<バリキャリは嫌われる?>姉として動揺「弟夫婦が羨ましかったのかも……」【第5話:義姉の気持ち】
前回からの続き。私(ユナ)は、小1の娘の母で専業主婦です。きょうだいは、1つ下の妹(サナ)と3つ下の弟(アキラ)がいます。妹には年長の息子、弟には年中の息子がいて、2人ともうちの近くに住んでいます。週末にはきょうだいとその子どもたちで遊ぶことも多く、日頃から付き合いがあります。しかし3家族で遊ぶときにアキラの奥さん(義妹サチノ)はほとんど来ません。仕事を優先して親戚付き合いをないがしろにするなんて、信じられません。
弟はウェブデザイナーで、稼ぎがゼロじゃないのはわかっています。でもいわゆるバリキャリの義妹に稼いでもらっている状況です。弟はずっと家にいて、家事も育児もやらされていて不憫だなと思います。うちの子と妹の子、弟の子どもをよく遊ばせるのですが、義妹は仕事を理由に来ないことが多く、企画さえしようとしません。
しかし主催した義妹自身は、直前になって出張を理由に来ないというのです。あまりの身勝手さに、憤りを感じます。
結局、私たち親子と、妹親子と弟親子といういつものメンツで遊んできました。今回こそは義妹にひとこと言ってやらないと気がすみません。そこで1つ下の妹(サナ)に連絡をします。
そして次の週末、義妹に連絡して直接話をすることになりました。弟がついてきたのは予想外でしたが……。
すると、いつもは何をいってもしおらしく聞いている義妹が、「家のことは役割分担しているから」と意外にも言い返してきました。さらに弟も見たことがないほど、私たちに激怒したのです。
妹の前ではキレたものの、あんなに怒った弟を見たのは初めてだったため、少し動揺しました。「姉としてできることは?」と自問するうち、弟から私と妹あてに長文LINEが来ます。
弟からのメッセージを読んで、いろんなことがショックでしばらく呆然としてしまいました。認めたくないけれど、自身がおかれた状況への不満を、弟夫婦を非難して晴らしていたというのでしょうか。その後も弟からのメッセージが頭から離れません。
こんなにショックがつづいているのは、弟に言われた内容が当たっているからでしょうか。私は弟を心配をしているという大義名分のもと、弟夫婦よりも優位に立とうとしていたのかもしれません。自分のやりたいことを突き進める義妹、先進的だけどまだまだ社会的に抵抗もあるであろう専業主夫を飄々とやってのける弟。自分たちの考えを信じて人生を歩んでいる2人への嫉妬が、私の過干渉を生んだように思います。いま一度、自分の考え方を見直してみようと思いました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・塚田萌