<義母の偏見>「勉強ばかり可哀想」勉強が楽しいのも個性です!結局寂しいだけだった?【後編まんが】
前回からの続き。1年前のエピソードです。わが家の一人息子の駿(6年生)は、小学3年生から塾に通っています。本人の希望で気軽な気持ちから通いはじめたのですが、勉強が大好きな息子は塾通いを楽しみ、ついには中学受験を目指します。しかし学年が上がって塾通いが頻繁になると、義母は息子に「勉強ばかりで可哀想」と言うようになりました。わざわざ息子のやる気をなくさせるような言い方ばかりするのが気になり、私は腹を立てています。でももう受験間近。義母にかまう余裕はありません。
「小学生なのに、勉強ばっかりで可哀想に」私のほうを見ながら、これ見よがしに言ってきます。これではまるで、私が息子にムリやり勉強させているかのような言いようです。黙り込む私と息子。気まずい雰囲気を察し、「そろそろ行くか。明日も塾だしな」と旦那が言い、義母宅をあとにしました。帰り道、車中で私はモヤモヤが止まりません。義母に可哀想だとばかり言われ、気分が悪いです……。
義母の思ってもみない発言に驚きました。たしかに私は公立小学校の教員です。しかし、それとこれとは話が別です。カチンときた私は、今回ばかりはスルーできませんでした。
義母が心から納得したとは思えませんが、私や息子の気持ちは伝えられたかなと思います。
その後……。息子は見事第一志望の中学校に合格! 義母は自分も名前を知っていた有名進学校の合格に、「すごいじゃない!」と手のひらを返したような態度。
突然お祝いモードの義母についていけません……。楽しそうに笑う義母を前に水をさすのも……。結局義母は息子が以前のように訪ねて来ない寂しさを、私にぶつけていただけなのかなと思いました。一件落着、今回のことは水に流して……と言えればいいのですが。そこまでキレイな心は持っていません。おそらく私は一生忘れらず、義母が小言をぶつけてくるたび今回の件を思い出すことでしょう……。これからも義母の小言は続くかもしれませんが、私は息子の目標や夢を応援し続けていきたいと思っています。
脚本・rollingdell 作画・ゆずぽん 編集・荻野実紀子