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<勉強の必要性>専業主婦のママを見て「勉強する意味がない」と言う子ども。なんて返せばいい?

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子どもにとって勉強は、あまり楽しくないと感じることが多いかもしれません。もちろん楽しくて仕方ないと思って勉強に励む子もいますが、それは少数派といえるかもしれませんね。また子どもながらに、勉強に対して疑問をもつこともあるでしょう。子どもからの質問にどう答えれば良いのか、ママスタコミュニティのママが悩んでいます。

『子どもから「どうして勉強をしなければならないの?」と聞かれました。私は専業主婦なので、「ママみたいに働かないなら勉強する意味がない」と。皆さんならどう答えますか?』

勉強は何のためにするのか? そういった疑問はママスタコミュニティのママも子どもの頃に感じたことがあるのではないでしょうか。勉強が苦痛だったり嫌だなと思ったりすると、なぜ自分はこんなことをしなければならないのだろうと考えてしまいますよね。このような問いに対して、他のママたちならどう答えるのでしょう。

生きていく知恵や知識を身につけるため

『義務教育は、生きていくための勉強。と簡潔に言う』

『勉強は働くためというより、生きていくための知恵を身につけること』

『自分で物事を考えて判断するための練習だよ。そう言われて育ったから、そう伝えている』

学校を卒業した後も長い人生が待っています。むしろ学生でいる時間よりも社会に出てからの時間の方が圧倒的に多くなりますよね。生きていくなかでは、物事に対する知識が必要になるでしょう。例えば漢字を読んだり、スーパーで割引の計算をしたりする場面もあります。また多くの経験から得た知識を知恵に変えていくことで、同じ間違いをしなくなったり、トラブルを回避できたりするケースもあるかもしれません。生活をしていくなかで使う知識や知恵を積み上げていくことも、勉強の目的の1つになりそうです。

人生の選択肢をたくさん持てるようにするため

『1度も働かずに専業主婦になれる保証はどこにもないよね。専業になっても安泰とは限らないし』

専業主婦の投稿者さんを見て、お子さんは勉強をする目的や意味がわからなくなっているようです。確かに子どもの目から見れば、専業主婦になれば学校の勉強は必要ないと思うのかもしれません。しかし専業主婦であろうと、一般教養は世の中を知り生きていくために必要です。むしろ主婦業は家事や育児、家計管理など、さまざまな知恵を要するといえるのではないでしょうか。

『将来の選択肢を増やすためなんだよ。これから大きくなって、やりたいこと、したいことが見つかっても、学力が低かったり知識がなかったりしてできませんとなったら悲しくない? そうならないためにも今勉強するんだよ。今やっている勉強が大人になって使うかと言われたら、使わないことの方が多いけれど、やったことは無駄にならないから。そういう話を子どもたちにしていた』

『将来自分がやりたいこと選べるようになるには、勉強しておいた方がいいから。やりたい道に進むにはある程度勉強ができないと無理だと説明する』

いずれ社会に出て働くとなった場合、自分が就きたい職業もあることでしょう。しかし学力や知識が足りないばかりに、その職業に就けなくなることもあるかもしれません。たとえば資格が必要な職業は、試験に合格しなければ職に就けないことが多いです。勉強をしてこなかったことが理由で就きたい職業に就けず後悔しないために、そして就ける職業の選択肢を増やすためにも、学校で習う基礎的な勉強は必要になってくるのでしょう。

知識は自分を守る

『知ることは楽しいことだよ。知らないより知っていたらより楽しめるからね。これは親の受け売り』

例えば歴史の映画やドラマを見ているときに、歴史の基礎的な知識があると時代背景や登場人物の関係性がわかって、より楽しめると聞いたことがあります。知っているからこそ知識が深まることもありますし、自分なりの解釈もできたりするようですよ。

『あまりに物事を知らないと命さえも脅かすからね』

『テレビの受け売りだけれど、「人に騙されないために勉強する」のだそう。自分で考えられるようにならないといけないという意味かなと思う』

知識がないと危険にさらされてしまうこともありますし、だまされてしまうこともあるかもしれません。実は筆者もある知人から「無知はリスクだ」と言われたことがあります。知らないばかりに遠回りをして時間がかかってしまったり、損をしたりすることもあると。危険なことや真実かどうかわからないことは、いずれは自分なりに考えて判断しなければなりません。その材料を得るために学生時代はしっかり勉強をして、知識をたくわえていくのではないでしょうか。

勉強を頑張った経験は自信につながる

『「できると格好いいからやる」って、子どもに勉強させる動機としては1番効果的だと思う。子どもは長期的な見通しを立てるのが苦手な場合が多いから、遠い未来の収入のためではなくて、今自分がかっこよくいるための努力って思う方が、多分納得しやすい』

『将来やりたい事ができたときに、選択肢が広がるから、勉強しておけば良かったってなってほしくないからって言ってる。小学生のとき、毎日漢字練習を始めて、漢字が毎回満点取れるようになって、一夜漬けより1日3個でもコツコツやる方が楽で結果もでるって自分で思えたのも、良かったみたい』

勉強はつまらない、できればやりたくないと思っている子どもは少なくないでしょう。筆者自身も子どもの頃は、「ああ、嫌だな」と思っていた時期もありました。親となった今でも、わが子が勉強している姿を見て、苦痛と感じることもあるのだろうなと思ってしまいます。しかし先日、子どもの学校の先生が「勉強を頑張ったという経験は、将来の自信につながる」とおっしゃっていました。もちろん人によって考え方や経験値は違ってきますが、辛くて逃げ出したくなるような勉強を小中高と長期に渡って続けた先に成長が待っているのではないでしょうか。

社会に出て生活をしていくなかで、知識や知恵をもつことは大切です。投稿者さんの子どもさんも今は、専業主婦がいいと思っているようですが、将来進みたい道が変わる可能性は大いにあります。「将来の選択肢を広げるため」「新しい知識を得るのは楽しい」など、勉強で得られるメリットがたくさんあることを子どもに教えてあげられるといいですね。

文・こもも 編集・みやび イラスト・Ponko

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