<ペット論争>犬よりも猫のほうが飼いやすい?猫の飼い主さんたちの賛否両論の意見とは
もしペットを迎えるとしたら、猫と犬、皆さんならどちらを選びますか? それぞれに違った可愛さがあり、好みもあることでしょう。そう考えると、一概にどちらがいいとは決めにくいかもしれませんね。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、ペットを飼おうかと考えているママからのものでした。
『うちの子がずっとペットを飼いたいっていうから、飼うかどうかを考えているんだけど、猫より犬のほうが飼いやすい? 私は本当は犬が好きなんだけど、毎日散歩に行くのとか大変そうだし、続けられる自信がないので悩んでいます』
ペットを飼いたいと切望している投稿者さんのお子さん。それほどまでに言うのならばと、前向きに検討しはじめているようですね。
しかしペットとの生活を考えると、あまり手がかかると世話ができるかどうか自信がもてないのだそうです。飼ってから「ムリ!」となるとペットもかわいそうですので、飼う前にママたちに聞いてみるのは大正解! さて、ママたちの回答はいかに?
どちらかといえば猫のほうが飼いやすい?
『うちは猫と犬、両方いるけどやっぱり猫の方が楽かな。トイレも勝手に覚えたし、散歩しなくていいし』
『私も犬・猫、両方飼ったことがあるけど、猫のほうが楽。犬だと散歩に行かなきゃいけないし、散歩に行ったら行ったでノミ・ダニを拾ってくる。マダニが刺さっていたこともあったよ。その点、猫は散歩の必要もない。トイレもすぐ覚えるし、留守番も得意。犬だと留守番させるとすごく寂しがるから出かけるときに申し訳なくなる』
ママたちから寄せられた声を見ると、「猫のほうが楽かもしれない」といった意見が多数を占めました。現在進行形で犬と猫、両方飼育されているママや、過去に両方飼っていたというママの体験談からも、猫のほうがお世話が楽かもしれないことが見えてきます。
筆者も現在2歳になる猫を飼っており、過去には犬・猫、両方飼っていた経験もあります。過去を振り返ってみると、ママたちが話すようにどちらかと言えば猫のほうが楽かもしれないなと感じました。
猫のほうが飼いやすい理由
『お散歩をしなくていいのは楽だよ。猫は体臭もないしトイレの失敗も少ない。犬みたいにお出かけが好きではないから、外に連れて行くこともないしね』
『私は猫の方が飼いやすいと思う。毎日散歩させるのは厳しいし、しつけも犬の場合は大変そうだなって。猫は自由気ままだから、人間がそれに合わせる感じ』
『犬よりお金がかからないし、散歩もいらない。何より犬よりはるかに静かだよ』
犬と猫のお世話で大きく差が出るのはやはり「毎日の散歩」かもしれませんね。動画やSNSなどを見ていると猫をお散歩させている飼い主さんも時折見かけますが、猫は基本的に散歩をしなくても大丈夫です。むしろ、いつもと違う状況・環境に置かれることで、ストレスや負担になることもあるようです。
散歩以外の面では、しつけやお金のかかり具合などがあげられていますが、これは個体差によって変わりそうです。
筆者の家にいた10匹以上の歴代猫たちを思い返すと、トイレトレーニングが大変な子にやりたい放題のやんちゃな子、凶暴な子、びっくりするほど大人しい子と個性豊かな面々。また病気をしがちな子もいれば、病気ひとつしない健康体な子もいました。
このようなことからも、しつけのしやすさやお金のかからなさについては個体差も大きく、猫でも犬でも大変さは変わらない部分もあるのかもしれません。
猫のお世話の大変なところ
逆に犬と比べて猫のほうが大変なところはどのようなことがあげられるのでしょう。
とにかく抜け毛・抜け毛・抜け毛!
『種類にもよるだろうけど、猫を飼うと毛が服につく、靴下の裏が毛まみれになる。あと料理にも毛が入っていそう』
『猫は抜け毛がすごいよ。こまめなブラッシングをしたってムダ。これだけは間違いない』
抜け毛の問題は、犬猫に限らず夏や冬に体温調整で毛が生え変わる動物の場合、多かれ少なかれあります。しかし猫の抜け毛も本当にスゴイんです。もちろん、抜け毛の量には個体差もありますが、1日でも掃除を怠ると床を猫の毛が風に乗って、ほわほわ~っと塊で移動していきます。
濃い色の服や靴下は洗濯から戻ると粘着テープでコロコロ。出かける前にもコロコロ。粘着テープの消費量はハンパなく多いです。ママが話しているように、こまめなブラッシングを行っても太刀打ちできません(苦笑)。
ニオイ問題
『猫自体は本来無臭だけど、たまに体臭がある猫もいる。トイレの掃除をこまめにしないと部屋の中がとてもくさくなる』
『うんちが上手にできないと、 おしりについたままになる。床にこすりつけられるとニオイがすさまじい』
ママたちが話しているように、猫は排泄物のニオイがすさまじいんです。今は猫専用のトイレにさまざまな工夫がされているので、やり方次第でニオイはかなり軽減できるようになりました。それでもうんちとおしっこのニオイはなかなか強烈なんですよね。
猫のなかにはトイレで排泄ができるのに、わざとお部屋のあちこちで排泄をしたり、お布団の上でしたりすることもあります。強烈なニオイですし、なかなかニオイが取れないので本当に困ります。
家や家財道具がボロボロになる
『猫の性格にもよるけど、今飼っている猫は障子やらふすまやら破りまくるし、柱や床のあちこちで爪とぎをするので、ずいぶんと家がボロボロになった』
『うちの兄が猫を飼っているけど、新築の家がボロボロ。信じられないほどあちこちキズだらけになっていた』
しつけ次第で大丈夫という声もありますが、それでも猫がいるご家庭のソファや壁・柱、絨毯にカーテンなどは、ボロボロになることもあります。筆者の家も爪とぎの数を増やしたり防護シートを張ったりしていますが、努力虚しくあちこちボロボロです。
ペットの性格や癖などでお世話の大変さは変化する
『犬でも猫でもその子による。飼ってみなけりゃわからないよ』
犬と猫、比較すると猫のほうがお世話が楽そうに感じるかもしれません。しかしママが話しているように、お世話が大変かどうかはその子次第という部分もありそうです。
犬でも猫でもその他の生き物でも、一緒に暮らし、お世話をするのはとても大変です。しかし、同じ時間を共有し生きていくことは、かけがえのない経験や体験が得られます。それはお子さんだけでなく、一緒に暮らすママやパパなどの大人も同様です。
まずはお子さんと一緒に、犬や猫と一緒に暮らす上で必要な知識を調べたり学んでみたりすることからはじめてみてはいかがでしょう。かけがえのない大切な命ですから途中では投げ出せません。親子で一緒にたっぷり学んで考え、納得の行く答えを出した上で新しい家族を迎えてあげてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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