<お遊戯会のモヤモヤ>演劇でうちの子が魚B役だった。その他大勢の一人なんて納得できない!
学芸会やお遊戯会など学校・園行事で活躍するわが子を、楽しみにしているママは多いでしょう。演奏会なら楽器、劇なら役など、わが子が何を担当するかは当然気になるところです。親としてはついメインどころを期待してしまいますが、もちろんメインだけでは成り立ちません。それ以外の役割だって不可欠です。
オレンジ色の衣装を着て演じる”魚B”。セリフはひと言だけ
園児のママと思われる方から、ママスタコミュニティにトピックがあがりました。
『「浦島太郎」の劇で、うちの子は”魚B”だった。「オレンジ色のTシャツ短パン、タイツを用意してください」と言われた。セリフは浦島太郎と握手したあとの「さようなら」だけ。複雑。モヤモヤ』
投稿者さんがモヤモヤしているのは、用意しなくてはならないオレンジ色の衣装のこと? それともお子さんが”魚B”という、メインではなさそうな役のことでしょうか?
『オレンジ色のタイツって、なかなかレアだな』
モヤモヤしているのが衣装のことなら、「それはわかる」という共感コメントも少なくありません。「探すのが大変そう」「終わったあとはパジャマになるかも」「普段使いは難しい色だね」などの他に、「アイドルのオタクグッズが多い店なら、メンバーカラーオレンジ色で売っているかも」「ハロウィン衣装のかぼちゃ仮装用を探せばいい」といった有益そうな情報もありました。
『かわいい! オレンジ色なら、あの熱帯魚みたいな魚になるのかな?』
『オレンジの服を着るなんて、それだけで激かわじゃん!』
想像するだけで、たまらなくかわいいですね。「きっとオレンジ色に白いテープを巻いて、熱帯魚になるんだよ」という想像までありました。
主役だけでは成り立たない!壁役もカブ役も、劇の大切な一部
ただ投稿者さんのモヤモヤは、おそらく衣装よりもこちらですよね。
『出番が少なすぎってこと? それとも主役がよかったの?』
おそらく投稿者さんはもっと注目を集める、セリフの多い役をやってほしかったのでしょう。しかし全員が主役では、お話が少しもおもしろくなさそうです。それに数でいえば、やはり脇役のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。
『うちの子なんて「浦島太郎」でワカメだったぞ。めっちゃきれいに揺れていた』
『うちの子が3年間でやった役は木、岩、壁』
人間どころか動物以外の役を経験した子も、少なくありません。「セリフなしで突っ立ってるだけの竹の役」「ダンナは土の役だったらしい」「うちの子は笹役。セリフは『カサカサー』だけ」「私なんて、白菜だったよ。友達のキャベツ役がうらやましかった」など、続々と体験談が集まりました。どれもみんな楽しげなトーンです。「私は幼稚園の劇で、葦(あし)の役。いまだにセリフを完璧に覚えているほど、楽しかった」という人もいます。主役だから楽しい、脇役だから楽しくないなどということは、まったくなさそうです。
脇役エピソードを教えてくれた人もいます。
『うちの子なんて、先生が作ったハリボテ雪だるまの中だったよ。目の穴だけ開いていて、顔も見えないやつ。でも舞台で一生懸命スキップしていて、見ていてほっこりした』
『うちの子は「大きなカブ」のカブ役。みんなが出てきて歌ったり踊ったりしている間、ずーっとカブの絵の裏に隠れていた。最後に抜けたときに飛び出してきて、「うわあああ!」で終わり(笑)。一瞬だったけど、一番”おいしい”ところで大満足』
セリフの多さや出番の数だけが大事ではないことが、よくわかります。
『うちなんかイモだったよ。「イモ?」って思ったけど、子どもが「僕がおイモ好きだから、先生がおイモにしてくれたのかな」と喜んでいたので、「よかったね」って。当日は見事にイモで、かわいかったよ』
「どんな役でもよい思い出になるよ」と、教えてくれました。「うちの子たちが『白雪姫』をやったときに、目立って絶賛されたのは悪いお妃さまだったよ」というコメントも。子どもが敵役をノリノリで演じたりすると、劇自体が大きく盛り上がりますね。見ていたママたちにとっても忘れられない思い出になるようです。
ママにとっての主役はわが子だけ。「浦島太郎」も主役は”魚B”!
投稿者さんはお子さんが目立たない役でモヤモヤしているようですが、そもそも本人は目立つ役がやりたかったのでしょうか?
『主役をやってみたくても自信がない子も多いと思うから、親が口出しすることではないかな』
「わが子も内気で目立つことを嫌がる」「セリフが少ない役を選んで立候補する」などの声もありました。その子その子がのびのび楽しめるのが一番です。子どもたちは自分に与えられた役を、きっと頑張って演じるはずです。
『どんな役でも一生懸命やっている息子ちゃんを、誇りに思えばいいだけだよ』
まったくそのとおりですね。頑張っているわが子の姿を見て、感動しないママなどいるのでしょうか?
『いつも思うのは、終わった後で記憶に残っているのはわが子だけ。他の子の役なんて覚えていないんだよ。だから”魚B”の役であっても、わが子が主役だよ』
先ほども子どもたちのかわいかった脇役エピソードがありましたが、どんな内容の劇でもママにとってはわが子こそが主役に違いありません。
投稿者さんのところと同じように”魚3”役だったお子さんのママは、「魚1〜5がやった歓迎の踊りは、劇中で一番よかったよ!」と教えてくれました。投稿者さんにとっても、お子さんが”魚B”を演じる舞台はきっと魚が主役の新たな「浦島太郎」になるはずです。まずはオレンジ色の衣装探し、頑張ってくださいね!
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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