<小学1年生の学校行き渋り>どんな声かけをしたらいいの?家庭内で気をつけたいことは?
「新小学1年生の子どもが学校に行きたがらない」というママから不安の声がママスタコミュニティに寄せられました。入学後はドキドキワクワクすると同時に不安もいっぱいですよね。環境に関係なくすぐに溶け込める子どももいれば、馴染むまでに時間のかかる子どももいます。しかし先生たちが手取り足取りお世話をしてくれていた保育園や幼稚園と比べて、小学校は子どもたちにとって別世界でしょう。ママスタコミュニティには環境の変化に慣れるまでは「行き渋り」は仕方ないという声も寄せられています。
環境変化への戸惑い
保育園や幼稚園では先生方の見守りの中で過ごしていましたが、教室にさまざまなタイプの子どもが集まり、子どもたちだけの社会ができてきますよね。静かな時間を過ごすことが好きな子どももいれば、よく動きよく話す子どももいます。新しい人間関係に戸惑いストレスに感じることもあるでしょう。他にも小学校生活では細かく時間を決められることや、決められたルールを守ることに慣れない子どももいますよね。ママスタコミュニティには環境の変化に慣れるまでは「行き渋り」は仕方ないという声も寄せられています。
『環境変わると慣れるまでは仕方ないよ。この前も下駄箱で泣きながら靴を履き替えている新1年生見たよ。この世の終わりくらい悲しい雰囲気だった。学年上がっても、クラス替えするたびに行きたくなーいって、うちの子も文句言う』
『うちも毎日学校行きたくない、楽しくないって言っているよ。男の子だけど、席順で周りが女の子しかいないらしく寂しいみたい。朝もお布団の中でギリギリまでぐずぐずしている。それでも毎日がんばって学校行っているよ。みんながみんな楽しく行けているわけじゃないとわかって救われたよ。しばらくは覚悟しないといけないと思っているけれど、本当はそんな息子を見て私も泣きそうになる。お互いがんばろう』
行き渋りの原因は?
小学生は園での生活と違い、授業中は椅子に座って授業を受けなくてはいけません。たとえ知っている内容でも知らなかった内容でも同じように聞く必要があり、それを苦痛に感じる子どももいるようです。ママスタコミュニティにも授業がつまらないという意見が寄せられています。
『そういえばそんなこと言っていたな。もう知っていることを椅子に座って聞いていなきゃいけないことが苦痛みたいな。授業がつまらないとよく言っていた。でも友達と遊ぶのは楽しいとは言っていたよ』
『うちもつまらない。勉強嫌って。昼休みが一番楽しいって。頑張れ1年生!』
一方で算数や国語以外の教科、例えば図工や体育、音楽、生活などは楽しく過ごせる子どももいるようです。
『体育と図工と休み時間は楽しいけど、勉強はね……みたいな感じだったよ』
ずっと椅子に座り続けて勉強することに慣れていない子どもにとっては負担に感じるかもしれません。また授業内容も個別に合わせるわけではないので、習熟度によって退屈に感じる子どももいるでしょう。
帰宅後の様子を見てみる
筆者の小1の子どもは「授業が楽しくない」とたびたび言うので理由を聞くと、「授業に集中したいのに関係ないことで中断されるのが嫌だ」とも言います。しかし一方で休憩時間を含めた勉強以外の時間は楽しいとのこと。毎朝「学校をお休みしたい」「もっと寝ていたい」「ダラダラしたい」と言いながら登校するわが子ですが、帰宅時は楽しそうに学校の話もするので、ひとまず様子を見ていきたいところです。例え行き渋りがあっても、帰宅したときの子どもの様子から現状を判断しているというママたちは他にもいるようです。
『うちの小2もいまだに同じようなもの。しかも朝だって週の半分はグズグズ言いながら支度。けど、楽しかったー! と毎日帰ってきて、今日はあれしたこれしたって話してくれるから大丈夫だと思っている』
『2年だけど行きたくないと言いながら行っているよ。帰ってきたら元気だから大丈夫かなと思っている。経験上、本当に何かあったときは、帰宅後に分かりやすくぐったり横になるから』
ママたちは子どもたちが学校生活でトラブルを抱えていないか、下校してからの様子を注意深く観察しているようですね。
家庭内を休息の場として子どもたちを見守る
学校生活に漠然とした不安を持つ子どもたち。ママスタコミュニティにはそんな子どもを思いやるコメントも寄せられていました。
『うちの新2年生も似たようなもの、1年のときからそんな感じだよ。やる気がない日も眠い日も仕方なく、でも頑張って学校行ってくれている。楽しんで元気いっぱい学校に行けるのが理想だけど、そうじゃない日に頑張って学校に通える力がある子って結構強いよ。家で「嫌だ」「行きたくない」って弱音くらい吐かせてあげればいいよ』
こちらのママからの投稿に対して、投稿者さんは返事をしています。
『なんだか心にじーんときました。そうだよね。嫌でも、一緒についてきて! とか言わずに登校しているので一生懸命がんばっているのだなと思って、家ではのんびりさせよう』
他にも、ママ自身の経験からストレスを抱える子どもに寄り添ってほしいというコメントがありました。
『うんうん、それがうちの子、中学年になってもまだ毎日言っていますよ。つまんない、給食がまずい、朝が嫌だ、しんどいだの学校は苦行だの、まぁ偉そうだよ。行ってしまえば、楽しんでいるそうだけど。「毎日しんどいよねぇ」「ランドセル重たいよねぇ」「ママだって小学校のとき、嫌だったよー」など同調の返事をして、寄り添ってあげて下さい。頑張れ頑張れ言われると、余計しんどいです。私が学校嫌いで、そうだったから』
大人だって休み明けの朝は気分が乗らないことや、面倒に思う日もあります。また、家でのんびりしたいと思う日もあるでしょう。環境にすぐに慣れる子、時間のかかる子、もともとひとりで過ごすほうが好きな子、100人子どもがいれば100通りです。ママスタコミュニティにもこんなコメントがありました。
『人それぞれだよ。学校よりお家が好きなのは悪いことじゃない。気を遣う子なのだろうね』
今は新しい環境に慣れないとしても、徐々に子どもなりに自分自身で妥協点を見つけていかなくてはならないでしょう。親は子どもがトラブルを抱えていないか注意深く観察しつつ、心身共に疲れて帰ってきた子どもが家では心を休められるようにしてあげたいですね。
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