<災害の予感!>【前編】突然の大雪が心配。停電したときのためにどんな備えをしておけばいい?
雪があまり降らない地域に住む人にとって、雪が積もるのは数年に1度のことかもしれませんね。ママスタコミュニティには、雪があまり降らない地域に住んでいるママからこんな投稿がありました。
『数年に1度の大雪! 停電が心配です。雪国ならではの備えやしておいた方がいいを教えてください』
地震や台風などの災害による停電なら懐中電灯や食料品、ラジオといった備えをしているママもいるでしょう。しかし大雪による停電となると、雪があまり降らない地域に住む人では気がつかない備えもありそうです。投稿に寄せられたママたちからのアドバイスには、どのようなものがあるのでしょうか。
季節は真冬。心配なのは寒さ
雪が降る天候で停電したら、心配なのは寒さに対する備えですよね。ママたちは寒さを想定して、備えておくといいものを教えてくれました。
灯油と電池があれば使える暖房器具
『エアコンやファンヒーターは電気がなきゃダメ。カイロや湯たんぽが役立つよ』
『灯油や電池があれば使えるタイプの石油ストーブ』
冬の停電は冷えていく家のなかで、電気がなくても部屋を暖められる暖房が必要になります。短時間の停電なら、カイロや湯たんぽがあれば急場のしのぎになりますね。しかし停電が長引くことを考えれば、電気を使わないタイプの石油ストーブを準備しておくといいでしょう。灯油と電池で使える石油ストーブが1台あれば、家族みんなで1部屋に集まって暖まれますよね。雪が降る地域に住んでいる筆者自身が、灯油を買いに行くガソリンスタンドには「灯油:もしものためにもう1缶」と書いた案内があります。停電中に灯油の減りを心配しなくても済むよう、灯油用ポリタンクを1つ多めに買い置きしておくのもいいかもしれません。
体のなかからあたたまる食べものや飲みもの
『カセットコンロとガスボンベ。カレー、パスタのレトルト食品も。パスタは茹でるのにガスを使ってしまうから、あらかじめ2〜3分茹でた状態で備蓄しておくといい。ガスボンベの節約ができるよ』
『湯せん調理で温かいご飯が食べられるから、真空パックのご飯があるといい。あと雪の影響で物流が止まることもあるから、食パンなどを冷凍して保存しておくといいかもね』
寒いときには温かいものを食べたり、飲んだりしたくなりますよね。停電でも温かいものを準備するのに便利なのは、カセットコンロを使っての湯せん調理。カセットコンロとガスボンベを準備しておけば、停電中でも温かいものが食べられますね。また加熱するのに時間がかかるものは、電気が使えるうちに下茹でしておくなど、ママたちはガスボンベの節約術までアドバイスしてくれました。
備えるにも物がない!買い物に行くときの注意点は?
準備するものが足りなければ、買い物に行くかもしれません。雪が降る地域に住むママたちは、雪道での注意点もアドバイスしてくれました。
買い物には車がいい?それとも徒歩?
『雪が降ったら絶対にノーマルタイヤの車には乗らない。不要不急の外出はしない』
『雪道の運転に慣れない人は、車の運転は止めておきな。スタッドレスタイヤでも慣れないと危ない。それに自分がしっかり運転できていても、スリップしてきた車に巻き込まれて事故に遭う可能性もある』
雪が降る地域の人は、スタッドレスタイヤや冬用ワイパーを備えているでしょう。しかし数年に1度、雪が降るかどうかの地域に住む人は、スタッドレスタイヤや冬用ワイパーを持っていないかもしれません。数年に1度の大雪。しかも道路に雪が残る2〜3日だけのために、数万円かけてスタッドレスタイヤやワイパーを買い揃えるべきかどうか悩んでしまいますよね。ママたちは「雪用の装備や運転の経験がないなら、車で出かけないほうがいい」と呼びかけています。
雪道に対応できる靴があると便利
『雪道でも歩けるような滑り止めつきの靴があるといい』
雪で覆われている道は、普段履いているスニーカーや革靴では、滑ったり転んだりしやすく歩きにくいものです。スノーブーツや滑り止めつきの長靴など、雪道に対応できる靴があると便利です。もし雪用の靴がない場合は、靴底に装着するタイプの携帯できる靴用スノーチェーンもあります。携帯用のスノーチェーンはアウトドア用品を扱うお店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。スノーブーツを買うよりも安価なので、もしもの備えに準備しておくのもいいかもしれません。
出かける時間帯はいつがいい?
『歩いて出かけるなら、午前中は道路が凍結しているかもしれないよ。昼間の日が出ていて、道も凍結していない時間がいい』
『日中に降って少し溶けた雪は夜間に凍る。翌日が怖いよ。買い物は降りはじめた日の昼間のうちに行った方がいい』
まずは出かける前、道に積もっている雪の状態を見てみましょう。降りはじめの雪が道路に積もるときは、フワフワしているか水っぽくベチャベチャしています。しかしその雪は気温が下がってくると凍りはじめるのです。雪が凍ると滑り止めがついた靴でも滑りやすくなります。ママたちは「出かけるなら雪が凍る前か、溶けはじめてから」とアドバイスしてくれました。
文・間宮陽子 編集・藤まゆ花 イラスト・Ponko
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