<元妻のウソ>バツイチ男性と人生を歩む「過去もすべて受け入れよう」私の決断と結婚【第2話まんが】
前回からの続き。私は2人の子どもを育てる40代の柏木ナナです。夫ヨウタと出会ったのは30才の頃でした。当時のヨウタは元奥さんや3才の娘さんと別居状態。私はあまり詳しい事情を聞かないよう気をつかい、あくまでも社会人サークル仲間のひとりとして接していました。
ある日の飲み会、ヨウタは結婚指輪をしていませんでした。仲間たちにそれについてつっこまれると、ヨウタは正式に離婚したことを認めました。「一緒に独身生活を楽しもう」と仲間に言われていましたが、ヨウタは苦笑い。離婚してすぐ、そのような気持ちにはなれないのかもしれませんね。ふと、ヨウタのスマホの待ち受け画面が目に入りました。もしかして娘さんかと尋ねると、ヨウタは「名前はルミ」って言うんだと教えてくれました。画面の娘さんは可愛らしく、とても幸せそうに微笑んでいます。
娘さんはヨウタに似ているねと伝えると、彼は嬉しそうでした。前の妻とはうまくいかなかったけど、ルミちゃんには父親としてできる限りのことをしたいと語ってくれます。娘さんとは定期的に会っていて、養育費を払っていることも教えてくれました。娘さんを大切に思う気持ちはきっと彼女に伝わっているはず、そう伝えるとヨウタは微笑んでいました。そうして「サークルの友人」として共に同じ時間を過ごし、数ヶ月が経った頃……思ってもいなかったことをヨウタから言われるのです。
ある日サークルが終わったあと、ヨウタに散歩をしないかと声をかけられます。2人きりなったところでヨウタが口にした言葉は……「俺と付き合ってくれないか?」「え?」びっくりしました。優しく、娘さんに愛情を注いでいるヨウタに、惹かれてはいました。しかし戸惑いもあります。付き合うということはヨウタの過去も受け入れるということ。彼の人柄がいいのはわかっていましたが、バツイチである事実は正直引っかかるものがありました。
告白されたあと、私はヨウタに返事は少し待ってと告げます。ヨウタが離婚経験者であること、娘の「ルミちゃん」がいることも受け入れなくてはいけないのが現実です。しかしヨウタといると心が安らぐ自分がいました。誠実で優しい彼とならどんなことでも乗り越えることができるはず。ヨウタの人生をまるごと受け入れて、共に歩んでいこうと思うようになったのです。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子