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<故人を思って涙>天国にいる両親に「会いたい」。どんなときに亡くなった人を思い出す?

158_義父母(父母)_マメ美
自分の親っていつまでも元気で長生きしてくれると思ってしまいますよね。いろいろなことを教えてもらいたいとか感謝の気持ちを伝えたいなどと思っていても、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、不慮の事故や病気などによって親が若いうちに突然この世を去ってしまうことは珍しくありませんし、加齢とともに心身が弱って次第に意思の疎通ができにくくなることもあり得ます。
投稿を寄せてくれたママのご両親は亡くなっているとのことですが、会いたくなるときがあるそうです。

『父が亡くなって11年、母が亡くなって4年。なんだかしみじみ思い出して。会いたいなぁ』

亡くなった親を思い出すことはありますか? みなさんの思いをお聞かせください。

ふと父や母を思い出すとき

どんなときに亡くなった父や母を思い出しますか?

『困ったり悩んだりするときは、「母だったら何て言うかな?」と考えてしまう』

『母がいなくなって、堂々と子ども自慢できる同性がいなくなってしまった。うちの子の話を聞いてほしい。母なら「孫ちゃんスゴい!」って言ってくれるのに、他人からしたらどうでもいいよね』

『昨年父が亡くなって、母親は5年前に亡くなった。ときどきテレビを観ているときに、「母はこういうドラマ好きだったなー」とか「父はよくスポーツ番組を観ていたな」と思い出す』

『実家のキッチンで、いつもお弁当を作ってくれていた。中学から結婚するまでずっと入れてくれていた母の卵焼きが食べたいよ。帰りが遅くなった父はキッチンで一人ご飯を食べていたな(笑)』

自分が直面する困難に対して「父や母ならどう乗り越えるだろうか」と思い浮かべたり、母は孫の自慢話を快く聞いてくれたな! と存在を惜しんだりするとの声が届きました。ともすれば疎まれてしまうわが子の自慢話も、祖母なら相好を崩して聞いてくれますよね。また、父や母が好きだったテレビ番組を偶然目にして懐かしんだり、大好きだった「お母さんの味」を思い出したりといったコメントもありました。何気ない日常のなかに、亡き親の存在が随所に散りばめられているようです。

天国の父や母へ。こちらは元気です

『父が突然死して6年。息子を抱いて、「小学生になるまで生きていたいなぁ」と言った次の日に亡くなった。「息子は、もう2年生になるよ。頑張って学校に行っているから心配しないでね」って息子を見せてやりたいよ』

『17歳のときに母が44歳で亡くなって、18年経った。母と過ごした期間より、いなくなってからの期間のほうが長くなっちゃった。大学も行ったし就職もしたし、結婚して出産して、「あなたの孫は10歳になったんだよ」って天国に電話したい!』

『お父さんに会いたいなぁ。私が思春期に反抗的であまり話さなくなり、お父さんも私には話をしてくれなくなった。いろいろ話したかった。考え方とかとても似ていると思うんだよね』

孫の小学校入学を楽しみにしつつも残念ながら見届けることができなかった父へ、「元気だよと知らせたい」と語る声も複数届きました。母親を亡くしたママからも「孫の成長を伝えたい」とのコメントもありましたが、未成年だった自分を残して旅立った母の懸念や無念さを推し量り、ママ自身の人生が「順風満帆だから安心してね」と報告したかったのかもしれませんね。自分の反抗期に父との関係に溝が生まれてしまったママからもコメントが寄せられました。子どものころには気づかなかった親の大変さを、子育てをとおして理解していくことはありますよね。ママも子どもがいる今なら父親とわかり合えると思ったのかもしれません。しかしもう二度と会えないのは事実で、いまさら悔やんでも遅いのでしょうか?

親の思い出をたくさん語ろう

他界した親の思い出話をたくさんすることによって心が癒されていく可能性がある、といった声も届きました。

『うちの旦那は5年前に義両親を見送ったけど、今でもときどき「寂しい」と口にするよ。そんなときはたくさん思い出話を聞いて、義両親の話を夫婦でするようにしている。そうやって薄皮を剥ぐように少しずつ旦那も立ち直っている感じだよ』

いつでも絶対的な味方でいてくれた両親がこの世にいないと思うと、とても寂しくなりますよね。もはや存在しないからと辛い気持ちに蓋をするのではなく、むしろ慕う気持ちや思い出話を何度も吐き出すことによって、少しずつ心が癒されていくのかもしれません。また生前に不仲だった親子関係でも、手を合わせて語りかけたり思い出話を積極的にしたりすることで、かつては遠かった存在がぐんと身近に感じられるようになるかもしれません。

『私の両親は健在だけど、母とはあまり仲がよくなくて最近会っていなかった。でも思い返せば離婚してシングルで育ててくれたのは母だし、会えるうちにちゃんと会っておかないと、って思い出した。ありがとう。明日フラッと寄ってみるよ。孫を連れて』

『みんなのコメントを読んで泣いた。私、母と仲が悪かったんだけど、子どもが産まれてからまた話すようになった。両親のありがたみをしみじみと感じている今日このごろ。今のうちに親孝行をたくさんする!』

かつては折り合いが悪かったものの、子どもを育てるうちに親のありがたみを実感することってありますよね。そのような場合には感謝の気持ちを即、言動で示したいものです。大切なことを後手に回してしまうと、ことわざの「孝行のしたい時分に親は無し」のように後悔するかもしれません。

天国のご両親に会いたいと願うママたちの声がたくさん届いたなかで、長らく不仲な時期が続いていたものの、子どもを養育する過程で今はなき親の気持ちに気付いたとのコメントも複数寄せられました。決して遅くはありません。もし今いないとしても、思い出話などを心のなかで語りかけてみてください。繰り返すことで心が癒されていくかもしれませんよ。

文・ななみや 編集・山内ウェンディ イラスト・マメ美

【つぎ】の記事:<旦那が帰ってこない>頼りになる義父が他界。甘え上手な義母の言いなりに【前編まんが:私の気持ち】

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
亡くなった両親に会いたい