<図々しい値切り!>念願のネイルサロンを開業!ママ友は特別価格で大繁盛のはずが?【第1話まんが】
私はカオル。年長の娘が1人います。私の趣味はネイルで、学生の頃からずっとハマっています。そして趣味が高じて、自宅でネイルサロンを開くまでになりました。ときどき幼稚園のママ友たちも来てくれて、いろいろな情報交換をしながら楽しんで仕事をさせてもらっています。お客さんがネイルを見て、「素敵!」と満足そうにしてくれるときが私の幸せな瞬間。これからもずっとこのお仕事を続けていきたいと思っています。
1日に3組のお客さんが来てくれたら御の字という小さなネイルサロンです。しかし私にとっては大切な場所。いつでもお客さんに真心をこめて施術しています。
今日来てくれたのは娘の幼稚園のママ友です。始めたばかりのときは、お店の宣伝を全然していなかったこともあり、お客さんもほとんどいませんでした。しかし娘が幼稚園に入ってからは、ママ友たちが誘い合って来てくれるようになったのでした。きっかけは娘のお迎えでママ友たちと話しているときのことでした。
こんな感じで、私のネイルサロンの話は少しずつ幼稚園のママたちのあいだに浸透していきました。同じ幼稚園のママたちには少しだけ料金を値引きしてあげていることもあり、最近ではお客さんが増え、大繁盛で私も嬉しい限りです。
私はカレンダーアプリを見ながら予定を確認しました。そして少し先の予定を見て、指がふと止まりました。そこには「アヤナ」さんの名前が書かれていました。
私はひとりでため息をつきました。子ども同士が同じクラスのアヤナさん。以前来てくれたときに、「せっかく来てあげたんだからお友だち価格にしてほしいな」と値切られたのです。私としては「来てあげた」という表現にちょっとムッとしましたし、もともと幼稚園のママ友価格でリーズナブルな値段で施術をしています。
私はアヤナさんに「これ以上お値段を下げることはできないの。もともと幼稚園のママ友は少しお値引きさせてもらっているから、ごめんね」とやんわりお断り。アヤナさんはそのまま、帰りまでムスッとした様子だったのです。
幼稚園から突然の電話がきて、動揺してしまった私。おそらく先生の話し方からすると、良いことではないのでしょう。私は告げ口されて困るようなことはしていないつもりですが、それでも何か言われるかもしれないと思うとソワソワしてしまいます。「トラブルに発展しないといいんだけど」と思いながら、私は娘をお迎えに行くことにしました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか