メルカリは難しくない!家事育児に忙しいママでも売れる商品と狙う時間帯は?【メルカリ×ママ第1回】
家の中をぐるっと見渡すと、しばらく使っていないものはありませんか? いつか使うと思って置いてあるものでしょうけれど、もしかしたら出番はないかもしれませんね。そうなったとき、「手放す」のもありですが、「フリマアプリで売る」という選択肢もあります。そこでママたちが安心してメルカリが使えるように、メルカリ広報 竹井さんに、役立つ情報をお聞きしました。今回は、「売り方」についてのコツをご紹介します。
ズバリ売れやすい商品って何?
――メルカリでは出品される商品の幅が広いイメージです。率直にお聞きしますが、売れる商品はなんですか?
メルカリ 竹井さん(以下、竹井):いくつか特徴があります。一般的なリアル店舗や、ネットショップなどで手に入らないもの、あるいは手に入りにくいものが売れやすい傾向にあります。また、人気が出て品薄になっているもの、限定商品ですでに売っていないものは「レアもの」になるので、高く売れる可能性がありますね。
最近の具体的な例を挙げると、平成初期(1990年代)に流行っていたファッションアイテムは売れる傾向があります。花柄やチェックのワンピース、小物など、流行が一周してきて、メルカリの20代や30代のお客さまにとっては古いものが目新しく映るようですね。ファッションアイテムに限らず、昭和レトロな扇風機や昭和に流行った柄の食器など、一見「こんな古いものは売れないのでは?」と思うようなものがマニアにとっては「お宝」になることもあります。
――他にどんなものが売れますか?
竹井:東京にしか売っていないようなものなど、そこに行かないと買えないものが売れています。遠方に住んでいると都内で買うには時間や交通費などもかかってしまうので、メルカリで買うことにつながっていると思います。
また、「商品の状態がよいもの」や「一定のシーンで需要があるもの」、この2つも売れやすい商品として挙げることができます。「商品の状態がよいもの」は、傷や汚れが少ないものですね。中古品にはダメージがあるものも少なくないですが、その分価格が安くなります。買いやすい価格帯になっていることもあって、中古品を探すお客さまはたくさんいます。
――「一定のシーンで需要があるもの」とは、どんなものですか?
竹井:例えばお子さんの卒園や入学式でのフォーマルスーツや七五三の着物、マタニティ関連の商品、そして少し変わったところでは結婚式のウエディングレスがそれにあたります。使う回数が少ないですから、メルカリで買って、使った後で洗濯やクリーニングをして、またメルカリで売る。そういう循環をさせているお客さまもいますよ。
他にも、メルカリではハンドメイド商品も人気ですから、その材料となる流木やシーグラス、きれいな石なども売れることがあります。またお子さんの夏休みの自由研究で使う牛乳パックや卵のパック、ラップの芯などが、特に長期休みのタイミングで売れることも。
さらに、メルカリの面白いところは、ほぼ壊れているものでも売れることです。ほぼ壊れているものは「ジャンク品」といい、壊れた家電を修理できる人や、家電の部品が欲しいという人が買っていきます。
もともと捨ててしまうものでも商品になってしまうのがメルカリの特徴です。お金もたいしてかかりませんから、気軽に始めるための入口として考えるとよいのではないでしょうか。
いつ売ればいいの?売れる時間帯の法則
――初めての人でもすぐできる、出品のコツはありますか?
竹井:そうですね。いくつかコツがありますが、そのひとつが時間帯です。どんなお客さまがどんな時間帯にメルカリをみているのか、タイミングを意識することがポイントの1つになってきます。
社会人の場合は、午後6時〜10時頃。主婦・主夫層は家事が落ち着いたお昼頃と午後2時〜4時頃。学生さんは学校が終わった午後4時〜7時頃、そして午後9時〜11時頃になってきます。
売りたいアイテムやターゲットに合わせて出品する時間を見極めると、売れる確率が上がってきますね。逆に、早朝や深夜はメルカリを見ている人が少ないので、避けた方がよい時間帯といえます。
――乳幼児の育児をしているママの場合には、何時頃に出品するとよいでしょうか?
竹井:哺乳瓶やベビー服のような乳幼児向けの商品を買いたいと思っているお客さまは、家にいて子育てをしている方と思います。そうなると、午後2時〜4時頃でしょうか。主婦・主夫層と同じですね。
赤ちゃんのお世話をしているかもしれませんが、基本的にはお昼ご飯を食べ終わって、夕ご飯の準備を始めるまでの時間帯でしょうか。少しゆっくりできるときは、メルカリを見ているママ・パパさんもいると思います。
子育てママがみんな持っている!?「かくれ資産」とは
――メルカリを活用してお小遣いを稼ぐママたちもいると思います。皆さんどのくらいの売り上げがあるのでしょうか。
竹井:売上高の平均は公表していないのですが、「かくれ資産」という形で調査結果を発表しています。家の中に眠っている使わないものをメルカリで売ったらいくらになるのか? と考えて、平均の販売価格をもとにして数値化したものが「かくれ資産」です。そのデータでは、30代女性の場合には、家の中にある不要品を売ると約23万円になると出ています。
――「かくれ資産」はとても興味深いですね。ママたちが持っていそうな「かくれ資産」は何が当てはまりますか?
竹井:読まなくなった本や漫画もそうですし、CDやDVDも多いですね。他にも着なくなった洋服や靴、バッグなどのアパレル系も売れています。ママさんの場合は、サイズアウトをしたお子さんの洋服も、かくれ資産になりますね。
――子育て中のママに身近なものばかりですね。となると、おもちゃはどうでしょう?売れ筋のおもちゃはありますか?
竹井:時期によっては人気のキャラクターのおもちゃやグッズがよく検索されています。2022年4月に検索が上昇したものの1つが「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」でした。テレビ放送されたのが理由と思われます。関連グッズやおもちゃなどを探すお客さまが増えれば、その分売れ筋になってきますね。
――番組の改変期にはチェックしておかなければいけませんね。他にもかくれ資産はありますか?
竹井:使わなくなった化粧品を出品してみるというのもアリです。残量や購入時期をきちんと明記した上で出品されるお客さまもいます。また赤ちゃんの化粧水や服などはベビーカテゴリーで出品があります。赤ちゃん用品なので、衛生面が気になるという声もありますが、洋服ならば洗濯やクリーニング済のものだと、購入者は安心して購入できるのではないでしょうか。実際に、クリーニングをしてから出品したほうが取引価格は1.6倍高く、1.2倍売れやすくなったというデータもあります。
(編集後記)
今回のインタビューでは、時間帯に気をつけて出品をすることや、かくれ資産が眠っていることなどを教えていただきました。時期に応じて売れ筋が変わってきますから、タイミングを逃さないことも大切になってきそうですね。
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