<元妻のウソ>バツイチの夫。出会ったきっかけは社会人サークル。「別居の理由は?」【第1話まんが】
私は2人の子どもを育てる40代の柏木ナナです。夫ヨウタと出会ったのは30才の頃でした。
30歳の頃、私は社会人のマラソンサークルに入っていました。サークルの仲間である男性がみんなに呼びかけます。「今日は高校のときの友達を呼んだんだ。一緒に走ってもいいかな?」そうしてサークルにやってきたのが「ヨウタ」でした。ヨウタはいつも家に引きこもっていて辛気臭いと友達にからかわれていましたが、私は優しそうな人という印象を受けました。それからヨウタはサークルに本格的に参加するようになり、走り終わった後の飲み会にも顔を出すようになったのです。
サークル後の飲み会の席で、女性のメンバーがヨウタが結婚指輪をしていることに気づきました。「結婚してるけど家族とは別居中なんだよな」と友達に暴露されてしまい、ヨウタは戸惑った様子。なんだか複雑な事情がありそうです。女性のメンバーは更に質問を続けました。「どうして別居しているの?」「えーっと、それは……」ヨウタは返答に困っているようです。
女性のメンバーからヨウタへの質問は続きます。「子どもはいるの?」「3才の娘がひとり……」「別居してるということは娘さんとは会えてないの?」「娘とは毎週末に会っているよ」娘さんがいるうえでの別居なら、なかなか大変そう。少し酔ってた女性メンバーは踏み込んだことを尋ねます。「もしかしてヨウタくんが浮気したから別居してるんじゃないの?」ヨウタは否定しつつ、気まずそうな様子でした。それを見て私は助け舟を出すことに。「大人だったらいろいろあるよね!」と言って、話を終わりにするようにしました。
家族との別居の話には触れてほしくなさそうにヨウタが見えたので、飲み会の間、私はその話にならないようにできる限り気配りをしました。その後ヨウタはマラソンサークルにすっかり溶け込みました。バーベキューや花火大会などのイベントにも参加していて、一緒に楽しい時間を過ごします。ある日、今日のバーベキューにはヨウタが来ないとを聞きました。娘さんとの約束があるからだそうです。自分の趣味を楽しみつつ、娘さんを大切にしているヨウタに私は好感を覚えました。
初めて会ったときヨウタはとても疲れているように見えました。ただサークルの皆で一緒に汗を流しているうち、少しずつ元気を取り戻していったように思います。当時ヨウタには3才の娘さんがいました。いろいろ事情があるのだろうと思い詳しくは聞かないようにしていましたが、娘さんを大切にしている姿は素敵だなと思っていた記憶があります。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子