<育児のイライラ>「上の子可愛くない症候群」がおさまらない。今つらいママへ捧ぐ、経験者の後悔
子どもが二人以上いるママの中には「上の子可愛くない症候群」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。「上の子可愛くない症候群」とは俗に、下の子が生まれた後に上の子に対して「可愛くない」と感じてしまう状態のことを指します。症候群と名はついていますが、病気の名前ではありません。ママスタコミュニティにもこんな相談が寄せられました。
『上の子可愛くない症候群、いつ落ち着いた? あんなに可愛かった子に今イライラして仕方ない。そんな自分の気持ちにもイライラして泣きたくなる。上の子可愛くない症候群になってしまった人、産後どれくらいでなおりましたか?』
投稿者さんは娘さんと息子さんがいる投稿者さん。「平等に愛せなくて申し訳ない」という気持ちになってしまうそう。
いまなお上の子は可愛くない!でも自分を責めたり態度に出したりしないで
『下の子5歳、いまだなおってないよ。下の子が可愛くてたまらないのは永遠かも』
『ずっと可愛くない。どんどんそれが増すし増していく一方。そして反抗期を迎えた今、本当にキツイ』
『できるだけ態度に出ないようにしてる』
投稿者さんと同じように「上の子可愛くない症候群」を経験したママの中には、いまなお上の子に対して「可愛い」と思えていない人がいました。一方で「上の子を可愛いと思えない自分を責めなくてもいい」「態度に出さずに平等に愛する努力をすればいい」というアドバイスも。血のつながった家族だとしても、人間なので相性や好き嫌いはどうしてもあるものです。「上の子を可愛いと思えない私はおかしいのか」と悩みすぎずに、やるべきことをしてあげるべきという声がありました。
『きょうだいを作るのって本当に親のエゴだと思う』
『本当にダメだと思ってるの? いつも許してくれる上の子に甘えてるんじゃない? 嫌な思いさせられても、それでも「ママ」って言ってくれる上の子優しいよね』
『後悔してからじゃ遅いんだよね』
また「まだ小さな上の子はママがイライラしても『ママ大好き!』と言ってくれる。そんな上の子にママ自身が甘えているのでは」という厳しい意見もありました。きょうだいを産んだのは親が選択したことであり、家族としてより幸せな人生を歩むため。その事実ときちんと向き合っていけば、上の子に対するイライラも少しは収まるかもしれません。
上の子を「可愛くない」と感じる理由がわかれば対策もあるかも
『上の子が8歳だけどまだある。小さい頃の私に似ていてイライラしてしまう。不器用で無愛想で、損して苦労するのがわかってるから』
『一番上の子って常に家庭の中で一番大きい子どもから、なんか大人に感じてしまうんだよね。だから「もう○歳でしょ?」みたいに過剰な期待をしてしまう。それはすごく悪かったと今となっては思う。もっと甘えさせてあげたらよかった』
『赤ちゃんを起こすような行動は、気を引く以外に赤ちゃんの面倒を見るママをお姉ちゃんなりに真似してたり、ママを助けたくてしてたりする行動かもしれない』
上の子を「可愛くない」と感じてしまうには、きっと何かしらの理由や背景があるはずです。それがわかればイライラが抑えられる可能性があったりしかるべき対応策が取れたりするかもしれません。
場合によっては下の子を旦那さんや両親に預けて、上の子と二人きりで過ごす時間を作ることで改善することもあるでしょう。またイヤイヤしたりわざと下の子にちょっかいをかけたりしている上の子の行動も、「ただママを困らせたいのではなく、下の子のお世話で忙しいママのお手伝いをしたいのかも」と視点を変えて考えてみることをアドバイスしている人もいました。
上の子と二人きりで過ごす時間を作ってみては?上の子に対する反省や後悔はもうやめよう
『上の子を単独で見てあげると、可愛い声で可愛いことを喋って小さな手で触れてくるんだよね。上の子に腹立つときはそれを忘れてしまってる。「こんなに可愛いのになんでイライラするんだろう」って日々反省してる』
『私も一対一だとイライラせずに接することできたから、赤ちゃん旦那に預けて上の子と思い切り遊んだりしたよ。今7歳と4歳。3歳の頃の上の子のビデオとか見ると可愛すぎて、何をあんなにイライラしちゃってたのかと思うよ』
『「僕のこと可愛い? 僕のこと好き?」って言われてめっちゃ抱きしめたわ。ほんとに申し訳ない』
また「上の子可愛くない症候群」経験者のママたちから共通していたのは、「いつも反省している」「今でも後悔してる」といった声でした。
「上の子可愛くない症候群」に陥ると、上の子へのイライラと申し訳なさ、自己嫌悪などさまざまなネガティブな感情の渦に迷い込んでしまいます。そして上の子の人格形成や愛情不足も心配になりがちに。それでも上の子の行動の見方を変えたり経験者ママの後悔の念を参考にしたりすれば、今からでも上の子への接し方を変えていくことはできるはず。実際に投稿者さんも今回の相談を経て「ホルモンのせいなんだから仕方ないと私が娘に甘えてた。明日からは必ず娘に『あなたが大切なんだよ』と、言葉と態度で伝えるよ」と今後の上の子への対応を改めることを誓っていました。投稿者さんと同じように辛い思いをしている人は参考にしてみてください。
文・AKI 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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