<やらない人>雑用係はきっぱりNG宣言!「優しければ優しいほど損をする」私の信念【第1話まんが】
私はアイ(28)。高校を卒業して地元で就職、22歳のときに夫と結婚して実家を出ました。現在は入社10年目。私が勤める職場は地方企業のさらに僻地にある事業所で、古くからいる人たちの昔ながらの価値観が残っています。地元採用の女性社員なんてお給料も安いし、たいして期待もされていません。私は日々を平穏に過ごせればそれでいいです。やる気を出して面倒ごとに巻き込まれるなんてごめんだし、ひたすら最低限の仕事だけをこなしてきました。

入社して何年か経つと、私にも「次のリーダーはアイさんにお願いしたいんですけど……」と声がかかるようになりました。けれどただ仕事が増えるだけだし、やるメリットは感じません。理由をつけてのらりくらりと断りつづけてきました。
お給料が上がるわけでもないのに、なぜリーダーなんて面倒な係をやらなきゃいけないんでしょう。私は忙しいし、気持ちに余裕がある人がやればいいです。そんなこんなで数日後。リーダーを引き受けてくれる人は無事に見つかったようで……。
次のリーダーはミサキさんに決まりました。きっと頼み込まれて押し付けられたんでしょう。別の県から異動してきたばかりでこの辺りの事情が分からないはずだし、苦労するのは目に見えています。ミサキさんも内心では面倒だなと思っているかもしれません。でもハッキリ拒否しない方が悪いんです。
世の中、優しければ優しいほど損をするようにできています。ちょっと親切心を出して「私がやりますよ」なんて言った日には最後。次も、その次も……。他人からあてにされ、当たり前のように労力を提供させられつづけるのです。私はそんな人生なんて送りたくないと思っています。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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