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<毒親との距離感>里帰り拒否!「お金くれるなら行ってあげる」産後娘を気遣わない母【第2話まんが】

前回からの続き。私はユウコ。現在2人目を妊娠中の35歳です。そろそろ臨月なのですが、両親に出産報告をすべきかどうかを悩んでいます。私の両親は、いわゆる毒親……というのでしょうか。父と母、そして5歳上の兄とは疎遠になっています。夫のショウタと結婚したときも冷たい言葉をかけられましたが、それでも親に期待することはやめられず、第一子出産の際も傷つく経験をしたことがあります。

3年前、初めての子ども(マサミ)を授かったとき、誰かの助けがほしいという気持ちから、実母へ頼むことを思いついてしまったのです。
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「里帰りをきっかけに、母と和解できるかも……」という淡い期待を胸に安定期をすぎたころ、思い切って母に相談してみました。しかし……。

はじめはやはり「里帰りなんてムリよ」と言われてしまったので諦めようとすると、母からある提案をされました。
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「あんたの家になら行ってあげてもいいわよ。そのかわりホテルに泊まるから。お金は出してね」里帰りは断られましたが、なんと母が私の家に手伝いにきてくれるというのです。ホテルに泊まる費用は私がもつことになりましたが、なんだか母と歩み寄れたような気がしてとても嬉しかったのです。夫も「本当は両親と仲良くしたい」という私の気持ちを知っています。「夜は僕がいるし、いいんじゃないかな? 孫を喜んでくれてるみたいでよかったね」と、今回の一件を自分のことのように喜んでくれました。
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ところが出産後は、私の思い描いていた生活とはまるでちがうものでした。母は家にいてくつろぐだけで、家事はおろか孫を抱いてくれようともしません。

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そのうえ、私の作ったご飯を食べてはケチをつけてきます。そして何も手伝ってもくれないまま夕方になると私が宿泊費を出すホテルに帰っていくのです。

「遅くなってごめん! あれ、お義母さんは? 帰ったの!? そっか……。じゃあ僕が沐浴するね!」と忙しいのに慌てて帰ってきてくれるショウタに気まで遣わせてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

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「せっかく来てあげたのに、本当自分勝手なんだから」と母は自分の行動に悪びれる様子もなく帰っていきました。私は、父がそばにいなければ母も優しくしてくれるのだと期待していたのだと思います。「私が大変なときでも、この人は何もしてくれないんだ……」出産おめでとうも、お疲れさまの言葉も、何一つありませんでした。孫を可愛がるわけでもなく、世話するわけでもないのに、どうして母は来たのか理解できませんでした。

産後2週間後からは、1人で昼間を過ごすことになりました。夫が手伝ってくれるといっても、仕事があるので全部頼るのは無理なことです。そんなとき助けてくれたのは、義母でした。

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「困っているなら力になりたくて、ショウタからも頼まれてるから、気にしないでね」と義母の優しさに感動しました。それから義母が定期的にきて、身の回りの世話や家事をしてくれました。心身ともにボロボロだった私には、ありがたくて仕方がありません。
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「かわいい、かわいい!」といって娘のマサミを抱いてくれている義母をみていたとき、ふいに涙があふれてきました。そんなほかの人には当たり前のように思える光景が、私にとっては尊いものすぎたのです。娘をかわいがってくれる義母の姿が、嬉しくて。頬をつたう涙が止まりませんでした。
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出産直後の経験を経て、私は親に期待するのをやめました。たまにくる母親からの電話もメールも、私は無視するようになっていました。お金の無心だったり、愚痴を聞いてほしい……そんなことばかりだと気づいたからです。

結婚の挨拶のときは「お前の結婚なんてどうでもいい」という態度をされ、第一子産後のときもさんざんな目に遭わされました。私は自分の人生のイベントを親に伝えるたびに傷ついてきました。「傷つくのはわかっているはずなのに、バカだな」と自分でも思います。けれど、「立派になったと褒めてくれるかも」「母も父がいない場なら優しくしてくれるかも」といった、「もしも」の思いを捨て切ることができなかったのです。2人目についても同じです。「知らせたほうがいいのではないか」とどうしても思ってしまうこの気持ち、……どうしたらいいのでしょうか?

【第3話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・古川あさこ 作画・ちょもす 編集・横内みか

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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