2018/01/30

自転車に子どもを放置する親「これくらいいいや」に潜む罠

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「絶対にやってはダメなこと」という良識あるママが大半でしょうが、意外とよく目にするのが自転車の子ども乗せシートに放置されたままの子どもです。コンビニの前、ATMの前、自動販売機の前と、ママにとってはほんの数分で用事が済みそうな場所かもしれません。でも、その自転車が転倒してしまったら？　万が一のことではなく、その可能性はかなり高いのです。

自転車上に放置されている子ども……。危険じゃないの？

ママスタに寄せられたコメントからは「絶対にやってはいけないこと」と考える人が、圧倒的多数ということがわかります。でも世の中にはその危険性をあまり感じていない人もいるよう。たくさんの目撃談がありました。

『自転車の前後に子どもたちを乗せたまま、その場を離れた親を見たことがある。「危ないなー」って思いながら私が通り過ぎた数秒後に、ガッシャーン！　振り返ったら自転車が倒れていて、子どもも一緒に横に倒れていて大泣き。夜だからよく見えなかったけど、子どもはシートベルトをしていたから受身も取れずに顔をケガしただろうなって思った。それを見て、たとえ数秒でも危険だと思ったよ。やめておいたほうがいいです！』

『パチンコ屋の前に停まっている、子どもを乗せたまま放置してある自転車を見たことがある。店員さんに言ったけど親は出てこないし、通報してお巡りさんに引き受けてもらった。4歳くらいの子だったけど、炎天下に身動き取れないまま放置されてて…水を買って飲ませたけど、あのあとどうなったんだろう？　こんな親を持った子が一番の被害者だわ』

『コンビニや家の前でけっこう見るなぁ。たいてい忙しそうなお母さん。私が急いでいないときは自転車の横に立って、倒れたときにすぐ助けられるように見てる（笑）。怪しまれるかなぁ……でもハラハラしちゃうから。私はしたことない。やっぱり怖いよね』

『友達がけっこうそれをやっていて、「危ないよ」って言っても「倒れたことあるけど、子どもにはヘルメットもベルトもさせてる。ヘッドガードもあるからケガしたことないし、お店からちゃんと見ているもん」って。その友達があるとき寝ていた子どもを自転車に残してコンビニで買い物をしていたら、子どもが起きたみたいで倒れたんだよね。しかも自分が駐輪したときにはなかった自転車が、その友達の自転車のすぐ横に停めてあって、その上に重なるように。子どもは横に停めてあった自転車にぶつかって、おでこをざっくり切っちゃって大変だった。どんな状況で倒れるかわからないし、倒れた場所に何があるかわからないから本当に危ない』

「降りたくない！」とゴネられて放置したら……後悔先に立たず

「そんな状況を目にするとドキドキして、いてもたってもいられない」というママもたくさんいましたが、その気持ちはよくわかります。中にはうっかり転倒してしまった人や、自分自身が子ども時代に転倒したという人も。

『私自身が子どもの頃に自転車に放置されていて転んだことがあるけど、怖いし痛かったわ。八百屋さんの前で並べられた野菜の上に倒れこんだからたいしたケガはしなかったけど、今でも鮮明に覚えているよ。自分の子どもが小さいうちは、絶対に自転車に乗せたままにはしなかったよ。突拍子もない動きをするかもしれないから』

『一度子どもに「どうしても降りたくない！」とゴネられたので、乗せたままそばを離れた途端真横にドーンと倒れて。幸い無傷だったけど、子どもが「お母さんごめんなさい。自分が悪かった」って言ったときは、本当にいけないのはお母さんなのに……と申し訳なく思った。なんであんなことをしたんだろう』

『小さい頃に父が自動販売機でジュースを買おうとして、私を乗せたままにしておいたら倒れて目の上を切ったんだって。父が「動くな」って言ったのに、どうしても動きたくて倒したらしい。「3歳くらいの子にじっとしてろと言っても、無理な話だな」とか、今では笑い話になっているけど。でも大ケガしたら危ないからダメだよ』

ベルトでしっかり固定していても、それゆえに身動きが取れず倒れたときに頭や顔面を強打してしまう場合が少なくないようです。また、転倒だけでなく子どもの連れ去りや、変質者によるいたずらだって考えられること。
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ベルトを外したり留めたり、シートから降ろしたり乗せたりと「面倒だな」という考えが頭をよぎるものわからなくはありません。でもほんの一瞬が命取りになることも。実際コメントの中には救急車で運ばれた知り合いのお子さん、打ち所が悪くとりかえしのつかないことになったお子さんの話もありました。「ついついたまにやってしまう」というママは、そんなリスクがあることを念頭に置いておいてくださいね。