「PTA業務代行サービス」は賛成?反対?2,300人を超えたママたちの回答は<ママのリアル調査>
今回ママスタセレクトでは、「PTA業務代行サービス」についてアンケートを実施。2,300人を超えるママたちの回答を得ました。「賛成・反対・どちらとも言えない」の選択肢の中で、もっとも多かった回答は「賛成」の56.8%。圧倒的多数のママたちが代行サービスの利用に期待を寄せていることがわかります。
親同士の交流・学校の方針を大事にしたい
一方で、1割に満たない少数派とはいえ、全体の9%のママたちが反対と答えています。その理由は、こんなところにあるようです。
『親同士の交流の場を無下にしたくないし、学校に関われる=子どもの近くにいられることだと思うので』
『それぞれの学校の決め事があるだろうから、ある程度学校を知ってる人が参加した方がいい』
学校のしきたりや方針、これまでの活動実績を大切にしたいと考える人、親同士が親睦を深める機会を失いたくないと考える人たちがいました。
また委託業者とはいえ「保護者ではない見知らぬ大人が学校に入ることを不安に感じる」という理由から反対に票を投じたママも。どちらも納得の理由といえそうです。
仕事や家庭を犠牲にしてまでPTAはできない
全体の半数以上、56.8%のママたちは賛成と答えました。
『仕事しているとなかなか時間が取れないので代行してくれるのは助かる』
『PTAそのものが専業主婦の人が多かったころにできたもの。共働きが増えている今の時代にそぐわない』
『親が仕事や家庭を犠牲にしてまでやるのなら、代行してほしい』
「自分の仕事を休んでまでPTAの活動に時間を割くことはできない」とのコメントは他にも多く寄せられました。
『専業主婦で暇なんだから引き受けろ! という空気感。断れず何度やらされたことか』
学校によっては「子ども1人につき1回は必ず引き受けなければならない」などのルールを課しているところもあります。率先して手を挙げる人ばかりであれば良いですが、そうとも限らないのが現状でしょう。苦い思い出を抱えるママも少なくないようです。
また教員の立場から、こんな率直な意見も寄せられました。
『保護者にいろいろと頼むより、外部の人のほうが圧倒的に頼みやすい』
代行を依頼するならPTA会費はどうなる?
34.2%のママたちは「どちらとも言えない」を選択しています。
『任せるのはいいけどお金の負担が大きくなるのはいや』
『ありだけど金額次第』
これまで父母が手弁当で担ってきた業務を、企業に託すとなれば当然それなりの料金が発生することでしょう。各自が負担する額がこれまでのPTA会費に比べて増えるとなれば、躊躇する人がいても不思議ではありません。
感染症の流行以来、学校での行事が縮小し、PTAの業務内容を見直した学校や役員の人数を減らしたところも多くあります。PTAの存在意義も含め、業務内容の変更や移行など、転換期を迎えているといえるかもしれませんね。
総回答数:2,323票
調査方法:インターネット
調査月:2022年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部
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