<大好きな母の最期の涙>伝えたい!私の想い「甘えればよかった!」はじめて見る母の涙【後編まんが】
病気でやせ細った母。私たち3きょうだいを懸命に育ててくれていたあの頃の逞しい手とは大違いの、シワシワの痩せた手を握ります。
母の笑顔が浮かびます。私は涙がボロボロこぼれてきました。
私は母に甘えることができず、母にうまく愛情表現をすることもできませんでした。もしかしたら、母からすれば「分かりにくい子ども」だったかもしれません。
母に対して素直に甘えられなかった子ども時代。私は「お姉ちゃんだから大丈夫」と頑なになっていたのかもしれません。
はじめて母の前で声を出して泣きました。母も驚いていたかもしれません。もう届かないと分かっていても、最後に母に伝えたいことは“私がどれだけ母を想っていたか”ということでした。すると……
母に今まで言えなかった思いを泣きながら伝えると、母の頬に涙がつたっていました。はじめて母の涙を見ました。
お母さん、私たちもっと本音でぶつかり合えば良かったのかな? もっと言いたいことを言って、もっと喧嘩をして、もっと「大好き」って言い合えば良かったのかな?
でもきっと……お母さんはぜんぶ分かってくれていたよね……。
そうして、母は息を引き取りました。
母の葬儀が終わり、母との最期のときを振り返っていました。
大切な人が亡くなってからどんなに後悔しても、時間はもう戻りません。私は母が亡くなる直前に、やっと母に自分の本音を言えた気がしました。
もしあなたに気持ちを伝えたい相手がいるならば、ぜひ相手の方がご健在なうちに伝えてあげてください。相手のためにも、自分のためにも……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・今淵凛
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