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<ケチも美徳か>【後編】壊れた筆箱を買い直したら怒った旦那。翌日に急展開の結末が待っていた

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前回からの続き。小学校入学のときに購入した筆箱が壊れてしまった投稿者の娘さん(現在小学2年生)。フタの開閉部分が壊れてしまったため、投稿者さんは娘さんと新しい筆箱をネットで購入しました。しかしそれを見た旦那さんが「甘やかしすぎだ」と言い出し、壊れた筆箱にテープを貼って補修し「まだ使える」と言ったというのです。壊れたら新しいものを購入するのが当然と考える投稿者さん。しかし旦那さんの態度をみて「自分はそんなに甘い母親なのか?」と気になったのでしょう。ママスタコミュニティに集うママたちに意見を求めました。

新しい筆箱は返品する?!

投稿を読んだママたちからは「故意に壊したのでなければ買い直してあげたら?」という声や「まずは子どもの気持ちに寄り添うべき」などといったアドバイスが寄せられます。そこで投稿者さんも旦那さんに立ち向かうのですが……、

『みんながコメントに書いてくれたことを旦那に話しても「だから?」という反応です』

どうやら旦那さんの心にはまったく響いていないようですね。「だから?」ではなくせめて会話のキャッチボールをしたいところですが……。さらに投稿者さんはこう続けます。

『何より腹が立っているのは、返品するから私のアカウント教えろって言われてること』

なんと旦那さんは、投稿者さんと娘さんが選んだ新品の筆箱を返品しようと考えているのですね! そこまで古い筆箱を使わせることにこだわり続ける理由は、本当に「教育」のためなのか。半ば旦那さんの意地が勝っている気がするのですが……。

『これから「お前のパンツも靴下も破れても縫って使えよ」って言ってやりたいね』

と強気な発言をするママまで登場します。壊れたものを補修して使うことを子どもにばかり求めず、まずは自分から見本を見せたら? というのももっともなご意見です。

補修して使い続けるのは美徳?!

『じつは旦那、破れた衣類は自分で縫って使ってるよ。だからそういう性格なんだと思う』

なんと旦那さんは、モノが壊れても補修して使い続けることを美徳としていたのです。こればっかりは性格としかいいようがありません。投稿者さんの言葉通り、確かに旦那さんは「そういう」性格なのでしょう。しかし自分がそうだからといって、子どもにまで同じことを求めるのはまた別問題です。

『筆箱なんて消耗品でしょ、壊れたら当たり前に買い換えるよ』

『まだ使えるのに次々と買うことを甘やかし過ぎと言われるならわかる。そうじゃないなら「甘やかし」の捉え方を間違えてる』

そもそも筆箱は消耗品だと考えるママたちもいます。まだまだ使えるものがあるのに、新しいものを買い与えることは「甘やかし」と言われても仕方ありません。しかし自然に壊れたものを買い直すことは決して甘やかしにはならないと、ママたちは力説します。

『価値観の問題だからなぁ』

夫婦はもともと価値観が異なる人同士が、互いの妥協点を見つけて歩み寄っていくものでしょう。しかし投稿者の旦那さんは、たとえ話し合ったとしても自分の考えを譲ることがないのだそう。こちらが聞く耳を持ったとしても、相手が歩み寄りをみせてくれないのでは、解決は難しそうです。

心配するママたち。果たして結論は……?

『それでいじめられたり恥ずかしい思いをしたとき、子どもの傷ついた心はどうなる? どんな大金を払っても元には戻らないよ』

ママスタコミュニティのママたちは、大人のエゴを突き通すことでお子さんが傷つかないかを心配しています。「子どもの傷ついた心は、大金を払ってももとには戻らない……」本当にその通りですよね。子育てとは、自身の価値観を証明するものではありません。旦那さんの価値観は認めますが、それを必ずしも子どもに求めるのは、やっぱり違うというのがママたちの結論のようでした。

なんとこの話には後日談がありました!

『帰宅すると旦那が頭を下げて謝罪してきた。友人3人に電話してこの件について意見を聞いてみたら、誰も旦那の意見に賛成する人はいなかった、と。それで自分が間違ってると気づいたそうです。正直3人に聞かなきゃ分からないのか、と思いますが……』

なんと! 旦那さんから謝罪があったというのです。投稿者さんの言葉通り、3人に聞かないと分からないとは……というのが本音ですが(苦笑)。さらに「これからは私と娘の意見を聞いてから自分の意見も伝えるし強要はしないと言っています」と旦那さんはずいぶんと態度を軟化させた様子。

生きていくうえで大切にしていることは、誰にもあるでしょう。しかしその考えを頑なに譲らず、家族の現状を見ることなく押しつけてはいけないな……と思った投稿でした。投稿者さんはこれから旦那さんとの喧嘩のたびに「そんなに言うなら友達に聞きな!」と言うのかもしれませんが(笑)、それで旦那さんが冷静さを取り戻してくれたら、ラッキーですね。

文・渡辺多絵 編集・すずらん イラスト・善哉あん

【つぎ】の記事:<元夫の今カノに息子を奪われる!?>自己チューな元夫と離婚。月1の面会に友だち?【第1話まんが】

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
旦那と筆箱ごときで喧嘩になった