香りが飛び出す「おはなえほん」なら親子のコミュニケーション不足を解消できるかも
絵本を開くと、フローラルな香りが飛び出す「おはなえほん」のことを知っていますか? 制作したのは、衣料用洗剤「フレグランスニュービーズ」を展開する花王株式会社。スマホ育児が社会問題化するなど、親子のコミュニケーション不足が指摘されているなか、香りによって親子のコミュニケーションに変化が生まれることに注目し「おはなえほん」を制作したそうです。いったいどのような絵本なのでしょうか?
フローラルな香りで絵本の読み聞かせの時間が変わる
絵本作家のたちもと みちこさんによる絵本のストーリーに合わせて、絵本の中にあるボタンを押すとフローラルなどの香りがふわっと漂います。「今、いい香りがした!」と子どももママもニッコリ。自然と親子の会話も弾みそうですね。
絵本の読み聞かせを日本全国に広める活動を進めている「JAPAN 絵本よみきかせ協会」によると、読み聞かせをするだけで“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。5分間読み聞かせをすると、アロマテラピーと同じ効果があることが分かりました。
さらにニオイに関する脳研究のエキスパート、杏林大学名誉教授 古賀良彦先生によると、フローラルの香りによって社会脳といわれる前頭前野の部分が活性化されるとのこと。いつもの読み聞かせよりも、親子のコミュニケーションが育まれるということが明らかにされました。
「おはなえほん」が全国の図書館で貸し出しを開始
「おはなえほんを手にとって、物語とともにフローラルな香りで癒されたい」というママ、大阪府立中央図書館や森の図書室(東京)など、 全国の図書館に「おはなえほん」が寄贈される予定なので借りてみては? 2017年11 月上旬より順次貸し出しを開始します。また花王「おはなえほん」特設ページでは、抽選で総勢300名に「おはなえほん」が当たるキャンペーンを実施しています。
子どもと一緒に「おはなえほん」を開いて、親子のコミュニケーション不足を解消したいですね。