小学生になった途端、息子が荒れてしまった!原因はまさかの登校班トラブル!?
未就学児のころの息子は真面目な子で、親の私は「小学校に上がっても大丈夫だろう」と思っていました。
ところが小学校に入学した途端、息子は私の目を疑うほど豹変。授業中のおふざけや、担任の先生への失礼な態度、周りの子へのちょっかいも多く、掃除も途中で勝手に帰ってしまったりと問題行動ばかりを取るように……学校からの電話、連絡帳でのやり取りも頻繁でした。
下の娘がまだ1歳で手のかかる時期だったこともあって私自身余裕がなく、息子に対しては「もう小学生なのだから」と思ってしまうことが多かったのです。
一体何が原因で何をどうすればよいのか、頭を悩ませる日々が続きました。
そんなある日のこと、学校から電話が……。
先生のお話によると、同じ登校班の2年生の子に入学当初から時々叩かれたり蹴られたりしていたようで、泣きながら学校に行くときもあったそうです。見かねた上級生が先生に話してくれたとのことでした。
私たちの住んでいる地域はご近所同士の親交が深く、安心しきっていたので盲点でした。
本人はさほど気にしていない様子でしたが、また同じ事を繰り返されるかもしれないと思い、翌朝、直接相手の子と話をしました。
相手の子もとても反省していたようで、その後トラブルが起きることはなく、親御さんからも何も言われることはありませんでした。同時に息子の問題行動もなくなりました。意外な所に荒れていた原因があったわけですが、親の私が、なかなか息子の苦しみをわかってあげられなかったことは、今でも後悔しています。
しかし普段あまり物を言えない性格ながら、行動に出ることができて本当によかったと思っています。親が「あなたをちゃんと守っているよ」という姿を見せたからこそ、息子のあの笑顔が見れたのですから。
文、イラスト・なかやまねこ