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<毒親のせいで……?>夢叶えた友人に気づかされる「行動を起こさなかったのは自分」【第4話まんが】

前回からの続き。これは最近の話です。私は30代のマリカ。夫と3歳の息子との3人暮らしです。最近職場では海外との仕事が多くなり、語学堪能な同僚たちに助けてもらうばかりで肩身の狭い思いをしています。そんなとき高校の同窓会で再会した友人サキから「今度ニューヨークに赴任する」と聞かされます。私だって両親に留学を反対されていなければ……。そんな思いが募ってイライラをおさえられなくなった私は、つい「毒親に夢を潰された」と両親を責めてしまったのでした。
同窓会の翌週、私は駅前のカフェでサキと会いました。サキの華々しい活躍を考えると、自分のことがよけいにみじめになってしまいます。だから誘いを受けて少し迷ったのですが、これを逃すとサキとはしばらく会えなくなると思ったのです。
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「私も留学したかったなあ。でも親に反対されたんだ、当時うちの母が入院してて。私、留学を許してもらえなかったショックをまだ引きずっているみたい」
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「サキはいいなー、留学させてもらえて」私がうらやましそうにすると、サキからは思ってもみなかった言葉が返ってきました。「……私も、親には反対されたよ?」「えっ?」
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「だから私、バイトしまくってお金貯めて、大学には休学届出してアメリカに行ったの。親は一銭も出してないよ?」サキはいたずらっぽく笑います。

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私は自分の大学時代を思い出していました。決して不真面目な学生ではなかったものの、サキのような熱量を持って自分の夢を叶えようとしていたでしょうか。親から「留学は無理」と言われたとき、「仕方ない」とあきらめたのは自分です。なんだか猛烈に恥ずかしくなりました。
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「私も英語できるようになりたいけど、もう無理かな……」「えー、どうして? そんなことないでしょ!」「だって私、子ども小さいし……」
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サキは私を励ますように力強く言います。「今はオンライン英会話もあるし、英語学習用のアプリだってあるでしょ? やる気さえあればいつでも始められるよ。私も帰国したあと英語を忘れないように、オンラインで現地の人としゃべるとかいろいろ工夫してたよ!」

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サキの言葉にハッとしました。両親のせいにしたりして、私自身は何も行動を起こしていなかった。私はいつの間にか「やらない理由」ばかり探していたのです。
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夢を叶えたサキと話してみて、甘えていた自分に気付きました。「親が留学させてくれなかった!」と被害者ぶっていましたが、結局行動を起こさなかったのは私自身です。それなのに親に対して「毒親」なんてひどい言葉を言ってしまった……。今となっては後悔、そして恥ずかしい思いでいっぱいです。子どもから「毒親」と呼ばれて、両親はどんな気持ちだったのでしょうか……。「親不孝な娘でごめんなさい」と謝りたいです。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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