<ガッカリ子ども部屋>「何度注意したら部屋を片付けるの!」。言い飽きたママに寄せられた解決案
何度注意しても自分の部屋を片付けない。そんなわが子に頭を悩ませるママは少なくないでしょう。まだ親の言うことを聞いてくれる年齢であれば、整理整頓を習慣づけられるかもしれません。しかし10代後半になった子どもの意識をかえることは難しそうです。
今回、ママスタコミュニティに投稿を寄せてくれたママも、お子さんの散らかった部屋に困り果てている様子です。どんな状況なのでしょうか……。
『子どもが高校生の部屋はキレイ? うちは「使ったものは元に戻す!」「ゴミは捨てる!」「脱ぎっぱなしにしないでハンガーにかける!」と言っているけどできない……。しかも注意すると生返事かキレられる。どうしたらやってくれるの?』
使ったものは元に戻す、ゴミは捨てる、衣類はハンガーにかける。人によっては簡単なことでも、苦手な人もいるのかもしれません。単に面倒くさい、ということもあるでしょう。いずれにしてもわが子の部屋を、いわゆる「汚部屋」にはしたくありませんよね。ママたちのお知恵を貸してください。
きょうだいでも部屋の様子はまったく違う?
まずは、ほかのお子さんたちの様子を聞いてみましょう。
『汚いよー。服も靴下も脱ぎっぱなし。ペットボトルもある。中1の次男の部屋はわりときれいなんだけどな。同じように育てたつもりだけど、何でこうも違うんだろう』
『女子高生が2人。ゴミ置き場とホテル。正反対のお部屋があります』
『姉の部屋はすごくきれい。整理整頓が好きみたいで、床に物が置いてあるのは見たことがない。妹の部屋は洗濯物が常に床の上。自分の部屋が汚いから、「ハウスダストが出るー」って言っていつもリビングにいる。毎日ガミガミ言うのに疲れたから、月に一度は徹底的に片付けさせてる』
同じように育てたつもりなのに……と、首をかしげるママからの投稿がありました。同じきょうだいでも、整理整頓するお子さんもいれば、散らかし放題のお子さんもいるようです。どうやら一概に”親の躾”や”生活環境”によるとは言えないよう。また男子でも女子でもさまざまなパターンが報告されていることから、性別による括りも成り立ちません。あえて言うなら、お子さん自身の性格が「整理整頓好きかどうかによる」ということでしょうか。
ママの愛情は逆効果?
ゴミや物が散乱する子どもの部屋を、そのままにしていいのか迷いますよね。あまりの散らかりように耐えられず、わが子の代わりに片付けるママは少なくないようです。
『飲みかけのペットボトルがいろんなところから……。言っても直らないし、ほっといたらそのままだから、結局、私が片付けてしまう』
『今はうちを出た長女の部屋は、いつもゴチャゴチャ床に小物を置いていて汚かった。私が掃除好きなのも悪かったと思う。「お母さんが片付けてくれるしー」って思っていたみたいだから』
『高2息子、ゴミ部屋。服やら何やらで足の踏み場がない。飲食したゴミはそのまま。たまに私が掃除しに入る。友達が来るときは少しだけ片付けている』
「放っておいたそのままだから結局片付けてしまう」との声も届きました。わが子の自主性に任せていたら、お子さんは片付けないどころかゴミや物が増えていく可能性があります。「ゴミ部屋」を避けるため、ママたちはわが子の散らかる部屋につい手を出してしまうようです。
一方お子さんたちのなかには「ママが片付けてくれるから、あえて自分がやる必要はない」と、掃除好きなママを利用するちゃっかり者もいるようです。面倒なことをやらずにすむのなら、それに越したことはありませんからね。
ママたちの対応策
片付けに関する欲を言えばキリがないけれど、現状に納得している意見も少数ながら届いています。
『2階の子どもの部屋から、1階にゴミを持って来る習慣はついた。「部屋にゴミを溜めない!」を徹底しておけば、あとは私が家中を掃除機をかけてまわるからそんなに汚くならない』
『うちは小学生のときから、「お小遣いは部屋をキレイにしていないと渡さない」って決めているから、月末は部屋がキレイになる。でも数日で元に戻る』
『友達が来るときだけ自分で掃除している。あとは本当に適当。私は構わないようにしています』
わが子に「ゴミは捨てる」「服はハンガーにかける」「床に物は置かない」など、複数のことを要求しても「ウザい」とスルーされてしまう可能性は高そうです。だとしたら「守ってほしいこと」を一つに絞れば、意外とすんなりと聞く耳をもつのかも?
部屋にゴミを溜めないこと”だけ”を約束事にしたお宅は、お子さんの「ゴミ捨て習慣化」は身についたよう。それだけでも十分と考えているようですね。
幼い頃から、お小遣いの条件として部屋の片づけを課している例もありました。「お小遣いをもらう直前だけ」、「友達が遊びに来るときだけ」といった、自分の都合の良いときにしか片付けないお子さんたち。そんな姿にママたちはガッカリしているのかと思いきや、「まぁいいか」と流しているようです。内心では「うちの子は、いざとなったらやるタイプ」と期待しているのかもしれませんね。
わが子の部屋の散らかりようを嘆く投稿者さんの悩みに対し、共感の声も多く届きました。ただママが片付けてしまうと、お子さんはそのスタイルにすっかり甘えてしまうこともあるようです。ママはあくまでも、手を貸すだけの「お手伝い要員」。本人が主体的に動けるように見守ることも必要でしょう。
また片付け後の部屋の状態に満足できなくても「良し」とすることは大切なようです。こちら側の求めるレベルが低ければ、お子さんも少しずつ「片づけ」に前向きになるかもしれませんよ!
文・ななみや 編集・すずらん イラスト・Ponko
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