「手作りの入園グッズ」にこだわった結果、裏目に出た話 #手抜き育児のススメ
春からの入園の準備に追われてらっしゃるママも多いのではないでしょうか?
私もその一人で、娘の入園説明会で入園グッズを色々と揃えなくてはならないと知り焦りました。
ただし私は裁縫が不得手なため、袋ものはサイズが合えば既製品でもいいかなぁとも考えていました。
手作りグッズはママの分身!?衝撃を受けた言葉
そんな心が変化したのは、支援センターでベテランの元保育士の先生から言われた一言がきっかけでした。
「ママの手作りグッズは『はじめてママから離れる娘さん』にとってママの分身となり、安心させてくれる存在よ」
その言葉が刺さった私は、娘のため一念発起し、入園グッズを手作りすることにしました。
まずは、娘にネットで生地の柄を見せながら好みを探り、キルティング生地とシーチング生地を1メートルずつ注文しました。届いた生地を娘に見せるととても気に入ってくれて、一安心しました。
ミシンは家にあったものの、五年も前に少し触った程度だったので、ホコリをかぶっている状態でした。そこで、最初にミシンに慣れるために雑巾類から作り始めました。タオルを折り畳んで縫うだけだし簡単だろうと高を括っていたのですが……。
雑巾類ですら、ネットで縫い方のコツを調べつつ、娘が寝てから作業したので、丸二日もかかりました。誰が使うかわからないものなのに、残念な仕上がりになってしまい、申し訳ない気持ちになりました。次から規定のサイズに合えば雑巾類は100均のものにしようと心に決めました。
種類が多すぎ!ミシンの「ジグザグ縫い」のハードルの高さ
さらに使用頻度の低そうなレインコート袋を作りました。その際につまづいたのが初めて挑戦した「ジグザグ縫い」です。
ミシンの「ジグザグ縫い」にも沢山の種類があります。
結局全てのジグザグ縫いを試したのですが、どれで縫ってもよれて波打ってしまいました。何が正解かもわからない状態でしたが、何とか完成しました。
実家の母に頼る作戦へ
……のですが、やはり何か間違ってる気がして納得できなかったため
実家の母(短大の被服科卒)に頼ることにしました。
夫に相談して1週間実家に戻ることに。
実家では母に娘を預け、昼間に作ろうと思っていたのですが……。
娘はトイレですら「ママどこに行ったの?」と探しに来たため、結局夜に娘が寝てから母にアドバイスを求めつつ作りました。
母のアドバイスにより私の「ジグザグ縫い」は結局間違っていることが判明しました。薄い生地はよれてしまうので、端縫い押さえ金というものを使うと良いと知ったのですが、手芸店に売っておらず、少し内側を縫う事で解決しました。
1週間で何とかレッスンバッグ、靴袋、コップ袋、着替え袋を作り上げ、帰宅してから娘にお披露目をしました。
結論:手作り入園グッズはママの分身には「ならなかった」
私の達成感とは裏腹に娘は入園グッズに全く興味を示さず、手に取る事も、感想もありませんでした。
単なる私の自己満足だったのだと痛感し、無理せず買えば良かったと後悔。
1週間実家に帰って、実家の父母は喜んでくれましたが、きっと慣れない育児に疲れたでしょうし、夫や義父にも迷惑をかけてしまい反省しております。
今は手芸店やネットで好きな生地を選んでサイズも指定したら手作り風のものを作ってもらえるサービスがあります。
材料代に加えて、加工代がかかるので、既製品を買ったり、自分で縫うよりは値段が高いと感じますが、ミシンを買うよりは安いです。早いもので約2週間で納品してもらえますが、入園シーズン前は注文が殺到して納期が遅れたり、注文を締め切ったりする事もあるみたいなので、早めに注文した方が良さそうです。
既製品でもアップリケを貼ったりして、ひと手間かければきっと子どもにとっても特別なものになるはずです。
ただでさえママは手のかかる年頃の子どもの世話で忙しいですよね。
裁縫が得意とは言いがたい方は便利なサービスを利用して楽してみるのもおすすめです。