<受験よりダンス!?>娘の本音「お母さんには話せない…」もっと寄り添うべきだった?【後編まんが】
前回からの続き。私はエリコ。夫ケンゴと、ダンスに夢中の娘ミユとの3人暮らしです。娘はずっとダンス一筋の生活をしてきて、将来も「ダンスで生きる」と言っています。しかし娘ももう中3。高校受験を控えているのでいいかげん勉強のことも考えてほしいです。そんなある日、担任の先生から「進路の用紙が白紙で提出されている」と言われました。娘は勉強どころか受験すら放棄するつもりなのでしょうか? 私は担任の先生に面談の時間をとってもらいました。

娘は担任の先生には気持ちを打ち明けていたようです。「仲間にはプロへの道が見えている子もいるし、高校受験を見据えて塾に行きはじめた子もいる。自分だけ何も見えていない」と……。先生から娘の本音を聞かされ、私はショックでした。
私が否定してしまうから、逆に追い詰めていたのかもしれません。娘を叱りつけて勉強の大切さを説く前に、じっくり気持ちを聞いてあげるべきだったのかもしれません……。私は家に帰って、あらためて娘に向き合いました。
私がじっくり耳を傾けると、娘は少しずつ自分の気持ちを話しはじめました。高校に行くつもりはあること、ダンスは続けたいこと、仲間がスカウトされて焦ってしまったこと……。娘は私に話すことで、バラバラな気持ちを少しずつ整理しているようにも思えました。娘が悩みを抱えていたことすら気付けなかった私は、親として反省しなければと思っています。
娘が言う「ダンスに生きる」は、ただの現実逃避にすぎないのかもしれません。けれど私は、好きなことのためなら頑張れる子だというのも知っています。親子でさまざまな角度から話し合い、娘がどんな道を歩んでいくのがいいのか一緒に探していこうと思います。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子