<元妻のウソ>私たち夫婦が略奪婚?娘が吹き込まれた話は「気持ち悪い!最低……!」【第4話まんが】
前回からの続き。私は2人の子どもを育てる40代の柏木ナナです。ヨウタは元奥さんのもとで暮らす娘のルミちゃんとの定期的な面会を続けていました。しかしある日、ヨウタは高校生になったルミちゃんに「パパが不倫したから離婚したんでしょ」と今後の面会を拒否されてしまったのです。話を詳しく聞いてみると……。
私とヨウタが不倫をして結婚したとルミちゃんが思っていると聞き、私も動揺してしまいました。私たちはヨウタが離婚してから付き合い始めて結婚をしました。ルミちゃんもそう把握していると思っていたのに、一体何が起こったのでしょう。ルミちゃんは「もうパパとは会いたくない」「嘘つき」「気持ち悪い、最低」とヨウタを非難したそうです。
ルミちゃんはお母さんから「不倫をした人は自分を正当したがるもの」と言われたそうです。それは……ヨウタは本当は不倫をしていたのに、そうじゃないと誤魔化して元妻と離婚をしたという意味でしょうか? ルミちゃんから「もう会いたくない」と拒絶されヨウタはひどく落ち込んでいます。離婚してから10年ほども経つのに、元奥さんは一体なぜ離婚についての話をルミちゃんにしたのでしょうか。
「私たちが再婚するとき、きちんと元の奥さんに話してあるんだよね?」私が尋ねるとヨウタは頷きます。その際に「結婚している間に隠れて不倫をしてたのでは?」などと元妻から聞かれることはなかったそうです。「私とヨウタが不倫のうえ結婚した」そう前の奥さんが思っているのか、それとも奥さんが嘘をルミちゃんに言ったのかよくわかりません。ルミちゃんへ愛情を注ぎ、父親としての責任を果たそうとしていたヨウタはひどく困惑していました。
もう一度ルミちゃんと話すことを私はヨウタに勧めます。しかし彼は首を横に振りました。「今のルミには何を言ってもダメだろう」と。それほどルミちゃんは怒っているのでしょう。私たち夫婦は十数年前に社会人サークルで知り合いました。でもヨウタが既婚者だった頃は全く恋愛関係には発展していなかったし、お付き合いをはじめたのだってヨウタの離婚が成立してからです。なのにどうして元奥さんはルミちゃんに今さら「不倫」だなんて嘘を吹き込むのでしょう。まるで「略奪して結婚した」と言われているようで、私は憤りを覚えたのでした。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子