<制服クレクレとは>制服のお下がりをお願いしてきた「クレクレ」常習のママへ、波風が立たない断り方は?
制服がある幼稚園や小学校、中学校に子どもが通っていると、卒園や卒業のタイミングで制服が不要になってきます。そうすると、制服を使う年齢の子どもがいるママからお下がりをお願いされることも。ママスタコミュニティに投稿者をくれたあるママにも、「お下がり問題」がでてきたようです。
『「幼稚園の制服をください」と、また言われそう。お礼がほしいとかではないけれど、上の子のときも「制服クレクレ」をされ、あげて後悔。お礼が100円ショップで買ったお菓子3個。みんなは「制服クレクレ」をどう思う? どうやって断れば波風が立たない?』
「使わなくなる制服をください」などとお下がりをお願いされる、制服の「クレクレ」問題。使わなくなる人からお下がりを申し出るのでなく、欲しがる人からいきなり求められる話なので、あまり良い気分にならない人も多いのかもしれませんね。他のママたちは、このように制服を「クレクレ」する人のことをどう考えているのでしょうか?
制服の「クレクレ」、みんなはどう思う?
まずはお下がりを求めることに、図々しさを感じてしまうママたちのコメントから。
『制服クレクレなんて、図々しいにもほどがあるよね』
『お下がりは、くれる人から「使う?」と聞かれてもらうものだと思っていた。「お下がり下さい」と言われてびっくりした』
『いらないものでも、図々しい人にはあげたくないのが人間だよね。どうせなら気持ちよく譲りたい』
たとえ今後使わないものだったとしても、ものには思い出も詰まっています。そのため簡単に「ください」と言うのは、相手の気持ちを考えないことにつながってしまうのではないでしょうか。人からものをもらうならば相手より提案があってからの話、といった意見も少なくありませんでした。しかしその一方で、「使わないものならばあげてもいいのでは?」と考えるママも一定数いるようです。
『結局それどうするの? 捨てるの? 捨てるならあげれば?』
『制服なんてとっておいてどうするの? 私なんて体操着から指定のバッグまで速攻であげてしまう。「良かったら誰かにあげて」とお伺いしてくる人もいるのに』
制服は、卒業すれば今後使うことがないので、どこかのタイミングで処分することになります。いずれ手放すことになるならば、使いたい人がいるときのほうが、捨てずにすみますよね。まだまだ使える制服でしょうし、「捨ててしまうなんてもったいない」と考えることもできそうです。
なぜ制服をあげたくないの?
『制服だよ。着古していても新品の制服は値段が高いから、お返しが数百円なんて申し訳ない』
『うちもいとこに言われそう。小学校は学区が違うけれど中学校は一緒で、ちょうど入れ替わりなんだよね。ちなみに仲良くしている訳ではない。まぁ断るけれど。なんでよその家の節約に手を貸さなければならないの?』
制服をあげたくない気持ちになるのは、制服が高価なものであることが関係している場合もあるようです。自分は何万円も出して買ったものなのに、それをタダでもらうなんて不公平だと思ってしまうのではないでしょうか。あるいは、なんだか自分が損をしたかのような気持ちになってしまうこともあるのかもしれません。もし制服を買うために貯金や節約をしていたのであれば、それをせず簡単に制服を手に入れようとすることを「ずるい」と捉えても、決して不思議なことではないですよね。
お金のことはさておいても、思い出の詰まった制服をしばらく手元に置いておきたい場合もあるでしょう。もし制服をあげたくないと思った場合、なにか良い断り方はあるのでしょうか?
制服の「クレクレ」はどうやって断る?
『記念にとっておくと言ったほうが丸く収まると思う』
『普通に、「子どもがまだ持っていたいと言うので期待にお応えできない」で良いのでは?』
『私は、旦那がそういうことを嫌うからと言って断っている』
コメントをくれたママのように、「記念にとっておきたい」と言って断ると、波風を立てずに断れるのかもしれませんね。制服は子どもがずっと使っていたもの、思い出がたくさん詰まっている記念の品ですよね。相手も子どもがいる親、断る側の気持ちも理解できるのではないでしょうか。また旦那さんを理由にするのも手です。「自分はあげても良いと思っているけれど」というニュアンスが含まれているので、今後の付き合いに支障が出にくいのではないでしょうか。
きちんと断るためには、多少の「嘘」も許されるのでは?
もしも投稿者さんのように制服のお下がりを渡したくないときには、きちんと断ったほうが今後自分のためになるのではないでしょうか。一度お下がりをあげてしまうと、また同じようにお願いされる可能性があります。制服に限らず、学校で使うものがある度にお願いされる、そんな状況になってしまったらさすがに嫌ですよね。とはいえ断る口実やその後の付き合いを考えると、なんだか悩ましい気持ちになってしまうこともあるでしょう。
そんなときには、ある程度の「嘘」も許されるのではないでしょうか。ママたちからのアドバイスにもありましたが、「記念にとっておきたい」「旦那がダメと言う」「先約がある」など、通用しそうなものにはさまざまなものがあります。もし制服をあげたくないのが親としての正直な気持ちならば、それに従うのは決して悪いことではありません。波風を立てないようにしつつ、気遣いのある嘘で断るのも、ひとつの優しさなのではないでしょうか。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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