「一番星ってどの星のこと?」と聞かれて気づいた新たな発見
近所に銭湯があります。銭湯はなぜか歩いて行って、歩いて帰ってきたいような気がして、少し長い距離を歩きます。
その日は三年生の娘と二人で銭湯に行きました。銭湯の帰り道、お祭りの時と銭湯の時だけは食べ歩きをOKにしているので、アイスキャンディーを食べながらいろんな話をします。
銭湯の帰り道
その日は、ちょうど夕暮れから夜になりかかる時間でした。
娘「ママー、星だ!あれが一番星かなあ?」
私「そうかもね!」
娘「でも、あっちにも、こっちにも、あるね!」
私「そうだね」
娘「一番星っていうけど、最初に出てくる星ってあるの?星は順番に出てくるの?」
私「……そう言われてみると、星は昼間もずっとそこにあって、空が暗くなったら見えてくるわけだから、一度に何十個何百個でてきても不思議じゃないよね。一番星ってどれのことなんだろう?」
娘「一番明るい星?」
私「あ、そうか。徐々に空が暗くなっていくわけだから、一番明るい星から見え始めるってことね」
このときの話はこれで終わりましたが気になったので家に帰ってから調べてみました。
ズバリ、一番星とは
手持ちの辞書によると
『夕空に最初に輝きだす星』
とあります。学術的な用語ではないようです。
人には大きくて明るい星の方が見つけやすい→最初に輝くと認識する、ということのようです。「一番星は金星が多い、二番星は木星が多い」というのがよくある解釈なのですが、金星は夕方に見えるとは限らないので、一番星=金星とは言いきれません。
またビルの影や雲に隠れるなどいろいろありますから、結論としては「自分が一番最初に見つけた星が一番星」でいいのかもしれませんね。
子どもと歩く時間は、大事だ
もうひとつ。
子どもと歩く時間はいくつになっても大切ですね。娘が昔通っていた幼稚園の先生が、「自転車通園もOKですが、なるべくお子さんと手をつないで歩いて登園・降園してください」とおっしゃっていた意味が、わかりました。
よかったら皆さんも、ぜひ。
文・yuki イラスト・Ponko