「家事の外注を利用したことがある」は1割。ママが家事の外注をためらう理由<ママのリアル調査>
皆さんは家事の外注を利用したことはあるでしょうか……? 外注とひと言でいっても、定期的にお願いするものからピンポイントで依頼するものまで、内容はさまざまありそうです。そこで今回ママスタセレクトでは「利用したことがある」「利用したことがない(いつかしてみたい)」「利用したことがない(今後もそのつもりがない)」の3つの選択肢を設定し、アンケートを実施しました。ママたちは家事の外注をどう捉えているのでしょうか……?
家事の外注を「利用したことがある」は1割強
「利用したことがある」と答えたママは110人、全体の1割強にあたります。どのようなタイミング、理由で利用したのでしょうか?
産後に利用
『産後、両実家に頼れず家事代行を依頼。12日で7万円ほど。助産師訪問1回つき』
『産後ヘルパー。1時間800円で掃除とご飯の支度』
『市の産後サービスでお料理と食器洗いをお願いしました。1回600円くらいでした』
「産後に利用した」という声は複数聞かれました。産後はママの心身の回復を最優先にしたいもの。身近な人に助けを頼めない場合には、家事の外注は心強い助っ人といえそうです。
ピンポイントのお掃除を専門家に
『エアコン掃除』
『洗濯機掃除、レンジフード2つで2万円』
『5万円で水回りの掃除セット』
年に数回は徹底的に掃除をしたい「エアコン」や「レンジフード」「風呂場」などは、思い切って専門家の手に委ねる人も少なくないようです。筆者も経験がありますが、業者の方たちが使う洗剤や道具は素人が持っているものとは違うようで、短時間でピカピカになります。
『3週間に一度、水回りの家事代行をお願いしています。3時間で1万円位です』
なかには、水回り全般は定期的にお願いしているという人もいました。
家事の外注を「いつか利用したい」と考える人は6割弱
今回の回答でもっと多かったのは「利用したことはないけれど、いつかはしてみたい」を選択したママたち。432人、全体の6割弱となりました。そこには“今は家事の外注を頼まない”こんな理由があるようです。
料金が気になる……
『料金が高すぎる』
『良心的な価格なら頼みたい』
家事の外注を利用してみたいけれど、料金の高さに躊躇している人は少なくないようです。
家族の反対で
『旦那が反対するから今は頼めないが、歳とったら頼みたい』
『旦那がもったいないと言うので』
家族の賛成が得られず、家事の外注を利用できないというママもいました。なかには「旦那が反対する。自分ではしないくせに!」と不満をもらす人も……。ここは家族会議ですね!
ほかにも、
『ペットがいて床が汚れているので、断られないか不安。それでもやってもらえるなら、お願いしたい』
『自分の身体が動くうちは自分でやろうと思っている』
など、さまざまな理由によって今は頼まないけれど、いずれは……と考えている人は一定数いるようです。
家事の外注を「今後も利用するつもりがない」は3割弱
一方で「今後も利用するつもりがない」を選択したママは3割弱いました。そこには大きく2つの理由がありました。
他人が自宅に入ることに抵抗がある
『知らない人に家の中を見て欲しくない』
相手が知人であっても、自宅に招き入れることに抵抗がある、という人はいるものです。そういう人にとって、見知らぬ人が家に入る家事の外注は尚更ハードルが高いのでしょう。
さらには、
『部屋が散らかってるから、事前に大掃除しないと頼めない』
『部屋が汚すぎて……』
といった声もありました。代行サービスを請け負う人たちはこれまでにたくさんのお宅を訪問してきたプロですから、どんな家から依頼を受けても驚いたりはしないでしょう。けれど、お願いする側としては遠慮もあるのかもしれませんね。
お金をかけてまで家事をしてもらうことに抵抗がある
『贅沢なものだと感じてしまう』
『そもそもそんなお金の余裕はない』
前述の「利用したことはないけれど、いつかはしてみたい」を選択したママたちと同様、家事の外注の価格に二の足を踏んでいる人は多いようです。
家事の外注を上手に活用できる方法を模索して
今回「利用したことがある」と回答したママは全体の1割強と少数派でしたが、利用の仕方にある共通点がありました。それは「ピンポイントで」という点と「短期間で」という点です。ピンポイントでの利用であれば、専門家が立ち入るのも台所やお風呂場だけで済みますから、部屋が汚くて依頼ができない、といった懸念は解消されるのではないでしょうか……? また「産後に利用した」という声からは「短期間だけ利用した」ことがわかります。定期的にお願いすると料金や心理的な負担も大きくなりますが、「今だけ」と割り切って利用すると負担は軽くなるかもしれませんね。
今回、産後に利用したというママたちのコメントのなかには「自治体からの補助があったから」との声も届きました。お住まいの自治体でサポートが受けられないか、調べてみてもいいですね。「ピンポイントの利用」「短時間、短期間の利用」など、自分に合った活用方法を模索してみるのもよさそうです。
総回答数:753票
調査方法:インターネット
調査月:2023年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・春野さくら