって皆勤賞だよ!』
『溺れたら困るから習わせたよ』
『泳げないと損することはあるから泳げる方がいいわよ』
水泳の授業や水辺での遊びなどは下手をすれば命にかかわるところがあるため、自分を守るための意味も込めて習わせているというママが多かったです。自身が泳げなくて苦労した分、子どもにはぜひ……という想いもあるのだそう。陸上競技は苦手だけど、水泳は得意なんていう子も多いのではないでしょうか? プールでしか練習ができない水泳は、習っている子と習っていない子とで上達の差が出てしまいやすいのかもしれません。
男子では、3位以下を大きく引き離してサッカーが1位ですね。2018年はサッカーワールドカップもあり、サッカー人気に一役買ったのかもしれません。また2015年は7位だった「野球」が3位にランクインしました。サッカーに人気を取られていた、少年野球の巻き返しとなるか……注目ですね。
女子は2017年の3位から順位を1つあげて「ダンス(チアリーディング等含む)」が2位にランクインです。2012年に中学校で「ダンス」が必修となってから、すっかりスポーツとして定着しているようですね。
また親と子ともそれぞれにそのスポーツをしている理由(複数回答)について聞いたところ、「サッカー」、「野球」、「ダンス」では子どもの「そのスポーツが好きだから」という意向が強く表れます。特に「サッカー」においては約7割が「好きだから」やっており、逆に「水泳」に関しては「体力づくりのため」という親の意向が約7割表れていました。そのスポーツに応じて、取り組んでいる理由にも違いがみられるのが面白いですね。
子どものスポーツにかける年間平均額は?
スポーツをやるといっても、すべて無料で行えるわけではありません。月々の月謝も必要になりますし、地域のボランティアなどで指導料が安い場合でも、ユニフォームや靴、道具などを揃えなくてはなりません。そんな子どものスポーツにかける年間費用、親の懐事情はどうなっているのでしょうか?
スポーツにかける年間費用は平均金額51,478円だそうです。上記の円グラフを見てみると、一番多いのが1万円~5万円未満ですね。月額にすると5千円以下が多いのですね。14,7%の方が10万円以上もかけているということから、スポーツによってかかる金額が異なってくることが分かります。
行っているスポーツごとに平均額を見てみると「野球」が63,543円、「バスケットボール」が31,778円と、約3万以上の差が見られます。とくに屋外で行われるスポーツはユニフォームや靴、道具の劣化も早かったりする分、買い替えるサイクルも短いのかもしれません。
子どもたちが憧れる「好きなスポーツ選手」は?
子どもたちに聞いた「好きなスポーツ選手」では、現在ロサンゼルス・エンゼルスに所属している大谷翔平選手が初の総合1位に輝きました。日本球界初となる二刀流選手としてメジャーリーグで活躍するという実績もさることながら、グランド外での立ち居振る舞いもスポーツをやっている子どもたちの良いお手本になっているのでしょう。個人的には2018年で45歳を迎えるにもかかわらず、いまだに憧れる存在であり続けるイチロー選手の凄さを改めて感じた調査結果だったと思います。
また水泳の池江璃花子選手も初のTOP10入りを果たしました。アジア大会競泳で見せた、6冠の活躍ぶりが目に見える結果となったのではないでしょうか。女子のTOP5に入ったフィギュアスケートの本田真凛選手も含め、これからどんどん躍進していくであろう若い選手の活躍が楽しみですね。
もしかしたら、我が子もいつか……なんていう夢もみながら、これからも子どもたちの「やりたい」「頑張りたい」を応援していきたいですね。
文・渡辺多絵 編集・しらたまよ
【調査目的】 お子さまのスポーツへの関わり方について実態を探る
【調査地域】 全国
【対象者条件】 小学 1 年生~中学 3 年生の子どもを持つ親 ※子どもと一緒に回答できる方
【調査手法】 インターネット調査(協力:株式会社クロス・マーケティング)
【実査期間】 2018 年 8 月 17 日(金)~8 月 19 日(日)
【サンプル数】 900 人
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