小学校低学年から英語を学ぶメリットはある?デメリットは?先輩ママのリアルな声
親ならば子どもに苦労はさせたくない、と考えることもあるでしょう。勉強でつまずくことがないように、人付き合いでイヤな思いをすることがないように……。社会に出るまでに親ができるあらゆるサポートをしたい! と考えるのがひとつの「親心」かもしれません。ママやパパ自身が成長するときに苦労したことについては特に我が子には苦労してほしくない、と思うこともあるでしょう。今回は「英語」がテーマです。小学校の低学年から英語を学ぶことについて先輩ママたちはどう考えているのでしょうか。
『国語と算数の勉強(塾)の時間を削って、低学年から英語教室に通うメリットって何ですか? 「英語に親しむ」以外に何かありますか?』
英語に慣れることができる、リスニング力がついた……メリットはあると感じるママたち
『うちの子は3歳から、私の仕事を通じて知り合ったネイティブの先生が開いている英会話教室に通っていて今、高校生です。生きた英語を学べたことでリスニング力もつき、中学に入ってからは英語という教科への壁を感じることなく、成績も中学高校と今のところトップ層に入っています』
一口に「英語を学ぶ」といっても勉強方法は多岐に渡りますね。英語に耳から慣れることができたというママ。きっとお子さんにはその勉強方法がマッチしていたのでしょう。
『一番のメリットは教科としての英語につまずかないことです』
インターネットに触れることが当たり前のようになった世代の子どもたちにとって、英語に触れる機会は小学校高学年を待たずともあることでしょう。小学校低学年のうちから英語に触れておくことで、「英語を勉強する」ことへのハードルは下がっていくのかもしれません。
『うちは、1歳から英会話教室に通わせたり家で海外の幼児番組を見せたりしていて、その甲斐あってか英語が好きな子にはなった』
幼いうちから英語に触れておくと、深く勉強できることが楽しくなることもあるのかも。
『幼稚園から英会話やって今5年生。リスニングはメチャクチャできる。初めて英検受けてみたらリスニングは常に満点だった。筆記は少し勉強したらすぐできたよ』
ママたちが低学年から英語を勉強する大きなメリットとして挙げていることのひとつが、「リスニング力」がつくこと。日本語でも子どもたちは文字を書くことができるようになるよりもおしゃべりをできるようになるほうが早いですよね。英語を勉強する順番としては間違っていないのかもしれません。
英語よりまずは国語、英語はあとから学べる……大きなメリットはないと感じるママたち
『メリットは大してない気がする。国語と算数できて英語だけできない子ってそういない。週1で1時間程度なら効果ないから、字幕で映画でも見せたりした方がいい』
1週間に1回、1時間だけの英語レッスンではあまり効果がないのでは? というコメント。レッスンで学んできたことを常々実践する場がないとなかなか身につかないのでは? という考え方にも一理ありますね。
『メリットないと思う。母国語の能力を超える事はないから、まず先に国語。英語は後からいくらでも学べるよ』
まずは母国語である日本語を勉強したほうがよい、というコメント。複数の言語を勉強するにあたっては、英語と日本語両方の言語において、年齢相応の言語能力が身につかない「ダブルリミテッド(セミリンガル)」になる可能性を指摘する専門家もいます。ダブルリミテッド(セミリンガル)になると、どちらの言葉を使っても両方の言語を使っても言いたいことが言い表せない、算数の文章題など教科学習が難しい、といった現象が起こり得るとのこと。もちろん、すべての子どもに起こるとは限りませんが、頭に入れておきたい現象です。
『英会話教室は、「家とか塾とかで既に覚えてきた英語を実際に使ってみる場」としてはすごくいいと思う。でも、英会話教室の時間だけで英語を覚えるのはちょっと難しそうだよね』
勉強した英語を「活用する場」が必要だと感じているママもいました。英語を習うようになったらママも時々自宅にいる間は英語で話しかけるようにするといいのかもしれません。「お風呂に入ろうか。Let’s take a bath!」「寝る時間だよ。It is time to sleep, honey」などと日常会話の中での簡単な英会話なら、親子で無理なくできるのではないでしょうか。
英語を教えている立場の人はこう考えている!
『英語を教えている側だけど子どもはかなり覚えるのが早い。けど、忘れるのも早いですよ。大人は覚えてしまえば長いです』
英語を教えている方からのコメントでは、子どもは覚えるのは早いけれど忘れるのも早いよ、というアドバイスがありました。小学校低学年から英語を学ばせるとき、途中で英語の勉強をやめてしまわないように、親が興味をつないであげる必要があるのかもしれませんね。
「英語を習わせている」だけで親が満足しないように
『今は親の自己満足だよね。途中で何度か本人に確認してほしい……。本当にやりたいのか? 英語は好きか? 本当は嫌だったって子もいるから』
『4歳~10歳まで習わせたけど、メリットなんてないよ。お金を計算したら泣けてくる』
英語を学ばせることは、親が良かれとおもって、という側面は否定できないのかもしれません。ただ、どのように興味を持たせるかも親の手腕にかかっているのではないでしょうか。嫌いにさせないように、続けたいと子どもが思ってくれるようにレッスンの内容を吟味して教室を選ぶことも親の大切な役割のひとつ。吟味したとしても、「かかった費用を計算して泣きたくなる」ことも出てくるかもしれませんが。
英語に限らず子どもが興味を持って学ぶことがポイント!楽しめるなら塾でも自宅でもOK
子どもは可能性のかたまりです。子ども自身が興味を持ったことへの集中力は大人の比ではないかもしれません。子ども自身が英語に興味をもって勉強することが、いわゆる「生きた英語」を身につけてもらうために最も重要なポイントではないでしょうか。子どもが英語に楽しんで触れることができるのなら勉強する場所は塾でも自宅でも関係ないのかもしれません。自分の子どもに合った学習時期や勉強法を、試行錯誤しながら見つけてあげてくださいね。
文・しのむ 編集・しらたまよ
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