<いつか痛い目に遭う>小学校低学年のわが子がいつも嘘をつく!なぜ?どうしたらやめてくれるの?
わが子を人として正しい道に進ませたいと願うのは当然のこと。大人になってから本人が困ることになる可能性を考えれば、子どもの頃から気をつけて教育したいですよね。特に「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉もあるように、日常の些細な嘘に対しては厳しく対応したいと考えるママは多いでしょう。ママスタコミュニティには小学校低学年のお子さんを持つママから、子どもの嘘に関する悩み相談が寄せられました。
『子どもがすぐバレる嘘をつきます。「なんで嘘をつくの?」と聞くと、「友達にすごいと思われたいから」だそうです。狼少年の話や「その嘘が嘘と友達にバレたときに、嘘つきって呼ばれるよ。嘘ばかりついてたら信用されないよ」とかいろいろ言ったのですが、わかってくれてるのかわかってないのか。ちなみに嘘の内容は誇張的な感じです。「持ってないのに持ってる」、「できないのにできる」など』
親として子どもの嘘をやめさせたい気持ちは痛いほどわかりますよね。しかし投稿者さんのお子さんは、投稿者さんがいろいろな話をしても一向に嘘をやめてくれないようです。そこで「どう伝えたら嘘をつくのをやめてくれるのか」とママたちにアドバイスを求めていました。この投稿に対してママたちからはどのようなコメントが集まったのでしょうか。
嘘の「お手本」があるのかも?ママが反面教師を演じてみるのも手
『嘘のお手本を見せる人がいるのかも。影響するような漫画とか読んでないかな』
子どもはよく大人や周囲の真似をするもの。家族で嘘をつくような人がいないのであれば、テレビ番組やアニメ、漫画など、普段から取り入れているコンテンツや情報によって影響されている可能性もあるでしょう。たとえば人を騙す詐欺師を描いた漫画や、嘘によってストーリーが面白くなるドラマや映画などを、お子さんが楽しんで目にしているかもしれません。また学校や習い事などにおいて嘘をつくようなお友達がいて、その子とのお話を楽しんでいるという背景もなきにしもあらず。まずはお子さんが好き好んで嘘を言っている理由として、コンテンツや周囲からの影響を考えてみるといいのではないでしょうか。
『一番いいのは狼少年のように痛い目にあうことだろうけど心配だよね。あなたが逆に見栄を張る嘘をついてみたらどうかな? 子どもにもわかるような嘘。子どもに「そんなの嘘じゃん」と指摘されたら「あなたと同じことしてるだけだよ」と言うのが効果ありそう』
また「嘘をついてはいけません」と口頭のみで説明したところで、自分自身が損をしたり言動を考えさせられる状況があったりしなければ伝わりにくいでしょう。そのため投稿者さんがお子さんに対して明らかな嘘をつくことで、反面教師を演じてみるという方法をアドバイスしているママがいました。お子さんでも呆れるような真っ赤な嘘をつくことで「嘘をつくって恥ずかしい」「ダサい」と、ネガティブな要素に気付く可能性はありそうですよね。
注意を引き付けたいから?でもかえって周りの人が相手にしなくなるのでは
『長男の仲良い友達もそうだわ。「認めてもらいたい」、「注意をひきつけたい」っていう気持ちで嘘ついちゃうんだよね。会話すべて張り合ってきてなんでも上回る数値を言ってた。2年生まではみんなから「すげー!」って言われてたけど、2年の終わりから相手にされなくなってたよ。前よりだいぶ嘘減ったと思う。「嘘はいけない」って言い続けて様子を見ていればいいんじゃないかな』
投稿者さんのお子さんのように嘘をつく子どもは、珍しいタイプではないかもしれません。お友達を楽しませたり「すごい」と言ってもらえたりすることに快感を覚えて、あることないこと嘘をついてしまう心理があるのでしょう。そしてお子さんのお友達に嘘をつく子がいたというママからは、「友達がだんだん相手にしなくなるから注意をしつつ、様子を見てもいいかも」という意見がありました。嘘をつく目的が周囲からの賞賛や羨望のまなざしであれば、それがなくなった途端に嘘を言わなくなる可能性も。投稿者さんがあれこれ口を出すよりも、周囲の反応に任せることで子どもも痛い目を見ることができるのかもしれませんね。
『一時期「あーしたこーした」、「○○さんが泣かせていた」と子どもがペラペラ真顔で喋るからびっくりして、一度学校に連絡したら全て嘘でした。めちゃくちゃ怒りました。「こんな嘘つく子、地獄行きだね! いい死に方しない。嘘ついていたら誰からも信じてもらえなくなるよ。本当にお腹痛いって言っても、あーウソだって無視されるからね」と冷たく言いました。怯えて泣き喚いてたけどそれから嘘は言ってません。ガツンと叱っていいですよ』
また冷静に嘘をつくことのデメリットを教え諭すのではなく、かなり厳しい口調や表現を使って叱るというのも一つの方法です。ときには、嘘をつくとどんなに怖いことが待っているかという、子どもに怖さを実感させるような言葉も必要でしょう。嘘をつくわが子を厳しく叱ったことで、「もう嘘はつかない」と子どもが約束してくれたというママもいて、実際の効果があることがうかがえます。
親や友達に認められていないから嘘をついているのかも
『私も小さい頃嘘つきまくってた。大人になって思えば、貧乏でほしい物買ってもらえない、親や周りから褒められない、認められない、放置されている、寂しさからの嘘だったのかなと思う。「いいなー! すごーい!」って言ってもらえるのが快感だった。何もしなくても普通に生きてるだけで褒められる友達が羨ましかった。自分は嘘つかなきゃ褒めてもらえない人間だと思ってたから。お子さんには「嘘なんかつかなくてもあなたには生きてるだけで価値がある」って言ってほしいし、些細なことでも褒めてあげてほしい』
自分自身が子どもの頃に嘘をたくさんついていたというママもいました。大人になってから当時のことを思い返してみて、親や周囲に対する「褒めて認めてもらいたい」「寂しい」という気持ちの裏返しだったことに気づいたようです。投稿者さんのお子さんも何かしら埋められない寂しい感情や、自信のなさなどから嘘をついている可能性もゼロではありません。何度も「嘘をついてはダメ」と教えても嘘がなおらないということは、根本の原因は別のところに潜んでいることも視野に入れたいですね。そしてお子さんに対して「嘘をつかなくてもあなたはあなたのまま素直でいるだけで素晴らしい」と伝え続けることで、お子さんも満たされて嘘がなくなっていくかもしれません。
とにかく嘘をやめさせたいと願う投稿者さんですが、お子さんの考えや事態を少し違う角度から観察することで、新たに見えてくるものもあるのではないでしょうか。
文・AKI 編集・みやび イラスト・リコロコ
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