<お手紙交換トラブル>【後編】真の悩みは娘の仲間外れ!みんなに従うか親の方針を貫くか、それとも……
前回からの続き。「友達とのお手紙交換での悩みごとを、担任の先生に頼るのはモンペなのか」とママたちへ質問した投稿者さん。この問いかけに対して、「親も関わっていることについてのトラブルを、教育現場に任せるのはよくない」と多数の反対意見が寄せられました。
ところが娘さんは、ちゃんとママとの約束事を守ってお手紙交換をしていました。問題の発端は、子どもたちが便せんのかわいさや種類を競うようになったことだったのです。そのせいで娘さんは、仲間外れにされることがあったのだとか……。投稿者さんの真の悩みにママたちの見方も変わり、これまでとは異なる声が寄せられました。
先生に「相談」するならよいのでは
『「お友達と同じようにしないと仲間外れにされるみたいで困っているんです」って相談なら、園にしてみてもいいんじゃない?』
先生へ一任することに反対のママが多かったものの、相談であればという声も。「娘さんへの仲間外れ」が実際にあるならば、一刻も早く解決する必要がありますよね。
『仲間外れにする子を指導するようにしないと、根本解決にはならんよね? 仲間外れにされたくないからお手紙交換がエスカレートしているわけだし』
自分たちの意に沿わない子を仲間外れにしてはいけないと、大人たちが教育することは大切です。
お手紙交換に伴うトラブルは珍しくはない
「私的な問題に先生を巻き込まないで」といった声が多かったものの、お手紙交換にルールを設ける園の情報も寄せられました。
『今月のお便りに、お手紙交換の返事要求やレターセットやシールなどお金をかけないなどと書いてあった。先生に相談した人がいたみたいね』
『隣のクラスで保護者から相談があったとかで、うちのクラスまで禁止になったわ。
娘たちはお手紙交換は折り紙で、ってルールを作って楽しくやっていたし、交換も園舎に入る前かお迎えのときにしていたのに』
保護者の相談によって園が厳しい判断を下すことは珍しくないよう。もしも自分が先生に連絡したことを他のママたちに知られたらと想像して、相談することをためらう人もいそうですよね。
一方で、見知らぬ相談者のおかげで「助かった!」と喜ぶコメントも届いています。
『うちもプレゼント付きのお手紙交換がエスカレートして困っていたけど、誰かがやっぱり園に言ったみたいで、禁止になって助かったよ。モンペなんて思わないよ』
全ての人が納得できる行動を取ることは難しいと割り切って、自分が何を最優先にするのかを考えて園に相談するという考え方もあるのではないでしょうか。
「郷に入っては郷に従え」の気持ちで楽しんでみる
先生に頼らないためのアイデアも続々と届いていますのでいくつかご紹介します。
『5種類くらいのレターセットを買ってきて、それを使い回したらいい。なくなったらまた5セット買えばお友達から「いつも同じ」とは言われないし、娘さんも気分が上がるだろうし』
娘さんが便箋の絵柄を選べることはワクワクするとともに、自分で決断したとの自信につながるかもしれません。「楽しむこと」を勧める声はほかにもありました。
『きれいな折り紙とマスキングテープで封筒を作ったり、余ったお年玉のポチ袋を使ったり。工夫したらいいじゃない。楽しんだもん勝ちだよー』
市販の商品に身近な材料を加えて違う印象にするなど工夫したり、ひらめいたアイデアを試してみたりすることも楽しそうですよね。とはいえ投稿者さんの場合は……。
再度、家庭で話し合うなら異なる視点にも立ってみて
『お洒落でかわいいアイテムがそろった100円ショップの物を持ってきた子がチヤホヤされます。人とかぶるものは避けるので、シールで差をつけたり折り方にも差をつけたり……。もうそういうのに疲れちゃったし本質を見失っているので、もう一度家庭で話してみますね』
自慢合戦に至ってしまったのは、もともとは相手に喜んでほしいという気持ちで工夫を凝らした結果なのでしょう。しかし度を超えてしまい、投稿者のママの負担になっている様子。雑貨などのアレンジが好きな人にとっては楽しいこともありますが、義務のようになったら気が重くなって疲れてしまうことがありますよね。
投稿者さんは、再度家庭での話し合いを試みることにしたようです。また、投稿者さんの気持ちが軽くなるようなコメントも届いています。
『そのうち飽きたり、ブームが少し落ち着いたり、お手紙合戦をやらないお友達とも遊ぶようになったりするよ。うちは、たまにお返事を書くぐらいに減ってきたよ』
お手紙交換のブームはいずれ落ち着くでしょうし、今まで接点のなかったお友達との交流ができるようになるかもしれません。しばらく様子を見るのも一つの手ではないでしょうか。
まずは家庭で方針を決めて、お手紙交換のルールを子どもと話し合うとの意見が大半を占めました。先生を頼りたくなった場合は、問題解決を一任せずに相談の形を取ると悪い印象を持たれにくいようです。
子育てのなかで何が正解なのか迷うことは多々ありますよね。割り切って楽しむ、しばらく様子を見る、子どもの気持ちも汲むなど新たな発想を取り入れてみたら、ハッピーな結末が見えるかもしれません。お子さんが楽しい園生活を送れるよういろいろ試してみませんか!
【つぎ】の記事:<参観や保護者懇談で学校に行くと疲れてしまう>【前編】夕飯を作る元気もないママたち
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- 幼稚園、お手紙交換エスカレート