<外食の後片付け>「どうせ店員さんがきれいにするから」汚していいと言う義家族。理解できない!
手づかみ食べに始まりスプーン・フォーク、そしてお箸へと。子どもが自分だけでご飯を上手に食べられるようになるまでには、なかなかの時間がかかります。こぼしたり散らかされたりするのが嫌で、食卓の下にシートを敷いている家庭もあるでしょう。
「家での食事もひと苦労」という時期、外食が非常にハードルの高いものになってしまうママもいそうです。
1歳児とのラーメン屋。ママが食べさせていると義母からクレーム
もうすぐ2歳になろうとするお子さんを持つママから、ママスタコミュニティに投稿がありました。ひとりで食事をするたび周囲を汚してしまう時期なので、外食のときは自分がお子さんに食べさせているといいます。
『義両親とわが家で行ったラーメン屋。私が食べさせている姿を見た義母が「まだ1歳なんだから、汚すのは当たり前。”外だからママが食べさせる”なんてしていたら、いつまでたっても上手に食べられないよ。汚したらどうせ店員さんがきれいにしてくれるんだから、気にする必要はない!」。ダンナも義父も義母に同調して、同じことを言いました。私はその考え方が理解できません。みなさんはどう思いますか?』
幼児がラーメンをひとりで食べれば、汁や麺があちこちに飛び散るのは確実です。
『練習は家ですればいい。外でしたいなら、段階として赤ちゃんの来店OKを売りにしているようなお店に行く。少なくともラーメン屋ではないと思う』
『ラーメンを子どもひとりで食べさせたら、大惨事になるよ』
集まったコメントの多くは、投稿者さんと同じように「食べる練習をさせるのは家で」と考えるママたちからでした。「そもそも麺類はとくに難しい。ひとりで食べられるようになるまで、ラーメン屋さんは避けていた」という声もあります。
外食時のひとり食べ練習。させる?させない?
「外では練習させない」という声が圧倒的に多かったなか、そうではないという回答もありました。
『外でも練習はさせる。掃除は私がする』
『外でも食べさせていたよ。お子さまうどんは、短く切って食べさせていた。そもそも自分でスプーンを持ちたがるし、食べたがるよね。食べ終わったら、私が全部掃除する』
子どもの成長段階にもよりますが、たしかに「自分で! 自分で!」となんでもやりたがる時期はあるものです。ママが食べさせようとしても嫌がられる場合もあるでしょう。その流れでひとり食べになっても、わが子が汚した分はママが掃除するという方針のようです。
しかし一方で……
『私が子連れで外食したのは、わが子が小学生になったお祝いが初めて。家できちんとひとりで食べられるようになってからだった』
「自分で食べたがる時期は、外食に行かなかった」といったコメントも、いくつかありました。食べ終えた後の始末が大変というだけでなく、「ある程度の掃除はするけど、下にこぼれたり落ちたものをきれいにするには限界があるから」という意見も。
後始末については、飲食店で働いていた(いる)方からの指摘も少なからず届きました。「『親が掃除する』というコメントもあったけど、細かいカスや汚れは取れていないのよね」といった声や、「テーブルの下にこぼれたり落ちたりしたものはモップで拭くので、実はお客さんの掃除は不要」といった声も。「油などの汚れが逆に広がって、余計に大変になるから」なのだとか。お店によって対応が違うのかもしれませんが、いずれにせよ店側の手間を増やす可能性がありそうです。
汚すこと以外にも、この時期の外食を避ける理由がありました。
『他の客に不快な思いをさせたくない。「子どもだから」と微笑ましい目で見る人は、ごくわずか』
『汚い食べ方をされると気になるし、食欲が失せる。見たくなくても、目に入る』
家族にとっては”いつものこと”ですが、他のお客さんはそうではありません。子ども自身に食べさせるなら、この時期は子連れ客を優先してくれる店を選ぶなどの配慮が必要かもしれませんね。
気をつけよう!食後のテーブルにはその人の育ちが出る
「外で食べる練習をさせるかどうか」ということ以上に、この投稿で多くのママたちが引っかかったのが、「どうせ店員さんがきれいにしてくれるのだから」という義母さんたちの言葉でした。不満を持った投稿者さんに賛同するコメントも多く寄せられました。
『義母は「きれいにするのも店員の仕事でしょ」と思っているってこと? なるべく汚さないように食べることが客側のマナーでは。余計な仕事を増やさないであげてほしい』
『店員さんを軽視しているよね。お客は汚してもいいだなんて、自己中心的!』
「非常識でびっくり」「品がない義家族」といった声が並びます。汚さないことはルールではありませんが、できるだけきれいな状態のまま店を出たほうが店側にとってもお客側にとっても気分がいいのは間違いありません。
『一定以上の年齢の人には多いみたいだよ。店員さんの労働力を最大限使い倒したほうが得、みたいな感覚らしい』
年配者に強い傾向と感じているママもいるようです。「”お客さまは神さまです”といった言葉を勘違いしているのでは?」というコメントもありました。しかし当然ながら、年配者にだってマナーを守る人はちゃんといます。世代というよりは、どちらかといえば育ってきた環境の違いが大きいのではないでしょうか。
飲食店で働く方からは、「次のお客さんが不快にならないよう、もちろん私たちスタッフがきれいにしますよ。ただ、掃除しながら”育ちの悪い客だったな”と思います。食後のテーブルって、本当に育ちや性格が出ますから」という声が届きました。
『子どもの教育にもよくないよ。外では好き勝手に汚していいんだと思っちゃう』
わが子に良識的な人間に育ってほしいと思うママなら、この義家族の考え方は受け入れがたいものに感じるでしょう。
投稿者さんもその場で思わず「誰かがやってくれるからいいではなく、少しでも相手の負担を減らそうという気持ちになりませんか? その考え方はよくないと思います」と言ってしまったといいます。「その後、なぜか不機嫌になられました」とのことですが、義家族が自分たちの発言を恥じたからと思いたいところです。「それはおかしい」と感じたことをはっきり伝えられる投稿者さん、素晴らしいです。お子さんのためにも、これからもその姿勢を貫いてくれることを期待します!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・カヲルーン
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