<ママ編集部のオススメ>愛しのジブリ作品5選!大人になった今あらためて鑑賞すると新たな気づきが!
子どもから大人まで楽しめるスタジオジブリの作品。映画館で何度も見たことがあるのに、地上波で放送しているとついつい見てしまうという人もいるかもしれませんね。ママが子どもの頃大好きだったジブリ作品が、今やわが子のお気に入りの作品なんてことも。心揺さぶられる作品は、時間が経っても色あせないのでしょう。そこで今回はママスタセレクト編集部メンバーに、お気に入りのジブリ作品を教えてもらいました!
風の谷のナウシカ(1984年公開)
『未来の荒廃した世界で自然との共存を目指す主人公ナウシカの物語です。ナウシカが弱い自分を見つめながら、強く優しい人間に成長していく様が魅力的な作品。物語のあちこちに散りばめられたメタファーを読み解くのも楽しいので、何度見ても面白いです。(40代後半 静岡在住ママ)』
もののけ姫(1997年公開)
『タタリ神から呪いをもらってしまったアシタカと、森で山犬に育てられ、人を嫌う少女サンの物語です。人間の自分勝手さから呪いがうまれ、その呪いで森や森にすむ神々が死んでしまう……。小さい子には少し難しいストーリーかもしれません。たたら場(昔の製鉄所)の世界観や日本独特の「もののけ」への畏怖を感じられるシーンが好きです。(40代後半 静岡在住ママ)』
耳をすませば(1995年公開)
『中学生の月島雫は読書が大好き。学校の図書室から借りる本の図書館カードにはいつも「天沢聖司」という名前が書かれています。そんな月島雫と天沢聖司が出合い、互いに夢を追いかけ動き出します。天沢聖司が雫に対して秘めている恋心に気づいたとき、キュンとします! 「好きな人のことほど、いじりたくなる」がまさに当てはまる男です。また思春期ならではの葛藤と進路の悩み、親と子の絆も描かれていて見応えがあります。ちなみに聖司役の高橋一生さんはこの作品を撮り終わった直後に声変わりをしたそう。子どものころ観てからずーっと好きな作品です!(40代後半 静岡在住ママ)』
となりのトトロ(1988年公開)
『考古学者の父とともにのどかな場所に引っ越してきたサツキとメイ。お化け屋敷のような一軒家で新しい生活をはじめます。トトロをはじめ、子どもにしか見えない森の妖精たちと出会う不思議な物語。飽きるほど見ているのに、何度見てもジーンとする。トトロと会話したり、猫バスに乗ったり。大人には見えないものが子どもの頃は見えていたのかもしれないなと思ったり、あちらとこちらの世界があるとしたら、子どもはその境目が薄いんだろうなと思ったり。子どもの頃の自分にタイムトリップしたいときに見たくなります。(40代後半 福岡在住ママ)』
魔女の宅急便(1989年公開)
『魔女の母と人間の父との間に産まれた女の子キキ。魔女は13歳になると魔女のいない町に行き、1年修行をすることが掟。相棒の黒猫ジジとともに見知らぬ町で自立と成長を描く物語です。子どもの頃からもう何度観たかわからないほど大好きなジブリ映画で、きっと誰もが一度はキキの真似をしてホウキに跨がったことがあるのではないでしょうか。子ども時代はキキの目線で新しい街での生活にワクワクして、たくましく成長していく様子を体験している感覚がありました。でも社会人になって、母になって、あらためて観てみると、当時とは違う感想でいっぱいになったことも新鮮でした。キキの不安や葛藤がよりリアルに感じられて、母になった今では13歳で子どもをひとり立ちさせることに今さらながら衝撃を受けました。他にも大人になった今だからこそ、新しい場所での人との出会いの大切さが身にしみました。観る度に新しい気づきや感動が生まれる名作だと思います。(30代後半 千葉在住ママ)』
大人目線で新たな気づき
名作ぞろいのスタジオジブリの作品。編集部ママのコメントにもあるように、子どものころに見た作品の印象と、大人になってから見る作品の印象はずいぶん変わったと感じることがありませんか? きっと母となり自分自身に置き換える登場人物が変わったのも、何度見ても楽しめる理由のひとつなのかもしれません。子どもの頃には気づかなかった深いテーマやメッセージが見えてくるのも、着眼点が変わった大人ならでは。ひとり時間のリラックスタイムに、じっくりジブリ映画を見て過ごすのもいいかもしれませんね。
文・吉岡可奈 編集・主婦ママ美