汚れても洗えるからママも赤ちゃんも安心!お出かけ中もご機嫌で遊べる魅力がたっぷりつまっている「布絵本」 #ママの悩みに寄り添う絵本
ママたちの中には“赤ちゃんのうちから絵本に親しんでほしい”と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。絵本には魅力的な話やイラストが描かれていて、大人でも癒されることがありますよね。でも赤ちゃんのうちは絵本の意味がわからずに舐めたり噛んだりすることが心配で、絵本の購入を見送っているというママもいらっしゃるかもしれません。
そんなママたちのお悩みに寄り添ってくれる絵本があるのを知っていますか? 絵本というと紙製のものが一番に思い浮かびますが、ポリエステルや綿などの布地で作られている絵本があるのです。
もし赤ちゃんが口にしても洗える?布絵本がママたちの悩みや心配を解決
赤ちゃんが楽しめる絵本には、厚紙にフィルムが貼られた紙製のものがありますね。でも赤ちゃんが舐めたり噛んだりしているうちにフィルムがめくれてしまうこともあります。ママたちは紙の部分がボロボロになって汚れたり、赤ちゃんが紙を口にしてしまったりして大丈夫なのか気になってしまいますよね。
わが子が生後8ヶ月の頃、ボタンを押すと童謡が流れる音の絵本を購入した時のことです。音を鳴らして楽しむことができていたのですが、いつの間にか歌詞カードの紙の部分を噛んでボロボロにしてしまいました。ちょうど歯が生え始めた頃で、口の中がむずがゆかったのかもしれません。私はそのとき“布絵本だったら布地が濡れたり汚れたりしても洗えたし、紙を口にするようなことにはならなかったな”と思いました。
素材はポリエステルや綿などの布地が中心
布絵本に使われている素材にはポリエステルやパイル地、サテン地やフェルト地、綿などがあります。1冊を通して同じ素材で作られた布絵本もありますが、違う素材を組み合わせることで触感を楽しむことができるものもあります。
やわらかい素材だから赤ちゃんの手にも優しい
布でできた絵本は肌触りがソフトなので、手で触れたときの感触もやわらかです。中には触ると“カシャカシャ”音がしたり、“ピーピー”と笛のような音がしたりするものもあるので、赤ちゃんが触れながら音や触感も楽しむことができます。もし汚れてしまっても布製なので洗えるものが多く、ママたちにとっても嬉しいポイントではないでしょうか。また紙製の絵本と同じように内容を楽しみつつ、親子で布の感触を味わいながらコミュニケーションやスキンシップを図ることができるという魅力もありますよ。
お出かけにもぴったりなサイズ感がうれしい!わが子のご機嫌とりの必須アイテムだった布絵本
わが子も物がつかめるようになった頃、布絵本を購入しました。ポリエステルの素材で触ると“カシャカシャ”と音が鳴ったり、笛のような“ピーピー”という音が鳴ったりする手のひらサイズの10ページにも満たないものでした。お出かけのバッグにも取り付けられるようにループがついていて、マジックテープで止められるようになっていました。最初のうちは絵本として楽しむというよりも、おもちゃとして楽しんでいました。小児科の受診や車で出かけるときにはいつも持ち歩いて、ぐずったときにはすぐに取り出せるようにしていたのを思い出します。
私の母がキャラクターの人形がついた布絵本を、1歳の誕生日にプレゼントしてくれました。トイレや公園遊びなど子どもの実生活に関することを人形を使って疑似体験できる布絵本でした。トイレのページには便座のフタがついていたので上げてからお人形を座らせたり、あるページには洗面所にタオルがつるしてあったのでトイレ後の手洗いを話題にしたりすることも。公園のページではスモッグの着せ替え遊びができるようになっていて、初めてチャックの上げ下ろしに挑戦するなどわが子は夢中になって遊びました。布絵本の中で人形を自分に見立てて、生活に必要なことを学ばせることができましたよ。布絵本を使って子どもに教えることは、親子のコミュニケーションのきっかけにもなっていたと思います。
【オススメ年齢】0歳~
布地のやわらかさや触感の違いは、赤ちゃんでも親しみやすいと思います。絵本の読み聞かせを本格的にスタートする前から、おもちゃのように楽しんでみるのもいいかもしれません。
書店やおもちゃ屋さんで布絵本を見つけようと思っても、取り扱っている数が少ない場合があります。もしママに余裕があれば手作りのキットを購入したり、自治体の図書館などで開催されいている教室で手作りしたりするのもいいかもしれませんね。
文・藤まゆ花 編集・横内みか