<知名度が低い?>節分の日に「ヒイラギ鰯」を飾っている?そもそも何か知っている人はいる?
2月3日の節分の日に「鬼は外〜、福は内」と子どもと一緒に豆まきをするご家庭は多いのではないでしょうか。そもそも節分ってなんでしょう。本来「節分」とは、立春、立夏、立秋、立冬といった季節の分かれ目の前日を指していたようですが、近年は立春の前日だけ「節分」としているようですね。ママスタコミュニティにも節分についてあるママから投稿が寄せられたので紹介します。
『うちの義母から「毎年ちゃんと「ヒイラギ鰯(いわし)」をやらないと子どもの教育に良くない」と言われている。トイレに鰯の頭をさしたものを飾るから傷んでカビとか生えるし、時間が経つとモロモロと崩れてきて不衛生で嫌なんだよね。今時やっている家なんてあるの? 「豆まき」と「恵方巻き」で十分じゃない?』
投稿者さんは、節分の日に「豆まき」と「恵方巻き」は取り入れているようですが、「ヒイラギ鰯」は衛生面で抵抗があり避けたいと考えているようです。「ヒイラギ鰯」とは、ヒイラギの枝に鰯の頭を刺したものを戸口に飾る風習で、ヒイラギのトゲと鰯の匂いで鬼を寄せ付けないようにする伝統文化の一つ。「ヒイラギ鰯」を飾らないまでも、西日本では節分の日に鰯を食べる風習が残っているようですよ。ママスタコミュニティのママたちはどうでしょう。ママたちの声を紹介します。
「ヒイラギ鰯」を飾っているママたちの声
『やっていますよ。季節の行事って大切だと思っているので』
『やるよ。玄関の外だけだけれど。焼き鰯じゃなくて、スーパーで売っているものを使っている(ヒイラギに小さな煮干しがついている)。近所に野良猫がいるから、食べられちゃうかなって思うけど、見向きもしないわ』
『うちは節分に鰯を食べるようにしているけれど、飾りはしない』
節分の日に「飾っている」、もしくは「鰯を食べている」ママたちから少数ながらも声が寄せられました。なかには「保育園で子どもが教わってきた」といったコメントをくれたママもいました。もしかしたら、地域によってもする・しないがあるかもしれませんね。
「ヒイラギ鰯」は知らない、見たことがないママ続出
『見たことない。これが家の中にあるなら臭そう』
『見たことないし、聞いたこともない。初めて知った』
『数日前、その話に旦那としていたところです。東北出身の旦那が言うには、昔、友達の家や親戚の家にもあったみたいです。北海道出身の私は「何のこと?」かわからなくてネットで見たらやっぱり知らなかった』
『父母は東京出身ですが、実家でも都内の祖父母宅でも見たことないです。豆まきだけだったような気がする』
一方、「ヒイラギ鰯」の風習を知らないママから続々とコメントが寄せられました。「東北でも風習はあった」とコメントをくれたママもいました。みなさん「豆まき」「恵方巻き」はよくご存じのようですが、「ヒイラギ鰯」は存在すら知らないママが多いようです。
知っていたが、飾る場所は玄関まわり!?
『鬼が外から入って来ないように玄関周りに刺すものだと思っていたよ。家の中は嫌かも』
『これって外に刺すんじゃないの?』
『たしか、匂いを嫌がるとかだったよね? 家の中までは聞いたことも見たこともない』
「ヒイラギ鰯」を飾る場所についてコメントをくれたママもいました。投稿者さんはトイレに飾るよう義母から言われているようですが、「玄関まわりに飾るのでは?」とツッコミが他のママから入りました。正月に飾る「しめ飾り」のように、戸口に飾ると認識している人が多いようです。筆者も子どもが通っていた保育園の門に「ヒイラギ鰯」が飾られていたので、戸口に飾るものと認識していましたが、みなさんの地域ではいかがでしょうか。
鬼退治のために総力戦で行う年もあっていい?
ママスタコミュニティのママたちの間では知名度の低かった「ヒイラギ鰯」。「匂いがキツそう」「野良猫に食べられそう」と抵抗を感じるママが多いようです。その点、他の節分の風習「豆まき」や「恵方巻き」は現代の生活には馴染みやすく伝承されているのではないでしょうか。ママたちの認知度の低い「ヒイラギ鰯」ですが、同じく西日本の風習だった「恵方巻き」は、今は全国に広まりつつありますよね。売りやすさからかスーパーやコンビニで大々的に売られるようになった経緯もありそうです。筆者もこれまでお店で「ヒイラギ鰯」を見かけたことがなかったのですが、先日都内のあるスーパーで発見! 「ヒイラギ鰯」がセットされた状態で売られていましたよ。他のママが寄せてくれたように、小さなカタクチいわしがヒイラギに刺さっていて、これなら猫がよりつくことなく、安心して飾れそうに感じましたがいかがでしょう。
節分の風習は「豆まき」「恵方巻き」「ヒイラギ鰯」と盛りだくさんで、簡単に済ます家庭も多いかもしれませんが、フルセットでやってみる年があってもいいかもしれません。寒さが続き、体調を壊しやすい時期に、先人たちが思いめぐらし、始めた風習かもしれませんよね。普段忙しい日常を過ごしているとつい季節を忘れがちなので、気を引き締める意味でも、フルに季節の行事を大切する年があってもいいですね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ
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