<いざというときの裏技>外出先でトゲ抜きがない!緊急時の対処方法(トゲに毒がない場合)
子どもと一緒に緑地公園やアスレチックなどで、思いきり体を使って遊ぶ休日は、家族の大切な時間ではないでしょうか。キャンプを楽しむ家庭もあるかもしれませんね。しかし普段なら使わないような木材や麻ロープに触れたとき、トゲが刺さってなかなか抜けず困ったことはありませんか? 家ならば救急箱にトゲ抜きやピンセットを常備しているでしょうが、外出先までは持っていかない場合が多いのでは。そんな困ったときの応急処置に役立つ、ある身近なものが警視庁のX(旧Twitter)で紹介されています。
テレホンカードにトゲ抜きの代わりが務まる?
紹介されているのは、テレホンカードを親指と人差し指で挟むように持って、トゲをつまみ取る方法。「トゲの種類や刺さっている深さなどによっては難しいかもしれません」とお断りをしているものの、試してみる価値はありそうです。実際にテレホンカードを真似して持ってみました。
テレホンカードは柔らかいので、ピンセットのように先端をきちっと合わせて持つことが可能です。ただしカーブした部分に力をかけすぎると、折れ筋ができてしまい磁気コーティングに傷がつくかもしれません。その点は注意して持ったほうが良さそうです。
実際に指にトゲが刺さる……シチュエーションがなかったので、トゲのようなものをつまめるか試してみました。指に置いたミシン糸は、つまんで引っ張ることができました。また床やカーペットに落ちている糸屑や髪の毛もつまみ取れましたし、毛足の長いカーペットに絡まった糸屑をつまんで引っ張ることもできました。なるほど! テレホンカードはトゲ抜きの代用品になりそうです。
応急処置の便利グッズとして
テレホンカードの素材は、ペットボトルなどでお馴染みのポリエチレンテレフタレート(PET材)。厚さは0.25mm程度なので、かなりしなやかに曲がります。テレホンカードの他にQUOカードや、病院の診察券、会員カードなどにも同じ仕様のものがあります。外出先でもしものときの応急処置には、お財布やカードケースからPET材のカードを探して使ってみてはいかがでしょうか。
ただしトゲがなかなか取れない場合や、刺さったものが蜂や蛾など毒性のある針だった場合は、病院に行って診てもらってください。あくまでテレホンカードは応急処置の便利グッズとして利用してくださいね。