<ケチも美徳か>【前編】筆箱の買い直しをめぐって、夫婦で大論争!この言い分どっちが正しい?
夫婦はときとして、わが子の教育についてぶつかることもあるでしょう。自分たちの譲れない気持ちも大切ですが、目の前の子どもの現状をよく見て、何が一番大切かを考えたうえで歩み寄ることも重要といえるでしょう。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは「子どもの持ち物の買い直し」に関するお話です。
『旦那と筆箱ごときで喧嘩になった。取れかかっていた蓋がいよいよ取れたから、と娘と新しいものを選んでネットで購入した。すると旦那が「テープ貼ればまだ使える。甘やかし過ぎだ」と言い出して……。私も娘も壊れたら買い直したいタイプだし、娘はボロボロの筆箱を見られたくない気持ちもあるみたい。みんなだったらどうする? 買い直す? それとも旦那がいうように直して使う?』
投稿者のお子さんは、蓋の部分がマグネットでくっつく長方形タイプの筆箱を使っていたのだそう。小学校入学のときに購入し、2年生の2学期を迎える前に壊れてしまったと言います。お子さんに新しい筆箱を買ってあげたい投稿者さんに対し「甘やかしすぎだ」と言い放つ旦那さん。旦那さんの考えも間違っていないとは思いますが、はたしてママスタコミュニティに集まったママたちはどう考えるのでしょうか。
「補修するか」「買い直すか」の基準はこれ!
『子どもが故意に壊したなら学年があがるまで使わせる。自然に壊れたのなら買う』
ママたちは買い直すかどうかは、壊れたのが「故意」であったか「自然」であったかによる、と口を揃えます。子どもが故意に壊したのであれば、補修してモノの大切さを教えたいと考えるママたち。子ども自身に、自分のやってしまったことの大きさを感じてもらうためにも、買い直しは見送るという姿勢は潔いですね! 一方で壊れた原因が故意ではなく、自然なことであれば、迷うことなく新しいものに買い替えるというママも多いようです。自然に壊れてしまったものまで子どもに責任を取らせるのは違う、という考えもあるようです。
子どもの気持ちを尊重して!
『旦那は無視。子どもの気持ちを重視』
『ボロボロの筆箱を見られたくないっていう娘さんの気持ちが大事。友達に指摘されたりしたら、娘さんも恥ずかしい気持ちになると思う』
『買い直すよ。昭和の時代ならそれでいいけど、今は令和よ? テープで補強した筆箱を使い続けさせるのは可哀想。子どもが納得してるならともかく、嫌がっているならケチも程々にしないとね』
壊れてしまった筆箱を見て「補修してでも使い続けたい」と思うのか、「新しいものが欲しい」と思うのか。それは子どもの性格にもよるでしょう。ボロボロになるまで使い続けたいという子であれば、筆箱を補修しても何も思わないでしょうが、新しいものを買って欲しい子からすれば、補修した筆箱は「恥ずかしい」ものになってしまいそうです。壊れた原因を聞いたあとは、子ども自身が「どうしたいか」を聞いてあげるのが大切なのではないでしょうか……。
物を大切にすることは素晴らしい。けれど……?
『モノを大事にするのは素晴らしいけれど、それは本人がしたければだよね。旦那は自分の物はそうやって使えばいいよ。でも、子どもはボロボロの筆箱なんて見られるのはイヤだろうし、何がいじめにつながるかわからないよ』
旦那さんの「モノを最後まで大切にして欲しい」という気持ちも、決して間違ってはいないでしょう。しかしそれはあくまでも旦那さんの考え方です。当の本人はテープで補強した筆箱は「恥ずかしい」から買い替えて欲しい、と訴えているのですから、まずはその気持ちを尊重すべきではないでしょうか。
もし旦那さんが「筆箱の買い替えはダメ」という考えが譲れないようであれば、お子さんがきちんと納得できるように説明する必要があるのでは? 一方的に「買い替える=甘やかすこと」と言って新しい筆箱を取り上げてしまっては、モノを大切に扱って欲しいという教えは伝わらず、ただただお子さんを不安にさせてしまうだけのような気もしますが……?
子どもには子どもの世界があり、大人の思う理想が必ずしも当てはまるとも限りません。大人の考え方を押しつけてしまうことで、子どもの生活に良からぬストレスを与えてしまう恐れもあることを、しっかり理解しておきたいと思わされた投稿でした。
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- 旦那と筆箱ごときで喧嘩になった