<レスに悩む>【後編】セックスレスで離婚する前に。話し合いのコツは「タブーにしないこと」
前回からの続き。結婚当初から旦那さんに性欲がないために、セックスができず、子どもも不妊治療で授かった相談者さん。性欲がある相談者さんは、そんな旦那さんとすごすのがつらくなってしまったそうです。しかしその他のことには不満はないため、「もしもみなさんならセックスレスで離婚をしますか?」と問いかけています。
旦那さんに性欲はない、自分にはある。どう話し合う?
自分ひとりで性欲をどうにかしようと工夫をしても満足できない場合、手段としてはもう一度旦那さんと話し合いをしてみるほかないのかもしれません。旦那さんは今後一切セックスをしてくれないのか、どこまで歩み寄ってくれるのか、もし歩みよってくれないのなら自分はどうすればいいのか……。じつは旦那さんが身体的な問題からセックスをしたくないのであれば、それ以外のスキンシップならしてくれるのか? それとも治療するように病院へ行ってくれるのか? まずは突き詰めて話し合ってみてはいかがでしょうか。
『タブーにしないでちゃんと話し合う』
『私ならうまくやるけどなー。稼ぎも悪くないし家の事もやるなら手放すのは惜しいというか。絶対バレないように性欲だけ外注するのがよさそう』
『離婚覚悟で話し合って、子どもには絶対バレない約束で今は旦那公認の彼氏を作っている。相談者さんも旦那側の拒否なら話し合って彼氏作るのもいいんじゃない?』
話し合った結果、”外注”がOKになったご家庭もあるようですよ。旦那さん公認の彼氏がいるという声もありました。たとえば家計のこと、たとえば子どものこと、たとえば健康のこと、一緒に暮らしていく以上夫婦はたくさんのことを相談しますよね。「セックスの話だけタブー」にせず、自分と旦那さんが望んでいることを話しあい、それが合致しない場合にはどのような解決法があるのかなど、他の相談ごとと同じように話し合いをしていけると良いですね。
離婚の選択は、「自分が一番何を重要視しているのか」ではないか?
『自分が耐えられないほどのことなら離婚。そうじゃないなら切り捨てるのはもったいないと思う』
『相談者さんつらいよね……。若くてそれが耐えがたいなら、充分離婚理由になると思う』
離婚をするかしないかは、自分が何を一番望んでいるかによって変わってくるはず。何かを望むのであれば、何かを犠牲にしないといけないこともあるでしょう。
自分のなかで最優先にしている事項は自分にしかわからないもの。旦那さんと話し合う前に、まずは自分の心と向き合ってみてください。そして話し合ったあと、その話し合いの条件をもとに、離婚について再度検討してみると良いのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・春野さくら
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