<介護の問題>義母の介護がスタート「財布がない!」優しかった義母の変化に戸惑いが【第2話まんが】
前回からの続き。
数年前の出来事。ある日、転倒し足を骨折してしまった義母が入院することになりました。今まで優しくしてくれた義母に恩返ししたくて、私はせっせと病院に通いました。結局、退院後も身体的な不自由が続きそうだったため、義母は私たち家族と同居することに。息子や娘は就職や進学のため家を出ているため、昼間家にいるのは私1人。義母のお世話は私が担っています。
義母はとてもショックを受けているようでしたが、私は義母を支えようと覚悟を決めました。
義母は歩くのが多少不自由なものの、気持ちは前向き。回復を目指してリハビリにも熱心でした。
しかし……感染症の流行により、状況は一変してしまったのです。
緊急事態宣言の影響で思うようにリハビリに通えなくなり、義母は気落ちしたようでした。社交的な義母にとって、スタッフさんからの励ましや、他の利用者さんとのお喋りは日々の楽しみだったのでしょう。
感染症の流行で、他の人との交流がしづらくなったのは、義母にとって大きな負担のようでした。私は家でも少しずつ体を動かすことを勧めましたが、次第に家でぼんやりしていることが増えていきます。
研修医の息子や、看護学校に通う娘も、「もし自分が感染してて、おばあちゃんにうつしたらいけないから」と帰省せずに頑張っています。家には私と義母の2人きり。お出かけもままならず、気持ちの晴れない日々が続きました。
義母の様子がなんだかおかしい……私の不安は的中してしまうのでした。
そして……義母の様子がますますおかしくなっていったのです。
帰るといっても、今はここが義母の家です。私は義母の様子から、ある予感を抱きます。
義母はオシャレな人だったのに身なりを構わなくなり、部屋はいつもちらかり放題。お風呂を嫌がることも増えました。また、たまに私に乱暴な言い方をします。義母が認知症なのだとしたら、私1人の手に負えないかもしれません。
夫に相談することも考えましたが、感染症のせいで激務が続くなか余計な心配はかけたくありません。また義姉も夫と同じような状況で、毎日看護師として患者さんのために力を尽くしていると聞いています。
今は夫や子どもたち、そして義姉に頼ることはできません。「今まで良くしてくれた義母へ恩返しする」その思いが私の心の拠りどころ。私は自分1人で義母のお世話をする覚悟を決めました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・千永美 作画・よしはな 編集・Natsu